カテゴリー

『Can We Go Back』(倖田來未)の音域

こんにちは。今回は倖田來未さんの『Can We Go Back』(2010)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『Can We Go Back』(倖田來未)
『Can We Go Back』(倖田來未)の音域







【地声最低音】mid1F#(F#3) 

★ 何だかんだ考えると 迷路のm1F#[よ]う迷い出m1G#F#[し[ぃ]【Aメロ】
★時がきた あの頃にCh[ange]m1G#【2番Aメロ】
★子供の頃はm1G#[怖く]なかった【Cメロ】


【地声最高音】hiD#(D#5) ※全体で3回程度

★時点で負けhiD#地hiB[だ]っ]【2番Aメロ】
hiBhiA#[Ba]by] can we hiD#地[try]【Cメロ】
★あhiB[きら][る]のは hiD#[ea]sy]【ラストサビ】


【裏声最高音】hiB(B4)

★もっm2G#[と]simple & [cr]azyにhiB裏[Change]【Aメロ】


【補足】hiA#hiBを含むフレーズ一覧

★Can we m2G#hiB[go [back] to the [way] we [used to] be]【サビ】
★いhiBhiA#[ま]も]どる B[Butter]flies B[す]べ]て投げ出してもいい
★どうしょうもm2G#[ない] hiB地G#[お]もっ]【2番Aメロ】
★Oh hiB[can] hiA#[we] B[go] back【Dメロ】

 まず、『Can We Go Back』についてです。この楽曲は、2010年に女性歌手の倖田來未さんによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発表された『BEST 〜third universe〜 & 8th AL”UNIVERSE”』に初収録されました。同アルバムは、倖田さんのベストアルバム1枚と8枚目のフルアルバムから成る2枚組のアルバムであり、37万枚を超えるCDセールスを記録しました(日本レコード協会よりプラチナ認定がなされています)。

 『Can We Go Back』は米国の女性歌手ケリー・クラークソンさんが2009年にリリースした楽曲であり、後に倖田さんによりカバーされます。楽曲は原曲より1つ低い(半音低い)キーで歌われており、頭サビがあるなどメロの構成なども若干変わっています(メロディー自体は大きくは変わっていない)。全体的にロック色が強い作風であり、私自身も非常に耳に残りました。


 『Can We Go Back』の音域的な特徴についてです。同曲は女性の音域としては標準~やや高め(一部は明確に「高め」)で歌メロが作られています。低音域に若干余地があるため、場合によっては少しキーを下げた方が歌いやすいと思います。
 同曲は、サビを中心にmid2G#やhiBといった中高音域がよく登場し、倖田さんは力強い発声をされています。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、登場回数が多い分、高音域が得意でない方だと体力的にしんどくなる可能性があります。また、一部でhiD#等の高い音が登場します。ロック調の力強い発声に慣れている人だと比較的歌いやすいと私は想定しています(裏声は少なめ)。低音域についてはAメロでmid1F#等がで登場し、やや低い印象です。そのため、音域が低音~高音まで広いです。

 ちなみに、男性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから5~7つ程度下げてみてください。「高音域が非常に得意な男性」についてもいくらかキーを下げた方が歌いやすいのではないかと私は推定しています。ただ、今回の楽曲はロック色が強い力強い楽曲なので、男性にマッチしやすいとも考えています。



 最後に『Can We Go Back』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiD#(D#5)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域と比べ、やや高め(一部は明確に「高め」)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1F#はAメロで登場します。この辺りは女性の音域の範囲内ですが、やや低音感があります。そのため、「高音域が非常に得意な女性」などは少しキーを上げて歌ってもよいかもしれません。

 次に、地声最高音hiD#は2番AメロやDメロで登場します。登場回数は3回程度です。このhiD#に次ぐ地声高音としてはhiBがピークとなる場面が全体で65回程度でかなり多いです(発声は力強い)。hiB辺りは女性の音域の範囲内ですが、登場回数など考慮すると、女性の音域としてはやや高め(一部は明確に「高い」)であり、一般的な女性は若干キーを下げた方が歌いやすいと私は判断しました。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。


 『Can We Go Back』は低音域に若干の余地があり、キー下げは可能です。ただ、今回の楽曲は音域が広いため、人によっては一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。その点は留意しておいてください。
 今回の楽曲はメロディー自体は比較的わかりやすく、リズムなども取りやすそうです。音域が広いですが、もしマッチするのであればカラオケや練習曲には向くと思います。ロック色が強い作品ですので、そうした楽曲に慣れている人の方が合いやすいと思います。

 『Can We Go Back』を原曲キーで歌唱する場合、midG#~hiD#といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心にmid2G#~hiBが頻出し、一部でhiD#等の高音が見られます。低音についてはmid1F#とやや低めです。
 こうした点を考慮すると、「標準よりやや高め~高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。


【まとめ】

①Aメロは中低音中心、サビは中高音中心で音域が広め
②原キーだと「標準よりやや高め~高音域が得意な女性」などに合いそう
③メロは分かりやすい。音域が合うのであれば練習曲向き
④ロック色が強いため、そうした曲に慣れていると合いやすい

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. PG より:

    聞き惚れてもいいじゃないの?used to be ハマるのはeasy
    リクエスト答えていただきありがとうございます!!

    • もりっしー より:

      こちらこそありがとうございます
      個人的にはかなり好みの曲でした