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『Say My Name』(HEY-SMITH)の音域 『東京リベンジャーズ 天竺編』ED曲

こんにちは。今回はHEY-SMITHの『Say My Name』(2023)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『Say My Name』(HEY-SMITH)
『Say My Name』(HEY-SMITH)の音域






【地声最低音】mid2E(E3) 

※【補足参照】


【地声最高音】hiD(D5) ※全体で4回

★(Take my hand) and show me hiC[the] hiDhiB[fu]ture]【サビ】


【補足】hiAhiCを含むフレーズ一覧

hiChiB[Say] my] name m2E[I know you’re] hiA[my] sa[vior]【サビ】
★I hiA[know] I [know] I [know] I [know We] hiCB[de]feat] CB[e]very]thing]
hiA[I will] [stand for you] [No ma]tter [what] I [will never change]【Aメロ】
hiA[HOPELESS, HOPELESS] [Pray in my] own [pri]son [for]【Bメロ】
hiA[I just want] hiC[to] B[see] [you] BC[a[gain]

 まず、『Say My Name』についてです。この楽曲は、2023年にロックバンドHEY-SMITH(ヘイスミス)によりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発表された『Rest In Punk』に収録されております。

 さて、『Say My Name』は、和久井健さんの漫画を原作としたテレビアニメ『東京リベンジャーズ 天竺編』のエンディングテーマとして書き下ろされました。HEY-SMITHはこれまではインディーズで活動し、2023年にメジャーデビューを果たします。フェスやライブが好きな方にはお馴染みの人気バンドですが、このアニメをきっかけにバンドに興味を持った方も多いかもしれません
 ちなみに、東リベ実写映画の主題歌を務めたSUPER BEAVERが『名前を呼ぶよ』(過去記事)という楽曲をリリースしており、そちらとの関連を考察するファンの方もおられるようです。


 さて、『Say My Name』はアッパーなハードコアナンバーです。演奏時間は2分弱とかなり短いですが、その分密度の濃い楽曲となっております。歌メロは頭サビでメロが始まり、AメロBメロサビと展開します。
 ちなみに、アニメのテーマ曲は、放送時間に合わせて大体90秒(1分30秒)で収まるように作られます。今回の「Say My Name』は演奏時間が1分50秒程度ですので、エンディングの90秒の間で、フルサイズの歌メロ全てが流れております(アウトロのみがカットされる)。その点が、個人的には非常に驚きました。


 『Say My Name』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られております。低音域に余地があり、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです(人によっては1オクターブ下のレンジの方が歌いやすい可能性がある)。
 同曲は、最高音がhiDと高いのはもちろんですが、地声最低音がmid2Eであり、男性曲としてはかなり高い音階です。そのため、ほぼ全てのフレーズでhiA以上の音階が含まれ、高音域が得意な男性でもスタミナがゴリゴリ削られます。原曲とは異なるニュアンスの歌唱になるかもしれませんが、音域的には女性の方が合いそうです。

 同曲を女性が歌唱する場合、個人差はありますが、原曲キーがマッチするという方も一定数おられると思います。今回は女性曲としてもやや高いため、人によってはキーを下げた方が歌いやすいです。この辺りは留意しておいてください。音域的には男性よりも女性の方が近似します。



 最後に『Say My Name』の音域についてですが、【地声最低音】mid2E(E3)~【地声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid2Eはサビで登場します。このmid2Eは男性曲の最低音がとしては凄まじく高いです(通常、最高音がmid2Eとなる男性曲も多い)。『Say My Name』は最低音だけを見ても、楽曲全体の声域が高いことが示唆されます。

 次に、地声最高音hiDはサビで登場します。登場回数は4回程度です。このhiDに次ぐ地声高音としては、hiCがピークとなる場面が全体で14回(間奏のフェイク入れると18回)見られます。こうしたことを踏まえると、男性の音域としては極めて高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度上げて、1オクターブ下の音域を歌ってみてください。


 『Say My Name』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。同曲は音域自体は1オクターブに満たず、キー調整は非常に行いやすいです。ただ、今回の楽曲は男性曲というよりも女性曲の音域であり、一般的な男性が歌いやすい音域に合わせるには手間がかかります。その点で、男性にとっては少し取っ付きにくい曲かもしれません。逆に女性の場合は、原曲キーor少しのキー調整でマッチする可能性が高いです。
 同曲はメロディー自体は分かりやすいです。ただ、Aメロ等はがなり声が中心であるため、その点で難しく感じる人も多そうです。「原曲のように叫ぶように歌わない」というのも一つの歌唱方法としては悪くないのではないかと私は推測しております。

 『Say My Name』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiDといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は、ほぼ全てのフレーズにhiA以上が含まれており、高音域が得意な男性出会っても体力的に辛くなりやすいです。
 こうしたことを踏まえると、「高音域が非常に得意な男性」や「標準的~高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。ロック曲に慣れている人の方が合いやすいと思います。


【まとめ】

①Aメロ~サビまで全体的にかなり高い
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」向け
③音域的には女性の方が歌いやすそう
④Aメロのがなり声などは無理にマネしなくてもよさそう(余裕のある人などは別)

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コメント

  1. ぴたっくま より:

    最低音としてはオルガズムの次くらいに高いですね
    2分無い曲なのに記述が多いです
    あと最新アルバムに収録されてますよ

    • もりっしー より:

      そういえば、リリースの情報を見たはずなのに失念してました。
      間違っている部分は訂正します。ご指摘ありがとうございます。

      私も想定よりもかなり低音が高かったです。
      男性だとオク下の方が歌える人多いかもですね。