なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルなどで音源やライブ映像が公開されておりません。よって、当ブログにおいても添付動画はありません。また、私が愛用しているSpotifyなどストリーミングサービスも、2022年8月現在は行われていないようです。
『ターゲット〜赤い衝撃〜』(和田光司)、Target~Akai Shougeki~(Kouji Wada)
【地声最低音】mid1F(F3)
★フルスピm1F[ードで ま]m2D#[わ]り始めたストーリー【Aメロ】
★赤くだm1F[いち 染]め上[げ]る
【地声最高音】mid2G(G4) ※サビを中心に頻出(全体で30回程度)
★立m2F[ち]上m2G[がれ] [ゆ]うしゃは僕の中にいる【サビ】
★(そびえ立つターゲット) 負ける訳にはいかm2G[ない]
★m2G–m2F[あ]つ]いG[バ]ト]ル[起]G[こせ]
【補足】mid2D(一部のみ)~mid2Fを含むフレーズ一覧
★m2D–m2F[僕ら[の]手]です[く]い出そう【Aメロ】
★果てしm2D[な]く 続くさかみm2F[ち]を【Bメロ】
★今 思いm2F–m2D#[き]り 駆]け抜けF[て] [ファーア]ウェ[イ]エ[イ]エ
まず、『ターゲット〜赤い衝撃〜』についてです。この楽曲は、2000年に男性歌手の和田光司さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2001年の『all of my mind』に収録されております。同アルバムには、代表曲『Butter-Fly』(過去記事)などが収録されております。
さて、『ターゲット〜赤い衝撃〜』はテレビアニメ『デジモンアドベンチャー02』のオープニングテーマとしてタイアップが付き、広く知られるようになりました。同作は和田さんとしては最大のヒット曲であり、今でもカラオケなどで歌われる方も多いのではないかと思います。
『ターゲット』はアップテンポのバンド曲です。AメロBメロサビと展開しますが、アニメソングということもあり、全体的に元気がいい楽曲です。ちなみに、間奏では7拍子が用いられており、アレンジ面でも耳に残ります。
同曲の音域的な特徴についてです。『ターゲット』は男性曲としては標準的か、もしくはやや高めのレンジで歌メロが作られております(明確に「高め」といってもよいかも)。一般的には少しキーを下げても良いのはないかと私は推測しました。
同曲は、アニソンのオープニング曲ということもあってか、全体的にテンションが高い分、地声最低音も比較的高めになっております。その分、mid2D~mid2G辺りの中高音域の頻度が高く、ある程度カラオケに自身がある方でも体力が求められそうです。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいと思います。上図を見ると、原曲キーも行けなくもなさそうですが、mid1F,mid1G辺りの頻度が意外と多いので、女性だとかなり低音感を感じやすいのではないかと思います。
最後に『ターゲット〜赤い衝撃〜』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】mid2G(G4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内(もしくはやや高め)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Fについては、Aメロで登場します。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内です。ただ、女性にとっては低いレンジとなります。mid1G等も比較的多いので、女性は通常はキーを上げた方が良さそうです。
次に、地声最高音mid2Gはサビで登場します。登場回数は非常に多く、全体で30回前後になります。このmid2Gは一般的な男性の音域の範囲内といわれることが多いですが、今回は登場回数が非常に多いです。そのため、通常はキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私は推測しました。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみてください。
ちなみに、『ターゲット』を原曲キーで歌唱する場合、「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な男性」などがマッチしやすいのではないかと思います。先述のように、mid2D~mid2G辺りの中高音域の頻度が高いですので、スタミナは不可欠になりそうです。
『ターゲット』は音域そのものはそこまで広くないですので、キー下げはしやすいです。また、歌い慣れた人はもちろんですが、ビギナーなども比較的取っ付きやすいのではないかと思います。ただ、キー調整しやすいからといって、歌い慣れてない人がすぐに原曲のように歌えるわけではありません。そのため、努力を積み重ねてください。
『ターゲット』は元気のいいバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすそうです。アニメのオープニング曲ということもあり、愛着を持たれている方も多いと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。