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『タイムマシンにおねがい』(サディスティック・ミカ・バンド)の音域

こんにちは。今回はサディスティック・ミカ・バンドの『タイムマシンにおねがい』(1974)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回は相川七瀬さんが2023年にカバーしたバージョンを音源として添付しています。


『タイムマシンにおねがい』(サディスティック・ミカ・バンド)
『タイムマシンにおねがい』(サディスティック・ミカ・バンド)の音域






【地声最低音】mid2A(A3) ※Aメロで計15回

★遠m2G#–hiA[い[むか]しが好きなm2A[ら]【Aメロ】
★hiA–m2F#[はる]か]な[化]せC#–m2A[き[の]F#[じ]だ[いA[よ]


【地声最高音】hiB(B4) ※全体で39回(最後の繰返しを考慮すると57回)

★hiB[さあ]不思議B–A#[なゆ]め[と])【Aメロ】
★m2F#[ジュラ期の世界が]A–hiB[拡[が]り]
★hiB[ティラノザウルスお散歩]アハA[ハン]
★2F#–hiA–hiB^[好きな時代に[行け[る]わ] [ah] ah【サビ】
★m2G#[タイムマシン]にhiB–A^[お]ね[がい]ぃ])

 まず、『タイムマシンにおねがい』についてです。この楽曲は、1974年にロックバンドのサディスティック・ミカ・バンドよりリリースされたシングル作品です。同バンドの代表的な作品であり、カバーなども多くなされています。作詞は松山猛さん、作曲はギター&ボーカルの加藤和彦さんによりなされました。ボーカルは加藤さんの当時の妻であるミカさんが担当しています。
 同曲は2006年にバンドが再々結成された際に、『タイムマシンにお願い(2006 Version)』として発表されました。ボーカルは歌手の木村カエラさんが担当しています。CMなどでもよく流れ、アルバムも好セールス(CDとして10万枚超の売上)を記録したため、そのバージョンをよく知っているという人も多いかもしれません。ちなみに、今回の音域調査は、この木村カエラさんの歌唱に準拠して調査してます(基本的な部分はほとんど同じですが)。
 

 『タイムマシンにおねがい』の音域的な特徴についてです。同曲は、大よそ女性の音域の範囲内で歌メロが作られています。一般的な女性が原曲キーで歌唱しうる曲です(ただ、人によっては少しキーをサ調整してもよい)。
 今回の楽曲はAメロとサビから構成され、全体的にhiA~hiBなどの中高音がよく見られます。メロもシンプルで歌いやすそうですが、hiBの回数の多さなどを考慮すると、少しキーを下げてもよいかもしれません。その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。低音は標準的ですが、高音が得意な人は少しキーを上げたもよいと思います
  今回はロック色が強いため、そうした歌唱が得意な人だとより歌いやすいと思います(声が明るく、ガーリーな声質の人だと、声優の豊崎愛生さんのカバーも参考になるかも)。

 男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから4~7つ程度下げてみてください。また、男性歌手の福山雅治さんは原キーから9つ下げたキーでカバーしたことがあるため、その辺も参考になるかもしれません。「高音域が非常に得意な男性」などは原キーで歌唱しうるかもしれませんが、それでも若干キーを下げた方がより安定すると私は考えています。



 最後に『タイムマシンにおねがい』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid2AはAメロを中心に計15回程度登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、低音の回数などを考慮すると、「高音域が非常に得意な女性」などはキーを上げてもよいと思います。

 次に、地声最高音hiBは全体を通して39回登場します(アウトロの繰返しを含めると57回)。 これに次ぐ地声高音としては、hiAがピークとなる場面が計12回登場します。こうした点を考慮するとおおよそ一般的な女性の音域の範囲内といえそうです。一方で、hiBの登場回数が多いことを考えると、人によっては少しキーを下げるのもよいと思います。キーを下げるときは、原キーから1~2つ程度下げてみてください。


 『タイムマシンにおねがい』は低音域に余地があり、キー下げは可能です(キー上げも可能)。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。一方、今回は最高音と最低音の回数が多いため、ビギナーなどは一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。慣れないうちは、あまり完璧にしようとしないことも重要かもしれません。
 今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもおススメです。ノリの良いバンド曲であり、カラオケなどにも合うと思います(ビギナー向けの練習曲にも悪くないと思います)。

 『タイムマシンにおねがい』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G#~hiBといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は全体を通してこれらが登場します。また、低音もおおよそ票ジュ的です。また、1番サビ終了後に35秒超の間奏があるため、いくらか負担が軽減されます。
 こうした点を考慮すると、「標準よりやや低め~高めの女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は分析しました。「高音域が得意(or非常に得意)な女性」も原キーで歌唱しうるのですが、人によっては少しキーを上げてもよいかもしれません。

【まとめ】

①全体的にノリがよく中高音が多い(ただ高音は見た目よりは歌いやすい)
②原キーだと「標準よりやや低め~高めの女性」などに合いうる
③キー調整は可。ビギナー向けの練習曲のもよい(一部歌いにくいかもだが)
④メロ自体も分かりやすい。ノリの良いバンド曲でカラオケ向き
⑤声を張った歌唱に慣れている人の方が歌いやすいかも

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