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『フライングゲット』(AKB48)の音域

 こんにちは。今回はAKB48の『フライングゲット』(2011)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。


『フライングゲット』(AKB48)
『フライングゲット』(AKB48)の音域








【地声最低音】mid1G(G3) 

m2A#[落ち]着かないのはm2G[真]夏の性だ2A#[ね]【Aメロ】
★ふm2A#[た]り 目が合え[ば] [なm1G[ぜ]か] [逸]らすのに
★またす2A#m1G[ぐ{見る][み]って[ぇm1G#[ぇ]【Bメロ】
m1G#m2A#[も]し]かしてもしかm2G[して]
★心の内 m2G[ビ]ビッm2A#m2C[と]感]じる[まA#[ま]に]【サビ】


【地声最高音】hiD#(D#5) ※全体で3回程度

hiChiD#^-A#C^[ラ[ブ]フ])([ゲ][ェ])【サビ】


【補足】hiA#hiCを含むフレーズ一覧

hiCA#[Na] Na [Na] Na]) Na Na Na Na Na【イントロ】
hiCA#[Na] Na [Na] Na]) Na Na Na [Na C[Na]
★ギラギラッm2G[容赦]ない太hiA#[陽]【Aメロ】
m2GhiA#hiC^^[フライングゲ[ッ[ト]ぼ]く]は一足さ[き]【サビ】
hiA#m2G#G[君の気持ちい]ま]す]ぐ手に入れよう[か]

 まず、『フライングゲット』についてです。この楽曲は、2011年に女性アイドルグループAKB48によりリリースされたシングル作品です。同曲は、CDでミリオンセールスを記録したのにくわえ、配信でもミリオンヒットを達成しています(ランキングデータブログBillion Hits!より引用)。その年の日本レコード大賞も受賞しており、AKBを代表する楽曲の1つです。作詞は秋元康さん、作曲はすみだしんやさん、編曲は 生田真心さんによりなされました。


 『フライングゲット』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域と比べ、標準~やや高めで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいです。
 今回の楽曲は、ABメロについては中低音が多く、サビで中高音が多く見られます。そのため、音域がそれなりに広い曲です。中高音についてはhiA#~hiCのと標準的ですが、一部でhiD#が見られるため、そうした点がやや高いと想定しています。低音も標準的ですが、mid1G~mid2A#辺りが多いため、高音域が得意な女性などは少しキーを上げてもよいかもしれません。

 男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから5~6つ程度下げてみてください。今回は曲調的に男性らしい力強い歌唱も合うのではないかと私は想定しています。



 最後に『フライングゲット』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内orやや高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1GはAメロやBメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。ただ、今回はmid2A#辺りがかなり多いため、人によっては低音感があります。「高音域が得意な女性」などは少しキーを上げてもよいのではないかと想定しています。

 次に、地声最高音hiD#はサビで計3回登場します。このhiD#に次ぐ地声高音としては、hiCがピークとなる場面が全体で18回(フェイク含めると30回)、hiA#10回登場します。ABメロはそこまで高くないことなども考慮すると、女性の音域の範囲内(もしくはやや高め)であると私は考えています。原曲キーで歌唱可能な人も多いかもしれませんが、場合によっては1つ程度キーを下げてみてください。
 今回はhiD#の部分は、多人数で歌っていることもあり地声っぽさがあります。ただ、ソロで歌う際は「hiD#を裏声」で歌唱してみるのもよいのではないかと私は考えています。そうした点も考慮して、「標準的な音域の女性」も原キーに合いうると想定しています。


 『フライングゲット』は低音域に若干の余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回の楽曲は、音域自体がそれなりに広いため、ビギナーなどは一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。そのため、最初のうちは、「サビだけ練習」したりするのもよいと思います。
 今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです(Bメロは少し注意)。音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもよいと思います。ただ、サビなどは少し息継ぎしにくい可能性があるため、歌詞などはしっかり覚えておきたいです。

 『フライングゲット』を原曲キーで歌唱する場合、hiA#~hiC(一部はhiD#)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心にこれらが多く登場します。低音はAメロBメロで登場しますが、特にBメロが顕著です。mid2A#辺りが特に多いです。
 こうした点を考慮すると、「標準的(orやや高め)~高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。「「高音域が非常に得意な女性」などについては少しキーを上げた方がより歌いやすいと想定しています。


【まとめ】

①ABメロは中低音中心(Bが特に低い)、サビは中高音中心
②原キーだと「標準的(orやや高め)~標準より高めの女性」などに合いそう
③メロは分かりやすい。音域が合うのであればカラオケ向き
④サビは若干息継ぎにしにくい可能性があるので注意

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