『スターマイン』( Da-iCE ) の 音域

★四hiA#–m2G#[の]五[の]言A#[う]な[よ] A#[ロクデモ]ナイ

★茹m2D#[だ]る[よう]な[あ]つ[さ]がD#–m2F#[鬱陶[しい]【Aメロ】
★夜はうhiA#裏[す]着のてA#裏[ん]しが騒々しい
★本当の意味でm2F#[の]祭りF#[は]こ[れ]からさ
★仕込むスターマイン スm2F#-m2G#[ター[マ]ァ]イン【Bメロ】
★スm2F#[タン]バイ さぁ打ちF#-m2G#[上[げ]ろ]

★彩るのはm2F#[過]去じゃな[く]hiA#地[未]来だけ【2番Aメロ】

　まず、『スターマイン』についてです。この楽曲は、２０２２年にダンス＆ボーカルグループDa-iCEによりリリースされたシングル作品『イマ』の１曲目に収録されております。最新作であるため、アルバムには未収録です。

　さて、『スターマイン』はTik Tokでバズっているらしく、それらがストリーミングランキングにも波及しております。また、Da-iCEのYouTube公式チャンネルで公開されたミュージックビデオは既に１１００万回を超えており、非常に速いペースで再生回数が伸びていることが分かります。
　Da-iCEは２０２０年にリリースされた『CITRUS』(過去記事)が昨年大きくヒットし、代表曲の一つとなりました。『スターマイン』も『CITRUS』のような躍進が期待されます。
　ちなみに、『スターマイン』とは、速射連発の仕掛け花火のことで、花火大会などでの見どころとなっております。歌詞もそうした比喩が用いられております。作詞はメンバーの工藤大輝さん、作曲は工藤さんに加え、編曲も手掛けたTARO MIZOTEさん、サイトウリョースケさんが担当されております。


　『スターマイン』の音域的な特徴についてです。同曲は男性曲としては高いレンジで歌メロが作られております。一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすそうです。
　同曲は低音域がmid1C#辺りと低めですが、登場頻度は少ないでです。全体的にみていくと、音域の広い楽曲というよりは、「高音寄りの楽曲（ラップパート以外は、１～２フレーズだけ低音が登場する）」という見方をした方が楽曲の特徴を理解しやすいように感じます。加えて、ボーカルが２人いるということもあり、原キーだと体力的にしんどくなりやすいです。
　ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすそうです。ただ、もしキーを上げて高音が辛くなる場合、原曲キーのまま歌唱するのもよいです。原曲キーだと多少低音域が歌いにくくなると思いますが、同曲は「全体でみると高音寄りの楽曲」ですので、サビなどは楽しく歌えると思います。



　最後に『スターマイン』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C#(C#3)～【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。

　まず、地声最低音mid1C#は各Aメロで１回ずつ（計２回）登場します。この辺りはmid1D#とのコンボとなっており、やや低音感があります。ただ、登場回数自体はそこまで多くないので、高音域が得意な人にも大きな負担にはなりにくそうです。
　一方、女性が同曲を歌唱する場合、mid1C#,mid1D#辺りがハードルになります。通常はキーを上げた方がよさそうですが、高音域が苦手な人は、原曲キーのまま歌唱するのもよいと思います。ちなみに、女性曲でmid1C#辺りが登場するのはかなり稀で、当ブログでも過去に１～２回しか見たことはありません。

　次に、地声最高音hiBはBメロで登場します。登場回数は全体で４回程度です。このhiBに加え、サビなどではhiA#が多く登場します。そのため、一般的な男性にとっては高く、キーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから３つ程度下げてみてください。


　『スターマイン』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。同曲は音域自体がかなり広く、回数は少ないものの、低音域も低めです。そのため大きなキー下げは行いにくく、人によってはキー調整をしても難しい部分が出てくると思います。また、①ツインボーカルであること、②メロが速く、メロとメロの間隔も短い、③裏声の器用な発声が必須である点など、ビギナーには難しい点が多く、しっかり歌い慣れた人向けの楽曲といえそうです。

　『スターマイン』を原曲キーで歌唱する場合、高音域はmid2G#～hiBといった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。先述のように、同曲は一部を除くと高音寄りの楽曲であり、中高音域の頻度が非常に高いです。そのため、「高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は分析しました。
　同曲はツインボーカルということもあり、一人で歌うとスタミナ消費が激しそうな楽曲です。場合によっては、複数人で歌唱することも選択肢に入れてください。一人で歌う際は、「どこで息継ぎするか」「どこを妥協するか」といった点まで頭に入れておいた方がよさそうです。

　『スターマイン』はアッパーな夏らしいナンバーであり、今後も長く愛される楽曲になるのではないかと思います。一人で歌うのは大変ですが、カラオケにも向きやすそうです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。