『Beautiful』(Superfly)
【地声最低音】mid2A#(A#3)
★遠くm2A#[に] A#[伸]び[る]影 よm2G#[るの]波が消したぁA#[ぁ]【Aメロ】
【地声最高音】hiF(F5) ※全体で3回程度
★hiF–hiD#–D–hiC[わ]た]し]の]歩[は]ばで 生D[き]て]D#–D[く]の]さ【サビ】
【補足】hiA#(一部略)~hiD#を含むフレーズ一覧
★いm2G#–hiA#[つ[かこ]の]しず[く]は宝石になるのでm2A#[しょう]【Bメロ】
★生まれhiA#[変]わ[る] [そうhiC–C#–hiD#裏–C[し[ん[じ]て]
★hiA#[世]界でhiA–A#[一[つの]【サビ】
★輝くhiA#–hiD–C[ひ[か]り]hiD#–D[に]な]れ]
★hiD#地–D–C[わた]し]を]し[んじてゆD–C–hD#[く]の[さ]
※地声のhiD#が全体で20回超
まず、『Beautiful』(ビューティフル)についてです。この楽曲は、2015年に音楽ユニットSuperflyによりリリースされたアルバム『WHITE』に初収録されました。同アルバムには、『White Light』、『愛をからだに吹き込んで』などのシングル曲が収録されております。アルバムは約17万枚のCDセールスを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました(ランキング調査ブログBillion Hitsより引用)。
さて、『Beautiful』はアルバム曲ながら、ドラマ『マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜』の主題歌として書き下ろされました。楽曲の質も相まって、同曲は配信で25万ダウンロードを超えるなど大きなヒットとなり、ビルボードの年間チャートでも32位にランクインしました。また、Superflyの公式チャンネルで公開されているミュージックビデオも4300万回を超える再生回数を記録しております。ファンからも人気が高い楽曲であり、この楽曲でSuperflyはその年の紅白歌合戦に出場しております。
『Beautiful』はストリングスやピアノなども用いられるアッパーなバンド曲です。AメロBメロは切ない印象ですが、サビで場面展開が行われ、空が開けるような開放感が感じられます(Bメロ⇒サビで転調[F#⇒A#]がなされます)。作詞はボーカルの越智志帆さん、作曲は越智さんと蔦谷好位置さん、編曲は蔦谷さんによりなされました。蔦谷さんはSuperflyと縁が深く、『愛をこめて花束を』(過去記事)、『タマシイレボリューション』(過去記事)といった人気曲も手掛けております。
『Beautiful』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては高いレンジで歌メロが作られております。低音域には余地があるため、一般的な女性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲はAメロBメロは全体的にしっとりとした印象ですが、サビで大きく解放されます。そのため、低音~高音までメリハリのある表現が求められます。とりわけサビはhiC以上の音階が多く、力強い歌唱が求められます。ロック系の楽曲を歌い慣れた人に合いやすいかもしれません。
『Beautiful』を男性が歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一方、今回はボーカル越智さんのパワフルな歌唱が印象的な作品ですので、男性にもマッチしやすい楽曲なのではないかと私は解釈しました。「高音域が非常に得意な男性」であっても、通常はキーを下げた方がマッチすると思います。
最後に『Beautiful』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3)~【地声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
『Beautiful』を男性が歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一方、今回はボーカル越智さんのパワフルな歌唱が印象的な作品ですので、男性にもマッチしやすい楽曲なのではないかと私は解釈しました。「高音域が非常に得意な男性」であっても、通常はキーを下げた方がマッチすると思います。
最後に『Beautiful』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3)~【地声最高音】hiF(F5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid2A#はAメロで多く登場します。この辺りは女性の音域の範囲内です。この辺りであれば、低音域が苦手な女性であっても比較的取っつきやすいのではないかと推測されます。
次に、地声最高音hiFはサビで登場します。登場回数は3回程度です。このhiFに次ぐ高音として、hiD#が全体を通して20回以上登場します。そのため、一般的な女性曲としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は判断しました。一つの目安ですが、原曲キーから3つ程度下げてみてください。
『Beautiful』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分の得意なレンジに調整することができると思います。一方、音域自体が広めの作品であるため、ビギナーなどには少し取っ付きにくいかもしれません。私個人は違和感なかったのですが、同曲はBメロ⇒サビで転調しているため、人によっては音程が取りにくいかもしれません。楽曲を何度も聴いて慣れておきたいところです。
『Beautiful』を原曲キーで歌唱する場合、hiC~hiFといった高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はhiD以上の割合が高いため、ある程度高音域が得意な人でも体力的に辛くなりやすいかもしれません。越智さんとはニュアンスが異なる表現になるかもですが、場合によっては裏声などを器用に使いこなしてもよいと思います。
これらを踏まえると、「高音域が(非常に)得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。ボーカルのニュアンスは異なるのですが、ずっと真夜中でいいのに。やYOASOBI、ボカロ曲などが得意な方だとチャレンジしやすそうです。
『Beautiful』は歌としての心地よさ、バンドとしての心地よさが両立した作品であり、カラオケなどで歌っても合いやすいと思います。また、高音域が伸びやかであり、歌いこなせると気持ちよさそうです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
コメント失礼します!
『Beggin’』(Måneskin)の調査お願いします!
リストアップしておきます。
いい曲です。