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『キュン』( 日向坂46 ) の 音域

こんにちは。今回は日向坂46の『キュン』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『キュン』(日向坂46)
『キュン』(日向坂46)の音域






【地声最低音】mid2B(B3) 

m2B[静]電気みたいにほんの一瞬で ビリビリしたよ【通常サビ】


【地声最高音】hiC(C5) ※ラストサビで13回

★きhiChiA#A[みのその]し]ぐ][に]萌えちゃっ[て]【ラストサビ[転調₊1]】
★(静電気みたいにほんの一瞬で) hiA#hiCA[ビ[リ]ビ]リし[た]ぁよ
hiC[キュンキュンキュンキュンどうし]CA#A[I just f]a]ll in] love with [you]


【補足】hiAhiBを含むフレーズ一覧

hiB[キュンキュンキュンキュンどうし]【通常サビ】
m2G#{Tues]dayきっとりm2G#hiA[か[い][き]な]いだろう【Aメロ】
★目と目合うhiBm2G#[と胸]が締]め付[け]られる
★そんなこhiAhiB[と[で]キュンとす[るB[の] 君に[笑]われちゃうB[ね]【Dメロ】
★この感情 息hiA{が]AhiB[ま[る]
★あhiA#[っという]間にAA#[と[り]になっ[た]【ラストサビ[転調₊1]】

 まず、『キュン』についてです。この楽曲は、2019年にアイドルグループ日向坂46によりリリースされたシングル作品です。日向坂46名義としては初のシングル曲であり、アルバムとしては2020年の『ひなたざか』に初収録されました。同アルバムには、『ドレミソラシド』、『こんなに好きになっちゃっていいの?』などのシングル曲が収められております。アルバムは出荷ベースで25万枚超のセールスを記録し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされました。

 さて、『キュン』は日向坂46の1枚目のシングル曲として2019年にリリースされました。同曲は初週で50万枚近いヒットを記録し、日本レコード協会よりダブル・プラチナ認定がなされました。日向坂46は、同じ年の末に紅白歌合戦に初出場し、この楽曲を披露しております。


 『キュン』はアップテンポのポップナンバーです。歌い出しの【キュンキュンキュンキュンどうして】に代表されるように非常にキャッチーなフレーズが多く、耳に残りやすいです。歌メロはAメロBメロサビと展開、終盤には転調がなされ、キーが1つ上がります。
 同曲の作詞は秋元康さん、作曲編曲は野村陽一郎さんによりなされました。野村さんは、『ドレミソラシド』の作曲なども手掛けており、日向坂46とは縁が深い作曲家です。また、乃木坂46の『好きというのはロックだぜ!』の作曲編曲も手掛けております。


 『キュン』の音域的な特徴についてです。同曲は、女性の音域としては「標準的」、もしくは「やや高め」な音域で歌メロが作らております。低音域には余地があるため、一般的な女性はキーを下げた方が歌いやすいです。
 同曲は実質的な最低音がmid2Cと高めであり、相対的に中高音寄りで歌メロが展開されます。とりわけサビはhiA~hiCといった中高音域が頻出します。また、同曲は間奏がほとんどなく、歌メロが断続的に続きます。そうしたこともあり、見た目以上に高音感がある楽曲です。そのため、最高音はhiCですが、少しキーを下げるのもよいのではないかと私は推測しております。

 ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。例えば、高音域が得意な男性が歌唱する場合は、原曲キーから3つ程度下げてみてください。



 最後に『キュン』の音域についてですが、【地声最低音】mid2B(B3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内(体感的には高め)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid2Bは通常サビで登場します。ただ、今回のmid2Bは歌い出しの瞬間的な音であるため、重要度は低いといえます。低音域としてはmid2C辺りが比較的多く登場します。

 次に、地声最高音hiCはラストサビで登場します。登場回数は13回程度です。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、ラストサビだけ13回も登場するので、高音感があります。同曲は間奏なども短く、歌メロが断続的に続くため、見た目の音域以上にスタミナが要求される曲です。そのため、通常は少しキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私は推測しております。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。


 『キュン』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。今回の楽曲は音域はそこまで広くなく、キー調整の融通は利きやすい楽曲です。そのため、ビギナー向けの調整も可能だといえます。同曲はメロディー自体も分かりやすいため、何度か聞いているうちにメロが覚えられると思います。
 一方、歌メロが断続的に続くため、体力的にしんどくなりやすいです。息継ぎが大変な場面も多く、その点で1人で歌唱するのが大変な楽曲とも言えそうです。場合によっては複数人でパート分けして歌うことも選択肢に入れてください。

 『キュン』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G#~hiCといった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけサビではhiA~hiC辺りが頻出する等します。
 こうしたことを踏まえると、「標準より高め~高音域が得意な女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。


【まとめ】

①全体的に中高音寄りの曲
②原キーだと「標準より高め~高音域が得意な女性」などが合いやすそう
③息継ぎが大変な場面もあるので、複数人で歌うことも選択肢

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コメント

  1. おひさま より:

    ありがとうございます!!!
    もりっしーさんは誰推しですか?
    ぼくはすーじー推しです!

    • もりっしー より:

      少し前に卒業されたのですが、影山優佳さんが好きでした。
      推しというと大げさかもしれませんが。

  2. ダブルけやきファン より:

    サイマジョはまだですかぁぁぁぁぁぁぁぁ

  3. 匿名 より:

    この曲を難易度1から10で表すとどれくらいになりますか?

    • もりっしー より:

      この曲はグループの曲なので、歌そのもの難易度以上に「何人で歌うか」が重要になる気がします。
      ソロで歌うと息継ぎが大変で、特にサビ辺りが辛いと思います。
      全体的に中高音寄りの曲なので
      敢えていえば、ソロだと「高音域が得意な女性」とかに合う曲ですね。その点でいえばハードルが高い曲です。

      逆に複数人で歌うならば、みんなで分担できる分難易度が下がります。
      メロも分かりやすく、取っつきやすいですね。