『願い』(sumika),Negai
【地声最低音】mid1A(A2)
★寒い冬をm1A[あ]m1B[た]ためられる人
【地声最高音】hiA(A4) ※サビで登場
★わm2F#[たしはしあ]m2G[わ]hiA[せっ]て
【裏声最高音】hiA(A4) ※サビ直前
★こhiA裏[のむ]ねの中で眠れ いつか目覚める日まm2E[で]
【補足】mid2E(一部略)~mid2G辺りの注意箇所
★あm2F#[なたの瞳]m2E[に]うE[つ]って (サビ)
★笑っm2F#[てい]m2E[る] 未来F#[をさ]E[が]していた
★少しだけ早く気m2E[付]いてしまっただけ
★ひとつふたつねm2F#[がっ]m2E[て]も あ[の]子[じゃ]F#[ない]E[ぃ](Bメロ)
★わたm2E[しには]代[わ]m2G[り]m2F#[は]つE[と]められず
★絵空m2G[に]m2F#[見]ていた儚いゆ[めだ](サビ)
★そばにいm2G[て]m2F#[よ]
★雪はずっとふっと 空から来m2E[て]m2F#[は]E[ぁ] (Cメロ)
★止m2F#[めどなく]m2G[降]F#[り]E[し]きる
★ 私m2E[は]ずっ[と]m2F#{もっ]E[と あな]た[を]F#[ぉ]
★ずっと“m2F#[ま]m2E[だ”なん]だE[ね](ラストサビ)
★m2F#[はる]m2E[の]m2G[な]F#[か]で
まず、『願い』についてです。この楽曲は、2019年に4人組ロックバンドsumikaによりリリースされたシングル作品です。『願い / ハイヤーグラウンド』の両A面シングルとしてリリースされました。『願い』はテレビ朝日系ドラマ『おっさんずラブ-in the sky-』の主題歌として書き下ろされた楽曲です。
『願い』はゆったりめのラブソングです。両A面の『ハイヤーグラウンド』は劇場アニメ『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』の主題歌ということもあり、アップテンポのナンバーになっております。その対比ということもあり、『願い』はメロディーの美しさが際立ちます。AメロBメロサビと楽曲が少しずつ盛り上がっていきます。
ボーカルの片岡健太さんは声質がややハスキーであり、個性的であります。その点で、楽曲のニュアンスも独特なものになっているように感じます。
『願い』の音域的な特徴についてです。全体として広めの音域で歌メロディーが構成されています。よって、キーの調整などにはあまり向かない作品といえます。場面ごとの最高音は、Aメロがmid2E、Bメロがmid2G(裏声hiA)、サビがhiAとなっております。Aメロ→Bメロ→サビと楽曲が少しずつ盛り上がっていく様子が歌メロディーからも読み取れます。
さて、『願い』の音域についてですが、 【地声最低音】mid1A(A2)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されています。一般的な男性の音域より少し高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiAはサビで登場します。『願い』は歌い出しがサビの楽曲でありますので、冒頭からいきなり登場する形になります。ただ、楽曲がゆったりとしたラブソングですので、無理せず裏声でhiAを対応しても雰囲気が出るのではないかと私は考えております。高音域が苦手な方は裏声での歌唱も考えてみてください。
上述しておりますが、『願い』ではmid2E,mid2F#,mid2Gあたりの音階が高音域帯として多く登場します。このあたりの音階を確実かつ丁寧に歌唱できるかがカギになります。このあたりの音階は一般的な男性の音域の範囲内にあたりますが、楽曲全体で多く登場すると持久力も必要になります。よって、見た目に異常にしんどいと思いますが、比較的努力が報われる可能性が高いです。少しずつ練習を重ねてください。
高い音域が苦手な方はキーを下げても良いと思います。
『願い』は先にも述べましたように、音域自体は広めの作品になります。よって、キーの調整などは行いにくい楽曲です。普段歌い慣れていない人は、別の楽曲で練習することも選択肢として考えてみてください。一方で、ある程度歌い慣れた人であれば手を付けやすい音域であります(サビ、Cメロなどはキツイ場面があります)。