こんにちは。今回はindigo la Endの『瞳に映らない』(2014)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。当ブログでindigo la Endを取り上げるのは今回が初めてです。


『瞳に映らない』(indigo la End)、Hitomi ni Utsuranai


【地声最低音】mid1E(E3)  

★こ[こ][が][り][か]言って(Aメロ)


【地声最高音】hiB(B4)  

★一緒mid2F#[だっ]た夜はかくれんhiB[ぼ]mid2G#[し][て][ね](Cメロ)
[そ]れが最後m2G#[で 見つけ][ら][な]hiB[かっ][た]
★あなたのことばっかhiB[かん]hiA[が]mid2G#[え][て][る][の](ラストサビ)



【補足】mid2F#,mid2G#,hiA等の箇所

★私のせいにしm2G#[ない]m2F#[で]よあ[な]た(1番Aメロ)
m2G#[通]m2F#[り]すがった風は今日も静かに(1番Bメロ)
★独り言をなm2G#[らべては][ちょっ]と手[を][伸]hiA[ば][す]
★あm2G#[な][た]m2F#[な][た][な][た][け] (サビ)
★安[心][せ][てよ]m2G#
★走らなきゃって m2F#[も]どらな[きゃっ][て](Cメロ)
★瞳に映らない私をmid2G#[どう][か]まだわ[すれ][な][で]mid2F#(ラスト)


『瞳に映らない』(indigo la End)










 まず、indigo la End(インディゴ・ラ・エンド)について少し説明します。indigo la Endは2010年に結成された4人組のロックバンドです。ゲスの極み乙女。(2012年~)のボーカル&ギターの川谷絵音さんを中心に結成されました。ゲス乙女がピアノなどを基調としてプログレッシブ寄りの音楽を展開するのに対して、インディゴはギターサウンドを中心としたロックです。演奏はテクニカルなのですが、反面、全体として濃い陰を帯びたメロディーた歌詞が特徴的です。私自身、彼らの多くを知っているわけではないですが、「ライブで盛り上がる明るい楽曲」はあまり見られない印象です。疾走感あふれるナンバーでもメロディーや歌詞は湿り気を帯びております。逆にそうした点が非常に魅力的とも言えます。

 さて、『瞳に映らない』についてです。この楽曲は2014年にindigo la Endがリリースしたシングル作品です。メジャーでの1枚目のシングルです。YouTube公式チャンネルでもMVが公開されており、2019年6月現在、約500万回の再生回数を記録しています。

 『瞳に映らない』のサウンドについてですが、個人的にはサビを中心にギターのフレーズが非常に印象的です。歌メロディーと一緒に歌っているようなギターの音色であり、非常に目立っております。メロディーについては、indigo la Endの作品の中でも比較的ポピュラーな展開がされているのではないかと思います。カラオケなどで歌っても映える作品なのではないでしょうか。個人的にはもっと知られてもよい良曲だと思います。長い目で見たときに、再評価される日が来るかもしれません。
 メロディーの展開で面白いと思った点は、AメロとBメロの順序が1番と2番で逆転している点です。1番と2番で全く同じメロディーラインが歌われているではないのですが、Bメロを中心にメロディーに変化を加えることで、1番での「Aメロ⇒Bメロ⇒サビ」という展開が、2番では「Bメロ⇒Aメロ⇒サビ」という展開に変化しています。それらが自然な流れで行われています。

 歌詞については、死別した異性の想いが歌われていると私は解釈しています。MVでも、波瑠さん演じるヒロインが目に見えない幽霊のような役を演じています。非常に切ない世界観です。
 個人的に少しわからない点は「一緒だった夜はかくれんぼしてたね」というCメロの箇所です。これはそのままの意味に取って良いのか、何かの暗喩なのか。そうした点も含めて、非常に面白いと思います。そのままの意味で捉えることが出来るならば、MVとは異なり、もう少し低年齢の男女間のラブソングという絵も想像することが出来ると思います。



 

 さて、『瞳に映らない』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3) ~【地声最高音】hiB(B4) でメロディーが構成されております。一般の男性の音域よりも高いです。

 通常のサビは最高音がmid2G#ですが、全体としてmid2F#,mid2G#が頻出し、見た目以上に難易度が高いと思います。裏声で歌われる箇所もほとんど無く、サビもメロディーとメロディーの切れ目が短いです。「2番のサビ⇒Cメロ⇒ラストサビ」の間に間奏なども無いので、休憩もありません。

 このように、原曲キーで歌うには難易度が高いと思いますので、一般の男性の場合は、原曲キーから2~3つ程度下げると歌いやすいと思います。これで最高音がhiAもしくはmid2G#に設定されます。


 音域的には『瞳に映らない』は女性が歌った方が合う可能性が高いです一般的な女性の場合は原曲キーか、もしくは1つか2つキーを上げると良いと思います。歌詞的にも女性的な視点が意識された作品だと思います。