『フラジャイル・ナイト』(Aooo)

【地声最低音】mid1D#(D#3)
★m1F#–m2F#[む[な]騒ぎする1G#–m1F#[ま[よ]な]か【Aメロ】
★初めてm2G#[会っ]たこ1G#–F#[ろ[と]変]わらな[いm1F#[のに]【Bメロ】
★m1D#–G#–G[何処](か[褪]せ[た]よ[う)m1D#[で]
【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で19回程度(分かりにくいとこも多い)
★ゆhiC#地–B–A#[め]で]え]がいたふたA#[り]は【Bメロ】
★m2G#–hiC#[閉[じ]た]【サビ】
★hiA#[蓋を]す[る]よう[に] む[くhiC#地–hiD#裏[ち[に]な]る【2番Aメロ】
★過ごした2G#–hiC#地[と[き]が] むhiA#[ね]を]締め付ける
★知hiA#地[ら]な[い]姿をhiD#裏–C#地[見]た]【ラストサビ】
★色褪hiD#裏–hiC#地[せ]ていく] hiB–A#[あ]ぁ]×2 あぁ 春か[ぜ]と【アウトロ】
【裏声最高音】hiF#(F#5) ※サビで登場
★hiA#地[ま]ぶ[たhiF#裏–F–C#–A#地[の]う]ら]が]わで広hiC#地[がる]【サビ】
★思いhiF#裏–F–hiC#地–A#[出]は]ま]だ]熱をC#地–B[帯]び]た]ままで
【補足】hiA#~hiC#を含むフレーズ一覧
★届かないm2G#[ほど]確かめる[ほど]【頭サビ】
★ひm2G#–hiA#地[そ[か]に]溶[けA#地–hiC#裏[る[よ][うA#地[に]
★この夜にm2G#–hiA#[包[ま]れ]ていく
★はm2G#–F#[る]が]舞い込[むま]どべ[に]【Aメロ】
★消m2G#[せ]なhiA#地[い]し]hiB地–A#[る]し]
★あぁいhiA#地[たい]くA#[らい]君が好きm2G#[だ]っA#[た]【サビ】
★きhiA#[ず]がふ[かく]な[ら]な[いhiC#裏[よう]に]【2番Aメロ】
★よm2G#[わ]さ[が]見[透]か[さhiC#裏–A#地[れ]ない]よう]に
★届かないm2G#[ほど]確かめる[ほど]【頭サビ】
★ひm2G#–hiA#地[そ[か]に]溶[けA#地–hiC#裏[る[よ][うA#地[に]
★この夜にm2G#–hiA#[包[ま]れ]ていく
★はm2G#–F#[る]が]舞い込[むま]どべ[に]【Aメロ】
★消m2G#[せ]なhiA#地[い]し]hiB地–A#[る]し]
★あぁいhiA#地[たい]くA#[らい]君が好きm2G#[だ]っA#[た]【サビ】
★きhiA#[ず]がふ[かく]な[ら]な[いhiC#裏[よう]に]【2番Aメロ】
★よm2G#[わ]さ[が]見[透]か[さhiC#裏–A#地[れ]ない]よう]に
まず、『フラジャイル・ナイト』についてです。この楽曲は、2025年にロックバンドAoooによりリリースされたシングル作品です。デジタルシングルとして発売されたのちに、EP作品である『Fooocus』に初収録されました。
同曲は『量産型ルカ -プラモ部員の青き逆襲-』のオープニング主題歌としてタイアップが付きました。作詞はボーカルの石野理子さん、編曲はベース担当のやまもとひかるさんによりなされています。
『フラジャイル・ナイト』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域と比べ、やや高め~高めのレンジで歌メロが作られています。ただ、今回は低音も低いため、キー調整はしづらい曲です。音域が低音~高音まで広い曲です。
同曲は、頭サビからメロが始まり、AメロBメロサビと展開します。中低音はABメロで登場するのですが、反面、hiA#やhiC#なども要所で含まれています。そのため、ABメロは低音~高音まで器用な発声が求められます。サビは中高音中心であり、器用な裏声高音なども求められます。これらを踏まえると、音域が低音~高音まで広く、その点が1つの大きなハードルとなります。
男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、5~7つ程度下げてみてください。「高音域が非常に得意な男性」についてもいくらかキーを下げた方が歌いやすいと私は推測しています。
最後に『フラジャイル・ナイト』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D#(D#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiF#(F#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べやや高く、低音も低いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1D#はBメロで登場します。このmid1D#は女性の音域としてはかなり低いです。この他としてはmid1F#等が要所で登場します。こうした点を考慮すると、女性の音域としてはそれなりに低音感があります。このため、「高音域が非常に得意な女性」などは少しキーを上げてもよいと思います。
次に、地声最高音hiC#はサビやBメロ等で計19回登場します。このhiC#に次ぐ地声高音としてはhiBがピークとなる場面が全体で3回、hiA#が48回程度登場します。こうした点を考慮すると、女性の音域としてはやや高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しました(ただ、今回は低音も低いため、キーを下げる余地があまりないのが難点)。
『フラジャイル・ナイト』は音域が広く、キーを下げる余地がほとんどありません(人によっては少し下げることも可能かもですが)。そのため、歌い慣れた人であっても一部歌いにくい場面が出てくる可能性があります。今回の楽曲は、音域が低音~高音まで広く、その点が一つの大きなハードルとなります。
同曲はメロやリズムについては比較的わかりやすいです。そのため、音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもよいと思います。今回の楽曲は地声と裏声が要所要所で使い分けられているため、そうした器用な発声が不可欠となります。
『フラジャイル・ナイト』を原曲キーで歌唱する場合、hiA#~hiC#(裏声はhiF#まで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はhiA#辺りの登場回数が比較的多く、サビではhiC#等も登場します。一方、低音も一部でmid1D#が登場するなど低いです。
こうした点を考慮すると、「標準より(やや)高め~高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。ただ、「高音域が非常に得意な女性」については低音が歌いにくい可能性があるため、キーを上げてもよいかもしれません。その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。
【まとめ】
①サビで中高音が多い。低音の一部がかなり低い
②原キーだと「標準より(やや)高め~高音域が得意な女性」向け
③要所で裏声が登場するため、地声と裏声の器用な使い分けが不可欠
④音域がかなり広いため、歌える人が限定されやすい
⑤歌メロなどはわかりやすい。音域が合うなら練習曲向き(息継ぎに注意)