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『ヒトツボシ』(KOH+)の音域

こんにちは。今回はKOH+の『ヒトツボシ』(2022)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『ヒトツボシ』(KOH+)、Hitotsuboshi(KOH+)
『ヒトツボシ』(KOH+)の音域





【地声最低音】mid2A#(A#3) 

m2A#[あ]m2F#[さ]F#[に]いられたなm2A#[ら]【Aメロ】


【地声最高音】hiC#(C#5)  ※全体で1回

hiBhiA#[歓]び]BhiC#地[ほ[ら]  hiDhiD#[終[わらな[い]よ]【Dメロ】


【裏声最高音】hiD#(D#5) ※全体で1回

hiBhiA#[歓]び]は BhiC#地[ほ[ら] hiDhiD#[終[わらな[い]よ]【Dメロ】

【補足】mid2G#(一部略)hiBを含むフレーズ一覧

★ふm2G#[ね]は かなG#[し]みの海[を]hiA#[ぐ]【Bメロ】
★きhiA#[み]にサhiBA#[ヨ][ラ]も]A#[え]ずに【サビ】
★わたしひとりm2G#hiA#[ほ[し]に]なっ[た]
hiAm2G#[星の]い]のちもm2G#[やがて]は終G#[わる]【Dメロ】

 まず、KOH+(コウプラス)について少し説明します。KOH+は俳優や歌手として活躍される福山雅治さんと柴咲コウさんから成るユニットであります。2人は東野圭吾さんの同名小説を原作としたテレビドラマ『ガリレオ』シリーズでメインキャストとなっており、ドラマや映画のたびに主題歌を歌唱してきました。『ガリレオシリーズ』は人気が非常に高く、主題歌も大きなヒットとなります。これまでにリリースした作品では、『最愛』や『KISSして』などが知名度が高いと思います。


 さて、『ヒトツボシ』についてです。この楽曲は、2022年に音楽ユニットのKOH+(コウプラス)によりリリースされたアルバム『ヒトツボシ 〜ガリレオ Collection 2007-2022〜』に収録されております。『ヒトツボシ』はアルバムのリード曲のような位置づけになり、ミュージックビデオも公開されております。作詞作曲は福山雅治さん、編曲は福山さんと井上鑑さんが担当されております。

 『ヒトツボシ』は東野圭吾さんの小説を原作とした映画『沈黙のパレード』のために書き下ろされました。同作は先述のように、福山さんと柴咲さんが主要キャストを演じております。映画は2022年10月現在、25億を超える興行収入を記録しており、大きなヒット作となっております。


 『ヒトツボシ』の音域的な特徴についてです。同曲はおおよそ一般的な女性の音域の範囲内で歌メロが作られております(一部若干高い)。低音域に少し余地もあり、キー下げも可能です。同曲は、往年の歌謡曲のような要素が強く、ボーカルの良さが活きやすいです。そのため、練習曲としては良さそうだと私は感じました。メロディー自体も覚えやすく、私も何度か聴いているうちに口ずさめるようになりました。
 ちなみに、『ヒトツボシ』を男性が歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。ただ、高音域が非常に得意な男性であれば、原曲キーでの歌唱も可能なのではないかと思います(一般的ではない)。


 最後に『ヒトツボシ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A#(A#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域の範囲内です。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiC#はDメロで1度だけ登場します。このhiC#は女性の音域の範囲内と分類されることもありますが、人によっては少し高く感じられるかもしれません。場合によっては少しキーを下げてもよいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから1つ程度下げてみてください(♭1)。


 『ヒトツボシ』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。音域自体も滅茶苦茶には広くないですので、ビギナー向けの調整も可能だと思います。一部Dメロなどが難しいかもしれませんが、全体としてメロディーが良く、リズムもそこまで難しくはありません。その点で、個人的には練習曲として悪くはないと感じました。

 『ヒトツボシ』を原曲キーで歌唱する場合、hiB辺り(できればhiC#)をしっかり歌いこなせる力が求められます。一部高いところもありますが、全体としてはそこまで高音域が要求されるわけではありません。そのため、「標準より(やや)低め~標準的な音域の女性」などが原曲キーにマッチしやすそうです。先述のように、「高音域が非常に得意な男性」なども選択肢に入りうると思います。


 『ヒトツボシ』は映画の主題歌でありますが、やや暗い印象はあります。ただ、ボーカルの良さは活きやすく、音域面でも取っ付きやすいです。メロディーも覚えやすく練習曲には適していると私は分析しました。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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