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『君に届け』( flumpool ) の 音域

こんにちは。今回はflumpoolの『君に届け』(2010)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『君に届け』(flumpool)
『君に届け』(flumpool)の音域






【地声最低音】mid1A#(A#3) 

★つぶらな瞳もはm1C#m1B[な[に]かかる【Aメロ】
★じゃBm1A#[れ[た]こ]えも そのちBA#[い[さ]B[手も]


【地声最高音】mid2G#(G#4) ※全体で14回程度

★本m2F#m2G#地G[当[に]よ]かったと G#地[そう]言える【サビ】


【裏声最高音】hiA#(A#4) ※サビで登場

★今以上m2F#m2G#地hiA#裏[[き[み]が好きで【サビ】


【補足】mid2Emid2F#を含むフレーズ一覧

2D#Em2F#[き[み[に] [逢EF#[た[こと]【サビ】
★そのm2D#m2E[え[が]お]を守[り]たい
★僕にしか言えない言葉をいm2D#[ま]m2E[み]に]届けたい
★どんなD#m2E[き[み]の側面[を]見て])も 大袈裟かもしm2F#地[れ]ないけど【Dメロ】
★そのどれもがぼm2F#E[く]の][ね]を打つ 抱きF#[し]めた]ぁい
★君2D#m2F#E[に[逢いに]行]く]【ラストサビ】

 まず、『君に届け』についてです。この楽曲は、2010年にロックバンドflumpool(フランプール)によりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、翌年にリリースされた『Fantasia of Life Stripe』に初収録されました。同アルバムには、『reboot〜あきらめない詩〜』、『流れ星』、『残像』といったシングル曲が収められております。アルバムは11万枚をこえるCD売り上げを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。

 さて、『君に届け』は、椎名軽穂さんによる同名漫画を原作とした実写映画『君に届け』の主題歌として書き下ろされました。同漫画は2023年4月時点でシリーズ累計発行部数が3600万部に達する人気作であり、映画も15億円の興行収入を記録しました。
 楽曲の質も相まって、主題歌『君に届け』も大きなヒットを記録しました。CDは6万枚の売上を記録、またバンドのYouTubeチャンネルで公開されているMVも3700万回を超える再生回数を記録しております(2023年11月時点)。flumpoolの所属するレコード会社はダウンロードでの売上が公開されていないのですが、こちらもかなり多くの売上を獲得しているのではないかと想像されます(配信売上データブログBillion Hitsより引用)。『花になれ』などとともにflumpoolを代表するシングル曲だといえます。


 『君に届け』はアッパーなバンド曲です。ストリングスやピアノなども用いられており、非常に爽やかです。歌メロはAメロBメロサビと展開、楽曲が進行するにしたがい、ボーカルの勢いも増していきます。作詞はボーカル&ギターの山村隆太さん、作曲はギター担当の阪井一生さん、編曲は玉井健二さん、百田留衣さんによりなされました。両者はflumpoolと縁の深いアレンジャーであり、百田さんは『花になれ』でも作詞作曲を務めております。

 『君に届け』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはやや高めのレンジで歌メロが作られております。低音域に若干の余地があるため、場合によってはキーを下げるのもよいと思います。
 同曲はAメロが低音中心、Bメロが中音、サビが中高音中心というように少しずつボーカルの声域の高くなっていきます。こうしたこともあり、歌メロの音域が広く、低音~高音まで広い音域が要求されます。そのため、キー調整の融通は利きにくいです。歌声については地声ベースでの歌唱が多く、裏声は少なめです。

 ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は女性にとってはキー調整がしにくいので、ざっくりとした目安ですが、原曲キーから6つ程度上げると、それなりに歌いやすくなります。ただ、やはり音域の広さがネックとなり、メロディーの良さや人気に高さに比して意外と歌いにくいのではないかと私は想像しております。



 最後に『君に届け』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#3)~【地声最高音】mid2G#(G#4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、やや高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1A#はAメロで登場します。同曲のAメロはmid1A#~mid1D#といった低音域が非常に多く登場します。そのため、男性の音域としても低音感があります。「高音域が得意な男性」などは少しキーを上げるのもよいと私は分析しました。

 次に、地声最高音mid2G#はサビで登場します。登場回数は全体で14回程度です。このmid2G#は男性の音域としてはやや高いです。今回は登場回数も多いため、一般的には少しキーを下げるのもよいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから1つ程度下げてみてください。


 『君に届け』は低音域が低いため、キーを下げる余地は多くありません。今回の楽曲は音域がかなり広く、キーを調整する余地はあまりありません。そのため、歌い慣れた人であっても、場合によっては一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。
 今回の楽曲はメロディー自体は分かりやすく、リズムなども取りやすいです。そのため、音域がマッチするのであれば練習曲としても使いやすいです。ただ、音域自体が広いため、その点で力量が不可欠になります。

 『君に届け』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2G#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はサビを中心にこれらが登場します。反面、Aメロではmid1A#,mid1Bなどが複数回登場し、低音感があります。このため、低音~高音まで広い音域を歌いこなせる必要があります。
 こうしたことを踏まえると、「標準よりやや高め~標準より高めの音域の男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が得意な男性」などはキーを上げた方がより歌いやすいのではないかと思います。


【まとめ】

①Aメロは低音が、サビでは中高音が多い
②原キーだと「標準よりやや高め~標準より高めの音域の男性」に合いそう
③音域が広いため、その点で少し取っ付きにい可能性がある
④メロやリズムは分かりやすい

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コメント

  1. きよひと より:

    音域調査お疲れ様です。君に届け懐かしいですね。
    当時、映画が好きで歌いましたが結構しんどかった思い出が。
    改めて見るとmid2G#が多く高音よりなんですね。勉強になりすます。

    音域調査のリクエストなのですが、
    リュックと添い寝ごはんさん「home」
    amazarashiさん「季節は次々死んでいく」
    を良かったらお願い致します。

    • もりっしー より:

      コメントありがとうございます。
      この曲は音域の広さもネックですね。
      サビについてはmid2D#~mid2G#辺りが頻出なので
      見た目よりも高く感じるかもしれません。
      記事では「やや高め」としてますが、「高め」としてもよかったかもですね。

      リクエスト曲についてはリストアップしておきます。