『新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)』(Ado)、Shinjidai(Uta from ONE PIECE FILM RED),(Ado)
【地声最低音】mid1E(E3) ※全体で2回
★ジャマモノ やなもの なんて消しm1G[て]【Aメロ】
★この世とメタモルフォーゼしようぜ ミューm1G[ジック]
★いつまでも終わりがm2G裏[来]ないようにっm1E[て] この歌を歌うよ
【地声最高音】hiD(D5) ※曲全体12回
★hiD–hiC–hiB–hiA[新]じ]だ]い]はこの未A[来]だ【サビ】
★(変えてしまえば) 変hiA–hiB[え[てし]まえhiD地[ば]【ラストサビ】
★(夢を見せるよ 夢を見せるよ) 新hiD–hiC–hiB[じ]だ]い]だ
【裏声最高音】hiF#(F#5) ※全体で1回
★変hiA–hiB裏[え[てし]まえば 変A–B[え[てし]まえhiF#裏[ば]【頭サビ】
【補足】mid2G~hiCを含むフレーズ一覧
★Do you wanna m2G[play?] リアル[ゲーム] ギリギ[リ] hiB[つ]な渡りみたいな旋律【Bメロ】
★I wanna hiB[be] free 見えるよ[し]ん時代が
★世界の向hiB[こう]へ さあ行くよ B–hiC[New[World]
※サビ後のフェイクで1番高いところはhiG(添付動画の1:59辺り)
まず、『新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)』についてです(以下、『新時代』)。この楽曲は、2022年に女性歌手のAdoさんによりリリースされたシングル作品です。現在配信限定のシングルであり、8月にリリース予定のアルバム『ウタの歌 ONE PIECE FILM RED』収録予定です。
『新時代』は尾田栄一郎さんの同名漫画を原作としたアニメ映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌として書き下ろされました。作詞作曲編曲は、Perfumeやきゃりーぱみゅぱみゅさんなどのプロデューサーである中田ヤスタカさんによりなされております。Adoさんは、キャラクター・ウタの歌唱キャストとして同作に出演しており、劇中歌なども披露されます。劇中歌についても、Mrs. GREEN APPLE、Vaundy、FAKE TYPE.、澤野弘之さんなどが担当しており、非常に豪華です(いずれも8月のアルバムに収録予定)。
『新時代』は頭サビで歌メロが始まり、AメロBメロサビと展開します。同曲は2番までの構成で、J-POPでよくある最後のサビがありません。ただ、その分全体としてコンパクトに収まっており、演奏時間も4分弱です。楽曲を中田ヤスタカさんが担当されているということもあり、メロディーやアレンジ、ダンスなどに、きゃりーぱみゅぱみゅさんやPerfumeへのオマージュを感じます。
『新時代』の音域的な特徴についてです。同曲は、地声のhiDが多く登場する等、女性の声域としては高めのレンジで歌メロが作られております。反面、低音域もmid1Eと低く、通常はキー下げはしにくいです。
私なりの印象ですが、Adoさんの地声hiD,hiCなどはロックやソウルの趣きを感じます。そのため、椎名林檎さんやSuperflyなどの楽曲を歌う方などは、この地声hiDなども克服しやすいのではないかと思います。女性はもちろんですが、意外と「高音域が非常に得意な男性」なども合いやすいかもしれません。
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最後に『新時代』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Eについては、Aメロで1回ずつ登場します。この辺りは女性の音域としてはかなり低いのです。ただ、登場回数は多くないため、「慣れないうちはmid1Eはあまり気にしない」というのもよいと思います。mid1Eに次ぐ低音はmid1Gですので、全体的にみると、低音感はそこまでないと思います(高音域が得意な人は若干低く感じるかも)。
次に、地声最高音hiDについてはサビで登場します。登場回数は12回程度と多めです。この辺りは女性の音域としては高めの音階になります。そのため、高音域が苦手な女性などはキーを下げた方が歌い易くなります(低音域は辛くなりますが)。
このhiDについては、Adoさんはソウルやロックのように声を張って歌唱されております。ロック系の楽曲などが得意な方はhiDなどは意外と歌いやすいかもしれません。ONE OK ROCKなどが得意な男性なども意外とチャンスがあるのではないかと私は感じました。ただ、高音以外でも器用な裏声が使われており、力量が求められます。
『新時代』は音域自体がかなり広く、一般的にはキー下げには向きにくいです。ただ、先述のように最低音のmid1EはAメロで1回ずつしか登場しませんので、そこを犠牲にしてキーを下げるということもアリではないかと思います。例えば、「Aメロは曖昧でもいいので、Bメロやサビは頑張る」というように、場面ごとに練習の強弱を付けてもよいと私は感じました。
『新時代』を原曲キーで歌唱する場合、地声のhiDが10回以上登場する等、女性曲としては高めであります。そのため、「標準より高めの音域の女性~ある程度高音域が得意な女性」などが合いやすいのではないかと私自身は判断しました。
また、同曲はAメロBメロなどはあまり高くなく、Bメロ終盤~サビで高音域が要求されるタイプの楽曲です。そのため、「高音域が非常に得意な男性」などもチャンスがあるのではないか私は分析しております。
『新時代』は親しみやすく、ノリの良いメロディーであり、カラオケなどにも向きやすいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
今回のシリーズ、どれも物凄くかっこいいですよね。連続になって非常に申し訳ないのですが、「私は最強」の音域調査をお願いしたいです。
Adoさんが大森さんの歌い方を意識しているような歌声で非常にカッコいいです。お時間あればお願いいたします。
コメントありがとうございます。
リストアップしておきます。
別の方もリクエストされました。
冒頭の「新時代はこの未来だ せ【か】い中全部」のところが地声最高音でhiD#ではないですか?
コメントありがとうございます。
一応聞き直したのですが、hiD#には届いてないと思います。
せか[い]中のところが一瞬半音上がってるようにも感じますが。
ただ、感覚的には凄く分かります。
私としては【せかい】の「か」と「い」の音が微妙に違いますよね。
ライブで歌うと一瞬ブレてhiD#とかになりそうな感じがします。