こんにちは。今回はC&Kの『みかんハート』(2013)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 今回は自選曲でありますが、1か月以上前の受付期間外にリクエストされた作品でもあります。期間外にリクエストされた作品は必ずしも記事にされるわけではありません。その点についてはご配慮ください。


『みかんハート』(C&K)、Mikan Heart


【地声最低音】mid1A#(A#2)  ※Bメロ

m1A#[い]つも隣にはm1A#[ち]がう誰かがいて


【地声最高音】hiD#(D#5)  ※サビで登場

★泣きhiA#[さ]hiC#[け]hiD#[ん]A#[で]ぇも(サビ)
hiA#[こ]hiC#[ん]hiD#[ど][は告]D#[げ]C#[よ]A#[う](2番サビ)
★かなhiA#[えた]hiC#[い]hiD#[ほ]A#[ど]ぉの(ラストサビ)




【補足】mid2G#(一部略)hiC#の注意箇所

★泣いて泣いm2G#[て]も(サビ) 
★かm2G#[なう]hiA#[ぅ][はず][の]G#[な]い 恋だA#[か]G#[ら]
★想hiB[い]hiA#[は]m2G#[増]すば[か]

hiA#[言]m2G#[い]聞かせhiB[て]A#[も](2番サビ)
★言hiB[葉]hiA#[に]m2G#[は]できG#[な]

☆どうすればあなm2G#[たに] 届くのだろう(Cメロ)
☆こんなにあなm2G#[た]を 好きになる[と]G#[ぁぁぁ]
★決まってあなm2G#[たの]hiC#[め]hiB[を]hiA#[みる]G#[ぅ](ラストサビ)

※☆の部分は低音パートのKEENさんが担当されています
『みかんハート』(C&K)









 まず、C&K(シーアンドケー)について少し説明します。C&Kは2008年より活動、2010年にメジャーデビューした2人組のボーカルユニットです。ジャンルとしては、ファンク、ソウル、フォーク、歌謡曲といった幅広い要素をミックスした作品が特徴的です。人気の高い曲としては、例えばYouTubeの公式チャンネルでは、今回取り上げる『みかんハート』、『アイアイのうた〜僕とキミと僕等の日々〜』、『Y』といった楽曲が人気を集めています。ボーカルとしてはとりわけ、CLIEVY(クリビー)さんのハイトーンボイスが特徴的であります。

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 さて、『みかんハート』についてです。この楽曲は、2013年にC&Kによりリリースされたシングル作品です。 大きなタイアップなどはありませんが、シングルの発売と同時にMVが公開されました。C&KのYoutube公式チャンネルで公開されたMVは2020年2月現在、約2500万回もの再生回数を記録しています。非常に人気の高い楽曲の一つであります。

 『みかんハート』は叶わぬ恋を歌ったバラード曲です。歌謡的な要素が非常に強いです。
泣いて泣いても泣き叫んでも 叶うはずのない恋だから」という印象的なフレーズはヨナ抜き音階
になっています。この『みかんハート』はサビ全部がヨナ抜きになっているわけではないですが、要所にヨナ抜きを使い、印象を強めているように私は考えました。非常にノスタルジックです。
 ちなみに、特徴的なタイトルでもある『みかんハート』の意味ですが、「成就しなかった恋=未完の心」、「甘く、そして酸っぱい恋」などの意味があるのではないかと私は推測しています。

 『みかんハート』の音域的な特徴についてですが、先に述べましたように、CLIEVYさんの高音域が特徴的であり、hiD#といった男性にとっては非常に高い音階が登場します。ツインボーカルということもあり、音域が非常に広く、キーを下げる余地は少ないです。私なりの対策をいくつか後述しますが、高音域が得意な人(女性でもよい)とコンビで歌うのもよいのではないかと思います。




 さて、『みかんハート』 の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#2)~【地声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されています。一般的な男性の音域よりも非常に高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1A#はBメロで登場します。ここはmid1C#,mid1F#辺りに置き換えても違和感は少ないです。一人で歌唱する際などは参考にしてみてください。

 地声最高音hiD#はサビで登場します。このあたりの音階は非常に高いです。一般的な男性の場合、キーを下げて対応することになるのですが、この『みかんハート』は低音部も低めであり、キーを下げる余地は少ないです。
 一つの方法としては、裏声を使うことです。①hiD#辺りの音階を裏声で対応したり、②キーを少し下げる、③mid1A#をmid1C#に置き換えるなど複数の対策を組み合わせることで、上手く対応することが可能です。ある程度高音域が歌えることが前提になりますが、これらを試してみてください。裏声を使うことで、原曲のニュアンスとは少し異なった表現になりますが、その辺は妥協するところでもあると思います。

 『みかんハート』は図にも示すように、高音域が高く、音域自体も広いです。よって、普段歌い慣れていない人が歌唱するのは非常に困難です。まずは、別の曲でしっかり練習して、それからチャレンジを考えてみてください。

 『みかんハート』はツインボーカルで歌唱されていますので、二人で歌うというのも選択肢です。サビを高音域が得意な男性か、女性が担当するとよいです。低音部分の方は、上述のようにmid2G#辺りまで歌唱できると、パート分けがしやすいと思います。