こんにちは。今回は米津玄師さんのアルバム『BOOTLEG』から、『飛燕』(2017)『LOSER』(2016)の2曲を取り上げます。よろしくお願いします。(※『飛燕』についてはyoutubeの公式で楽曲が公開されていませんので、当ブログでも動画は貼りません。ご了承ください)
 
 ※米津玄師さんの音域について、当ブログではこれまでに、『アイネクライネ』『爱丽丝(アリス)』『打上花火』(DAOKO×米津玄師)『打上花火』(米津玄師ソロver.)『馬と鹿』『海の幽霊』『orion』、『かいじゅうのマーチ』『恋と病熱』『春雷』『Nighthawks』『ナンバーナイン』『灰色と青 ( + 菅田将暉)』『飛燕』、『LOSER 』『ピースサイン』、『砂の惑星』米津玄師作詞作曲『パプリカ』(Foorin)『パプリカ』(米津玄師セルフカバー)『Flamingo』『フローライト』、『メトロノーム』『マトリョシカ』を取り上げています。興味を持たれた方は参考にどうぞ。


①『飛燕』(米津玄師),Hien(Kneshi Yonezu)♪ 
2017年11月1日発売【アルバム『BOOTLEG』収録

【地声最低音】mid1D(D3)

翼さえあればと 灰を前に嘆いてた(Aメロ)
★lala lalalalala lalalala(2番のサビ終了後の場面) 1か所のみ

【地声最高音】
hiA(A4)  

★ずっと 風が吹いていた あの頃から 変わぬまま(サビ)


『飛燕』(米津玄師)










 まず、『飛燕』について取り上げます。アルバム『BOOTLEG』のオープニングを飾る一曲です。
 『飛燕』の音域については、地声最低音   mid1D(D3)~地声最高音 hiA(A4) でメロディーが構成されています。これまで取り上げてきた楽曲の中では低音部がやや高く、サビもhiAと少し高いという印象です。
 カラオケなどで歌い慣れている人であれば、比較的歌いやすい楽曲であると思います。音域には個人差がありますので、キーが高いと感じる男性がいれば、キーを2程度下げて(♭2)みるといいと思います。

 以前より申しておりますが、米津玄師さんの楽曲は頑張れば報われる作品が多いです。特に、この『飛燕』はメロディーの節回しもあまり速くないので、手も付けやすいと思います。『飛燕』はシングル曲ではないですが、多くの人の耳に残りやすい楽曲です。お奨めできる一曲です。
 
 また、一般的に米津さんの楽曲は音域が低音部に広いものが多いので、女性がチャレンジしにくいと私は考えているのですが、この飛燕』は別です。女性でも手をつけやすいと思います。
 
 女性の場合、個人差はありますが原曲よりキーを3~4上げる(#3~#4)のを目安にすると良いのではないでしょうか。

 さて、楽曲そのものについての個人的な感想ですが、オリエンタルな音作り、世界観が心地よいです。特にバックで終始流れるアコースティックギターが非常に心地よいです。ちなみにこの『飛燕』は宮崎駿さんの漫画『風の谷のナウシカ』に着想を得ているそうです。
 映画版ナウシカは見たことある人も多いでしょうが、【漫画版】のナウシカは知らない人もいるかもしれません。この漫画版のナウシカは超が付くほどの名作です。読んだことのない人は是非ともお奨めしたい作品です。いずれ映画でもリメイクされる可能性が高いと言われています。





②『LOSER』(米津玄師),LOSER(Kneshi Yonezu)♪ 
2016年9月28日発売【アルバム『BOOTLEG』収録


【地声最低音】mid1C#(C#3) ※2番のサビ終了後~

愛されたいならそう言おうぜ 思(も)ってるだけじゃ伝わらない


【地声最高音】hiA#(A#4)  

★アイムアルーザー ずっと前から聞こえ(サビ)mid2G#



【フェイク】 mid2G#(G#4)  曲のラスト(youtube公式では3:47~)

★聞こえてんなら声出していこうぜ yeah yeah yeah

『LOSER』(米津玄師)









 次に、『LOSER 』の音域について取り上げます。この楽曲は地声最低音   mid1C#(C#3) ~地声最高音 hiA#(A#4) 、フェイクmid2G#(G#4)となっております。米津さんの楽曲全体の傾向ですが、インディーズアルバムや初期の楽曲と比べて、ここ数年は最高音域が高くなる傾向にあります。この楽曲もそうした流れを踏襲したものであります。この楽曲はサウンド的には、近年の欧米のヒップホップの影響が強いと思います。
 
 地声最高音のhiA#についてですが、この音を地声で安定的に発声するのは、「キーが低く、歌い慣れていない人」には大変だと思います。「アイムアルーザー ずっと前から聞こえ」の場面です。この点については、発声が難しい場合は、裏声やかすれ声などで対応しても良いのではないでしょうか。後に続く「いつかポケットに隠した声が」の部分がしっかり歌えていれば、不自然な印象は少ないです。徐々に慣らしていけばいいと思います。
 
 この楽曲に関しての難点はメロディーを噛まずに歌い切ることだと強く思います。付け焼刃の対応で歌い切るのはほぼ無理だと思いますので、しっかり歌詞を覚えるのが重要です。

 高音域を出す際も、音程を外さずに歌うときも、歌詞が頭に入ってないと歌そのものに集中できません「歌詞を覚えておく」というのも歌を上手く歌う上では、相当重要であると考えてください。