当ブログでは、楽曲を記事にする際、偏らないように同じ歌手でも1ヶ月程度は間隔をあけるように意識しています。今回は例外的だと考えて頂ければ幸いです(時々こういうことがあります)。
ちなみに、今回はラストサビ冒頭については、厳密にいうとhihiに達する非常に高い音が出ております。ただ、この辺りの音程に固執するのは現実的ではないと考え、今回はそこまではこだわっていません。その点についてはご了承ください。
『逆光(ウタ from ONE PIECE FILM RED)』(Ado)、Gyakkou(Uta from ONE PIECE FILM RED)(Ado)
【地声最低音】mid1G#(G#3)
★G#[や]るせない恨みはアイツのためm2A#[に 置い]てきた[の]m1G#[さ]【Aメロ】
★あんm1G#[たらわ]かっ[ちゃ]ない[だ]ろ 本当[にい]たむ[孤]独を【Bメロ】
【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で1回
★いhiA#[ま]だ[け]た[が]hiC#地–hiC[外し]てき][て]【1番Bメロ】
※ラストサビの高音はhiB、1番2番サビの高音はhiA#(登場頻度は高い)
【裏声最高音】mid2G#(G#5)
★m2G#裏[もつれてし]まった心は (解っている今でも)【2番Bメロ】
【補足】mid2G#~hiBを含むフレーズ一覧
★散々な思い出hiA#[は]悲しみを穿つほど【Aメロ】
★もう、怒りねhiA#–m2G#[がっ]た]言葉は 崩れ、へA#[たっ][て]しまったが【Dメロ】
☆もうhiB–hiA[怒]り[よ] ま[た] B[悪]党]ぶっ飛[ばし]て【ラストサビ[転調+1]】
★もう眠くはm2G[ない]や×3 もう悲しく[ない]さ hiA[ない]さ
★(もう寂しくないさ ないさ) hiA–hiB[逆光よ[ぉぉぉ]
※☆の【もう、怒りよ】の部分は、厳密にはかなり高い音が出てます。
まず、『逆光(ウタ from ONE PIECE FILM RED)』についてです(以下、『逆光』)。この楽曲は、2022年に女性歌手のAdoさんによりリリースされたシングル作品です。アルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』の先行シングルとして、配信リリースされました。
『逆光』は先述のように、『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌として書き下ろされました。同作の劇中歌は、中田ヤスタカさんによる『新時代』(過去記事)、Mrs. GREEN APPLEによる『私は最強』(過去記事)、FAKE TYPE.の『ウタカタララバイ』など話題曲が多く生まれております。『逆光』についても、作詞作曲アレンジをVaundyさんが手掛けており、既にYouTube公式チャンネルで2000万回を超える再生回数を記録しております。
『逆光』はアップテンポのバンド曲です。ギターが印象的な作品であり、ハードロックのようなニュアンスのリフもあります。ONE PIECEの主題歌としては、以前にGLIM SPANKYが『怒りをくれよ』という作品を書き下ろしているのですが、この曲も意識したのではないかと私自身は感じました。ONE PIECEは連載から25年以上の年月が経っておりますが、ロックが好きな中高年世代にも刺さりうる楽曲なのではないかと思います。
『逆光』の音域的な特徴についてです。同曲は、おおよそ女性の音域の範囲内で歌メロが作られております。音域という点では比較的取っつきやすいということになります。また、低音域に余地があり、キー下げも可能です。
ただ、私なりの解釈ですが、『逆光』の肝は、音程よりもむしろAdoさんの刺々しい発声にあると思います。ロックやハードコアなどの楽曲に親しんでいる方の方が、原曲のような表現に近づきやすいと私は分析しました(Adoさん自身もシャウトボイスで発声している場面があります)。また、高音域が得意な男性が意外と合いやすいかもしれません。凛として時雨、マキシマム・ザ・ホルモン、ONE OK ROCKなどが好きな方はチャンスがありそうです。
最後に『逆光(ウタ from ONE PIECE FILM RED)』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】mid2G#(G#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内(もしくは少し高め)で歌メロが作られております。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiC#は1番Bメロで1回だけ登場します。このhiC#辺りは、女性の音域としては比較的克服しやすいですが、歌い慣れていないと上手くコントロールされた発声になりにくいです。
同曲はラストサビで転調し、キーが1つ上がります。そのため、通常のサビではhiA#、ラストサビではhiBが高音域として多く登場します。この辺りは女性の音域の範囲内であり、比較的克服しやすいです。ただ、先述のように、Adoさんのような刺々しい発声で歌いこなすには力が求められます。
また、高音域が得意な女性の場合は、もしかしたらキーを上げた方がより歌いやすいかもしれません。実際に各々歌唱してみて、ちょうど良さそうなところを探してみてください。
『逆光』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することができそうです。また、ビギナーなども比較的マッチしやすいのではないかと思います。ただ、繰り返し申し上げておりますが、同曲はAdoさんの尖った発声が重要な表現となっております。こうした表現はすぐにできないと思います。Adoさんのように歌いこなしたい人であっても、慣れないうちは自分が歌いやすいように歌唱してもよいと思います。
『逆光』を原曲キーで歌唱する場合、hiB,hiC#辺りがしっかり歌いこなせる力が求められます。同曲はAdoさんのシャウト気味のボーカルが魅力的な作品です。原曲キーの場合は、「標準よりやや低め~標準的な音域の女性」などが合いやすそうです。また、Adoさんの声質などを考えると、「高音域が非常に得意な男性」などもマッチしやすいのではないかと思います。
『逆光』はアップテンポのバンド曲であり、歌いこなせるとカッコいいのではないかと思います。音域自体はそこまで高くないので、表現の参考にもなりやすいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
☆もうhiB–hiA[怒]り[よ] ま[た] B[悪]党]ぶっ飛[ばし]て【ラストサビ[転調+1]】
★もう眠くはm2G[ない]や×3 もう悲しく[ない]さ hiA[ない]さ
★(もう寂しくないさ ないさ) hiA–hiB[逆光よ[ぉぉぉ]
※☆の【もう、怒りよ】の部分は、厳密にはかなり高い音が出てます。
まず、『逆光(ウタ from ONE PIECE FILM RED)』についてです(以下、『逆光』)。この楽曲は、2022年に女性歌手のAdoさんによりリリースされたシングル作品です。アルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』の先行シングルとして、配信リリースされました。
『逆光』は先述のように、『ONE PIECE FILM RED』の劇中歌として書き下ろされました。同作の劇中歌は、中田ヤスタカさんによる『新時代』(過去記事)、Mrs. GREEN APPLEによる『私は最強』(過去記事)、FAKE TYPE.の『ウタカタララバイ』など話題曲が多く生まれております。『逆光』についても、作詞作曲アレンジをVaundyさんが手掛けており、既にYouTube公式チャンネルで2000万回を超える再生回数を記録しております。
『逆光』はアップテンポのバンド曲です。ギターが印象的な作品であり、ハードロックのようなニュアンスのリフもあります。ONE PIECEの主題歌としては、以前にGLIM SPANKYが『怒りをくれよ』という作品を書き下ろしているのですが、この曲も意識したのではないかと私自身は感じました。ONE PIECEは連載から25年以上の年月が経っておりますが、ロックが好きな中高年世代にも刺さりうる楽曲なのではないかと思います。
『逆光』の音域的な特徴についてです。同曲は、おおよそ女性の音域の範囲内で歌メロが作られております。音域という点では比較的取っつきやすいということになります。また、低音域に余地があり、キー下げも可能です。
ただ、私なりの解釈ですが、『逆光』の肝は、音程よりもむしろAdoさんの刺々しい発声にあると思います。ロックやハードコアなどの楽曲に親しんでいる方の方が、原曲のような表現に近づきやすいと私は分析しました(Adoさん自身もシャウトボイスで発声している場面があります)。また、高音域が得意な男性が意外と合いやすいかもしれません。凛として時雨、マキシマム・ザ・ホルモン、ONE OK ROCKなどが好きな方はチャンスがありそうです。
最後に『逆光(ウタ from ONE PIECE FILM RED)』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G#(G#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】mid2G#(G#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内(もしくは少し高め)で歌メロが作られております。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiC#は1番Bメロで1回だけ登場します。このhiC#辺りは、女性の音域としては比較的克服しやすいですが、歌い慣れていないと上手くコントロールされた発声になりにくいです。
同曲はラストサビで転調し、キーが1つ上がります。そのため、通常のサビではhiA#、ラストサビではhiBが高音域として多く登場します。この辺りは女性の音域の範囲内であり、比較的克服しやすいです。ただ、先述のように、Adoさんのような刺々しい発声で歌いこなすには力が求められます。
また、高音域が得意な女性の場合は、もしかしたらキーを上げた方がより歌いやすいかもしれません。実際に各々歌唱してみて、ちょうど良さそうなところを探してみてください。
『逆光』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに調整することができそうです。また、ビギナーなども比較的マッチしやすいのではないかと思います。ただ、繰り返し申し上げておりますが、同曲はAdoさんの尖った発声が重要な表現となっております。こうした表現はすぐにできないと思います。Adoさんのように歌いこなしたい人であっても、慣れないうちは自分が歌いやすいように歌唱してもよいと思います。
『逆光』を原曲キーで歌唱する場合、hiB,hiC#辺りがしっかり歌いこなせる力が求められます。同曲はAdoさんのシャウト気味のボーカルが魅力的な作品です。原曲キーの場合は、「標準よりやや低め~標準的な音域の女性」などが合いやすそうです。また、Adoさんの声質などを考えると、「高音域が非常に得意な男性」などもマッチしやすいのではないかと思います。
『逆光』はアップテンポのバンド曲であり、歌いこなせるとカッコいいのではないかと思います。音域自体はそこまで高くないので、表現の参考にもなりやすいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。