カテゴリー

『HOT LIMIT』(T.M.Revolution[西川貴教])の音域

こんにちは。今回はT.M.Revolution[西川貴教]の『HOT LIMIT』(1998)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『HOT LIMIT』(T.M.Revolution[西川貴教])

『HOT LIMIT』(T.M.Revolution[西川貴教])










【地声最低音】mid1F#(F#3) 

★確信犯の m1F#[しな]やかな STYLE!(Aメロ)
★熱い風のゆうm1F#[わ]くに(Bメロ)


【地声最高音】hiA#(A#4)  ※各サビ1回ずつ、曲全体で5回

★宝物m2F#[の]恋は F#[や]hiA#[爽]m2G#[快っ](サビ)


【補足】mid2Emid2G#辺りの注意箇所

m2F#[YO!] m2G#[SA]Y F#[夏]m2G#[が] 胸を刺激する(サビ)
★ナマ足 m2F#[魅]惑の マーメイド
★ココロm2E[ま]で脱m2F#[が]E[さ]れる(Bメロ)
m2E[まな]つは 不祥事も キミしだm2E[いで]

 まず、T.M.Revolution(ティー・エム・レボリューション)について少し説明します。T.M.Revolutionは、1996年から始まった男性歌手西川貴教(にしかわたかのり)さんのソロプロジェクトです。『HIGH PRESSURE』、『WHITE BREATH』などこれまでに多くのヒット曲を生み出してきました。2010年代では、声優で歌手の水樹奈々さんとのコラボ作品などが非常に知られているのではないかと思います。アニメなどのタイアップ作品も多く、また西川さん本人がバラエティ番組やCMなどにも多く出演しております。
___

 さて、『HOT LIMIT』(ホット・リミット)についてです。この楽曲は、1998年にT.M.Revolutionによりリリースされたシングル作品です。T.M.Revolutionを代表するシングル曲の1つです。楽曲もそうですが、MVで西川さんが着用した衣装などが非常に話題になりました。楽曲は、当時プロ野球のイチロー選手が出演する三ツ矢サイダーのCMソングとして、お茶の間で多く流れました。
 同曲は、2008年にHIGH and MIGHTY COLORによりカバーされました。また、2018年にゲームアプリの『アイドルマスター』などでもカバーされているようです。

 『HOT LIMIT』は疾走感あふれるエレクトロ・ロックナンバーです。作詞は井上秋緒さん、作曲編曲は浅倉大介さんによりなされています。
 歌メロの特徴についてですが、図にも示すように、音域自体はあまり広くありません。低音部分に余裕がありますので、一般的な男性の場合、キーを下げた方が歌唱しやすいと思います。
 

 
 最後に、『HOT LIMIT』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域より高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiA#はサビで1回ずつ登場します。曲全体では5回です。同曲は、サビ全体を通してmid2F#~mid2G#辺りが多く登場します。その点で意外としんどいです。原曲キーの場合は、それなりの難易度があります(一般的にはやや難しめ)。
 一般的な男性には高めの音域ですので、キーを下げた方が歌唱しやすいと思います。原曲キーから2~3程度を目安にすると良いと思います。

 『HOT LIMIT』は音域自体はあまり広くありません。ただ、この手の、①あまり広くない音域、②やや高めの音域という特徴を持った作品は、中高音域を安定的に歌いこなせる力、および持久力が要求されることが多いです。
 同曲は低音部分に余裕があるため、キーの調整は行いやすいです。音域自体も広くないので歌い慣れていない人の練習にも比較的使いやすいと思いますキーを大きく下げて練習することも可能です。一方で、【宝物(ホンモノ)の恋は やれ 爽っ】など、初見殺しな場面もいくつかあります。その点は留意しておいてください。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. もりっしー(管理人) より:

    >>1
    そうですね。見た目よりも高い音が連続して続く感じですよね。
    90年代の作品は全体的に調べやすいものが多いですね。

  2. 匿名 より:

    T.M.Revolutionの「High pressure」
    調査してください