『モブノデレラ』(≠ME)

【地声最低音】mid1F#(F#3)
★子供の頃もm2A#–G#–m1F#[た[し[か]そう]だった]【Aメロ】
★m2A#[欲し]いものは持[っm1G#–F#^[て[いな]かった]
★m1F#[空っぽの拍]手し1F#–m1G#[て]た[んだ])
★m1F#[に]じ[ん]だ し1G#–m1F#[せ[ん]の]な[か]【Bメロ】
★近付く ふm1G#–m1F#[た[つ]の]影
【地声最高音】hiE(E5) ※全体で1回(通常サビのhiD#では裏声)
★ひhiD地–hiE–B[とり待っ[て]い]るの【ラストサビ[転調₊1]】
【裏声最高音】hiE(E5) ※ラストサビで登場
★嫉妬で揺hiE裏–D–hiD地–C–B[れ]た]=スカー]ト]に]は【ラストサビ[転調₊1]】
★あなhiD裏[た]の[な]かhiE裏–D[で]は] ヒhiC地–B[ロ]イン]じゃない
【補足】hiA~hiDを含むフレーズ一覧
★あm2G#–hiA#–hiB地[な[た[だ]け]欲しか[った]【Bメロ】
★きっとハッhiA#地[ピーエンドは]【Dメロ】
★m2G#[だ]れか[の不幸と]気付[い]てhiC#裏[しま]う
★なんかhiC#裏[い]もコンティニューhiB地–A#[し]て]も
★バッドhiA#–hiB[エンドなん[で]しょ]う
★灰 被ったhiB裏[まま]泣いB裏–A[て]い]るの【ラストサビ[転調-2]】
★待っhiB地–hiC#裏[ていた[い]けれど全て終わり
★ブルーのドhiD地[レス] ガラD地–C–B–A[ス]の]シュー]ズ]【ラストサビ[転調₊1]】
★どんな顔して 片方置いて行っhiA–hiB地[た[の]
★だhiA–B–hiC地^[れ[かの[ひ]と]みに[映]る日を
★モhiB地–A[ブ]ノ] [デ]レ[ラ]
★どうhiB–hiC地[か未[来]で]もA[しあ]わせに
まず、『モブノデレラ』についてです。この楽曲は、2025年に女性アイドルグループ≠MEによりリリースされたシングル作品です。『モブノデレラ/神様の言うとーり!』の両A面シングルとしてリリースされました。シングルは20万枚を超えるCDヒットを記録し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました。また、≠MEのYouTubeチャンネルで公開されているMVは1000万回を超えており、リリース間もないにもかかわらず過去の楽曲よりも高い再生回数に達しています(2025/07時点)。作詞は指原莉乃さん、作曲は関口颯太・杉山勝彦さんの共同でなされました(杉山さんは編曲も担当)。
『モブノデレラ』の音域的な特徴についてです。 同曲は女性の音域としては高めのンレンジで歌メロが作られています。一般的な音域の女性はいくらかキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、今回は音域が広いため、「裏声を多用する」方が合う人が多いかもしれません。
今回の楽曲はABメロについてはmid1F#~mid2A#といった中低音が多く見られます。反面、地声高音としてはhiD~hiEといった音階がラストサビで登場します。こうした傾向を考慮すると、女性の音域としては高めであり、音域自体も広い曲だといえます。音域が広い分、原キーだと歌える人が限定されやすく、「標準より高め~ある程度高音域が得意な女性」などが合いうると私は分析しています。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから6~8つ程度下げてみてください(もしくは原キーから4~6つ程度上げて1オクターブ下を歌う)。ただ、今回は男性にとってはキー調整しにくく、その点でハードルになりやすいです(歌詞がシンデレラがモチーフになっている点からも歌いにくい)。
最後に『モブノデレラ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiE(E5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロやBメロで登場します。このmid1F#は女性の音域の範囲内ですが、今回は登場回数が多く、いずれもmid1G#~mid2A#とのコンボになっています。そのため、見た目よりもかなり低音感があり、低音域が得意な人でないと歌いにくいと私は想定しています。
次に、地声最高音hiEはラストサビで1回登場します。このhiEに次ぐ地声高音としては、hiDがピークとなる場面が全体で3回(ラストサビ)、hiC#が4回、hiCが4回、hiB14回登場します。こうした点を考慮すると、女性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。ただ、今回は低音もかなり低いため、通常はキーを下げる余地はあまりありません。
今回の楽曲は、ラストサビでhiEやhiDが地声で登場しますが、通常サビだと裏声になっている場面です。そのため、私なりの印象としては、ラストサビの地声hiD,hiEの一部については裏声で歌唱してもよいのではないかと考えています。この楽曲は多人数のボーカル曲であり、音域が広いため、ソロで歌唱する際は上手く裏声なども使いこなした方がよいと考えています。
『モブノデレラ』は低音域が低く、キーを下げる余地はあまりありません。今回は音域自体がかなり広いため、歌い慣れた人であってもソロで原曲のような歌唱をするのは難易度が高いです。
今回の楽曲はメロ自体は分かりやすく、リズムなども分かりやすいです。音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもよいと思います。ただ、サビは若干息継ぎが大変そうなので、意識的にブレスを入れていきたいです。
同曲は音域がかなり広い曲であり、ボーカルが休憩できる間奏もないため、その点がハードルになりやすいです。場合によっては、音域の異なる複数人で歌唱することも選択肢に入れてみてください。
『モブノデレラ』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiE(裏声はhiEまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はBメロ終盤からサビにかけてこれらが多く登場します。裏声を上手く駆使してもhiA#~hiC位までは安定して歌唱する必要があります(体力的にも辛くなりやすい)。
こうした点を考慮すると、「標準より高め~高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。ただ、「高音域が非常に得意な女性」などは低音がかなり歌いにくい可能性があるため、場合によってはキーを上げてください。
【まとめ】
①ABメロは中低音中心、サビは中高音が増える(ラスサビはキーが1つ上がる)
②原キーだと「標準より高め~高音域が得意な女性」などに合いそう
③音域がかなり広い。キー調整しにくく、その点で歌える人が限定されやすい
④ボーカルが休憩できる休憩がない。2人以上で歌う方が安定するかも
⑤メロ自体は分かりやすい。音域が合うならば練習曲によい
コメント
リクエストした者です。この度は応えていただきありがとうございます。
低音が頻出するパートと高音が頻出するパートが混在していて、かなり難しそうだと感じました。
ボーカルグループだとかなりあるんですが、
低音を担当する人と高音を担当する人がいて
その分だけ音域が広くなるのです
ソロだとどうしても難易度が高くなりやすいですね
今回知れてよかったです。指原さんの歌詞も作曲アレンジもいいですよね
リクエストありがとうございます