なお、当ブログではある1組の歌手のを取り上げると、その歌手の次の曲を取り上げるまでに1か月前後は間隔を上げるように心がけております（ヒゲダンについては、10日ほど前に1度取り上げています）。ただ、今回はリクエストが多いことと、私自身も調べていて面白かったということもあり、特例的に取り上げることにしました。こうしたケースは年に２～３回あるかないかですので、ご容赦頂ければ幸いです。
※当ブログが過去に取り上げたヒゲダン作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
『Anarchy』(Official髭男dism)
【地声最低音】mid1E(E3)
★m1F[不]平不満は時限爆弾【Aメロ】
★なm1F#[ん]に[も]ないだ[れ]もいない【Cメロ】
★m1F#–m1E[じゃ[な]きゃ[い]かれない
★m1E[笑]わないで[ぇ]ぇ 指を差さないで
★m1E[笑]わないで[ぇ]ぇ 指を差さないで
【地声最高音】hiD(D5) ※ラストサビで2回
★（リーダーも英雄も信じるまいと）怒れる暴徒のhiC–hiD[眼[光]【ラストサビ】
★何のhiD地[価値]hiC[も]hiB[な]hiA[い夜更]B[けぇぇぇ]hiC[え][ぇぇ]B[ぇ]ぇぇ
【裏声最高音】hiF(F5) ※ラストサビで1回
★hiA#–hiC地[怒[れ]る]hiF裏[暴]hiD#–hiD[徒]の]C–D[眼[光]【ラストサビ】
【補足】mid2G(一部略)～hiDを含むフレーズ一覧
★あの頃に戻りたm2F[い]な それm2F[い]が[い]に[な]に[か]ないのか？【Aメロ】
★秒読みを止める名m2F[言など持っ]ちゃ[い]m2G[ない]
★抜け出m2G[せ] あく[じゅ]んhiA#–hiA[か]ん]の根づ[よ]いm2F#[重]力[を]【Bメロ】
★鍵付きm2G[の]部屋の[な]かhiA–G[で]下[品]な[ポーズ]
★m2G–m2F[ど]う[か]し[てる] [ど]う[かしてる]【サビ】
★m2G[浮]き[あ]hiA–hiA#[し[立っ][た]こ[こ]ろが煙を上げ[る]
★（リーダーも英雄も）m2G–hiA[信[じ]る]hiB地[まい][と]
★怒hiA[れ]るhiD裏[暴]hiC地[徒]hiB–A[の]眼[光]
★感情の大乱闘 治安m2F#[の]m2G[わ]るさと猿の徹夜は続く
★わm2F#[か]りm2G[ます]か？ 何のhiB裏[価値]もない夜更け
★m2G#–m2G[Ah り]せ[い]の[は]ん[ぶ]ん[な]hiC裏[い]G#–m2F#[あ]いだ[し]か【Cメロ】
★(理性の半分ない間しか)くm2G#[る]hiC#裏[え][ない]
★笑m2F#–m2G#[わ[ない]で]ぇ[ぇ] 指をm2G#–hiA[差[さ]ない]m2F#[で]ぇぇ
★隠しhiB裏[と]hiA[お]m2G#[して]いたい
★(どうかしてる 度を超してる) m2G–hiA[わ[か]り]hiB[ます][か？]【ラストサビ】
まず、『Anarchy』（アナーキー）についてです。この楽曲は、4人組ロックバンドOfficial髭男dismによりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルであり、ストリーミングなどもされております。最新作でありますので、アルバムには未収録です。
『Anarchy』は映画『コンフィデンスマンJP 英雄編』の主題歌として書き下ろされました。『コンフィデンスマンJP』シリーズは2018年にフジテレビの月9ドラマとして放送されて以来の人気作となっており、映画化なども行われております。
ヒゲダンはこの『コンフィデンスマンJP』シリーズとは縁が深く、2018年のメジャーデビューシングル『ノーダウト』、国民的ヒット曲である『Pretender』、2020年の『Laughter』と楽曲を書き下ろしてきました。そして、今回の『Anarchy』で4回目のタッグとなります。ヒゲダンはデビュー以降、着実にキャリアを重ねておりますが、『コンフィデンスマンJP』の主題歌は、ヒゲダンのデビュー以降の軌跡を辿る上でも参考になる楽曲なのだと思います。
『Anarchy』はアップテンポのバンドナンバーです。ベースギターなどが印象的な作品であります。また、MVを見ても分かりますが、フロントマンの藤原聡さんがピアノなどを弾いておらず、その点で、他の3人の演奏の比重が高いロックバンド感のある作品です（ピアノ・キーボードなどのパートは曲中にはございます）。曲のニュアンスはかなり異なりますが、私自身は『FIRE GROUND』(過去記事)という楽曲などを思い出しました。
『Anarchy』の歌メロについては、AメロBメサビといった形で作られております。ただ、同曲は、AメロBメロ辺りから比較的テンションが高く、曲全体で元気のいい楽曲といえます（Cメロはやや静かです）。また、同曲は転調が多く行われております。そうした工夫により、楽曲にメリハリが付いている分、歌う側は音程迷子になりやすいです。原曲をしっかり聴き込んでおきたいところです。
『Anarchy』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性としては高いレンジで歌メロが作られております。地声最高音hiDなどが登場し、hiBなども非常に多いです。通常はキーを下げた方が歌いやすいです。また、AメロBメロ辺りからでも中高音域が多く登場するため、原曲キーで歌唱する際はスタミナも必要不可欠になります。さらに、転調などが多く、音程が取りづらい部分も多いです。
最後に『Anarchy』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)～【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも相当高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1EについてはCメロで登場します。この辺りは、男性の音域の範囲内でありますが、高音域が得意な男性は若干歌いにくいかもしれません。また、女性にとってはかなり低いレンジです。女性の場合は、原曲キーでも可能な方もおられる思いますが、歌い慣れて高音が得意な女性はキーを上げた方が歌いやすいのではないかと推測されます。
一方、地声最高音hiDはラストサビで2回登場します。同曲は地声高音としては、とりわけhiB,hiA#辺りが多く登場します。そのため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、同曲は最高音自体が非常に高いため、一般的な男性が歌いやすいレンジに調整するためには大きなキー下げが必要になります。そのため、違和感を持たれる方も出てくるかもしれません。
『Anarchy』はアップテンポのバンドナンバーです。ベースギターなどが印象的な作品であります。また、MVを見ても分かりますが、フロントマンの藤原聡さんがピアノなどを弾いておらず、その点で、他の3人の演奏の比重が高いロックバンド感のある作品です（ピアノ・キーボードなどのパートは曲中にはございます）。曲のニュアンスはかなり異なりますが、私自身は『FIRE GROUND』(過去記事)という楽曲などを思い出しました。
『Anarchy』の歌メロについては、AメロBメサビといった形で作られております。ただ、同曲は、AメロBメロ辺りから比較的テンションが高く、曲全体で元気のいい楽曲といえます（Cメロはやや静かです）。また、同曲は転調が多く行われております。そうした工夫により、楽曲にメリハリが付いている分、歌う側は音程迷子になりやすいです。原曲をしっかり聴き込んでおきたいところです。
『Anarchy』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性としては高いレンジで歌メロが作られております。地声最高音hiDなどが登場し、hiBなども非常に多いです。通常はキーを下げた方が歌いやすいです。また、AメロBメロ辺りからでも中高音域が多く登場するため、原曲キーで歌唱する際はスタミナも必要不可欠になります。さらに、転調などが多く、音程が取りづらい部分も多いです。
最後に『Anarchy』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)～【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも相当高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1EについてはCメロで登場します。この辺りは、男性の音域の範囲内でありますが、高音域が得意な男性は若干歌いにくいかもしれません。また、女性にとってはかなり低いレンジです。女性の場合は、原曲キーでも可能な方もおられる思いますが、歌い慣れて高音が得意な女性はキーを上げた方が歌いやすいのではないかと推測されます。
一方、地声最高音hiDはラストサビで2回登場します。同曲は地声高音としては、とりわけhiB,hiA#辺りが多く登場します。そのため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、同曲は最高音自体が非常に高いため、一般的な男性が歌いやすいレンジに調整するためには大きなキー下げが必要になります。そのため、違和感を持たれる方も出てくるかもしれません。
『Anarchy』は低音部分に余裕があり、キー下げなどは可能です。ただ、先にも述べたように、高音域が非常に高く、音域も広いです。そのため、一般的な男性が歌いやすいレンジに合わせるにはキーをたくさん下げる必要があります。歌い慣れた人であれば、歌いやすいレンジに合わせることは可能ですが、大きなキー調整を行う分、違和感を感じられる方も多いかもしれません。
よって、キー調整を行うにしても、ある程度高音域を歌いこなせる力が求められます。そのため、ビギナーなどにはお勧めしにくい楽曲です。
『Anarchy』を原曲キーで歌唱する場合、一つの目安ですが、最低でもhiB辺りを安定して歌いこなせる力が求められます(できれば、hiC位歌えるのがよい)。同曲は裏声なども多く使われており、器用な発声が求められます。加えて、曲全体でmid2F以上の音階が多く登場するため、中高音域を安定的に歌いこなすスタミナなども不可欠です。
そのため、原曲キーの場合は、高音域が非常に得意な男性が合いやすいです。女性の場合は、低音域もしっかり歌え、加えてある程度高音域も安定している方が原キーでお勧めです。高音域が得意な女性の場合は、キーを上げた方が歌いやすいのではないかと思います。
『Anarchy』は転調が多く、また『Cry Baby』などのように転調がパートの途中で入ったりします。その点で、音感の良さというのも必要不可欠です。原曲をしっかり聴き込んでおきたいところです
『Anarchy』は全体的に難易度の高い楽曲でありますが、同時に歌いこなせると楽しい作品ではないかとも私自身は強く感じました。カラオケなどでも歌いやすいバンドアレンジであり、歌詞なども非常によいです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
※当ブログが過去に取り上げたヒゲダン作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
コメント
本当にヒゲダンは元キーで歌わせる気ないですねw曲は安定にかっこいいんでこの曲は聴き専です笑
コメントありがとうございます。
ヒゲダンはホントに色んな引き出しがありますよね。
底知れぬバンドです。
ラスサビの「リーダーも英雄も〜」のところの「眼光」の地声はどの高さですか？
バキ童さんコメントありがとうございます。
今再確認しましたが、【暴徒のhiC[眼]hiD[光]】
でどちらも地声です。
バキ童さんのお陰で気付けましたが、
記事だと地声最高音hiDは1回と書いてますが、
ここ含めると2回ですね。
The Weeknd「Out of Time」リクエストします。
新しいアルバムからですね。リストアップしておきます。
(追記)
投稿者名が素敵です。
編集＆投稿お疲れ様です。
多数リクエストがあったかと思いますが、一応、リクエストに応えて頂きありがとうございます。
今回は意外と低いかな、？と思っていたのですがやはり高いですね笑 ラストのhiDは確認できたのですが、暴徒の眼光の所もhiDでしたか。裏hiFも相まってシンプルに歌うのも難しそうだなと感じました笑
最近はhiD.hiD#が地声最高音になることが多いですね。個人的にはLADY以来のhiEを超えてくれないかなぁと密かに思ってます笑
今後も参考にさせていただきます。
ベーコンさんコメントありがとうございます。
初期の曲は比較的ポップな分キーが高かったように感じます。
逆に最近は、楽曲そのものが凝っていて、
音程が取りにくいとか、リズムが難しいとかそうした面も含めて
難易度が高い作品が増えている気がしますね。