※当ブログがこれまでに取り上げたヒゲダンの作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
『Get Back To 人生』(Official髭男dism)
【地声最低音】mid1F#(F#3)
★m2G#地–D#[デー]タ]が消しD#–E[飛[び]そう[な]の]m1F#[うを]【Aメロ】
★m2E–D[量産]の]ロ[ボッ]トなんm2A[か]じゃ【Bメロ】
★m1F#–G#[ク]レー]マーm2E[み]たいな感じで 1F#[o]kay【サビ】
【地声最高音】hiB(B4) ※大サビで計2回程度
★ドー2F#–G#–hiB地–A[パミンが嬉[し[泣]く]【大サビ】
【裏声最高音】hiD#(D#5) ※サビなどで登場
★Let’s hiD#裏–C#–B[get back to人]せ]い]【サビ】
★人m2F#地–hiB裏–C#–hiD#^[の[目耳はば[か[ら]ず]【大サビ】
★好hiD#裏–C#–B[き]にし]て please] C#[rejoice]
【補足】mid2F#(一部略)～hiAを含むフレーズ一覧
★m2D[ボーイズビーな]んとm2E[か] E[の成れの]果]てE[が]【Bメロ】
★好m2G#–F#[き]な]だけ[ぇ] せめG#[て]今]だ[けぇG#[いぇ]ぇ]
★m1F#–2F#–E–D#[満た[さ]れ]ちゃ]い[ない]【サビ】
★首肩の痛m2D#[み]とり[きE[み] [バキE–m2F#[バ[キ]
★ここ2E–m2F#[ろ[に]グF#–m2G#[リ[ス]を]ぶち[込]むのなら
★1F#–m2G#–2F#[大[顰]しゅ]くを買ってし2F#–2G#[まい[そう]な]
★1F#–m2G#–F#[ひゃ[く]デシ]ベルの心E[の]声を1G#[鳴]らす
★ぶっm2D#[壊れそう]なこのm1G#[瞬]かぁm2F#[ぁぁん]
★hiA地–m2G#–F#[ぜ]ん]お]れが君と踊りた[が]る【大サビ】
まず、『Get Back To 人生』についてです。この楽曲は、2024年にロックバンドOfficial髭男dismによりリリースされたアルバム『Rejoice』に収録されています。同アルバムには、『ミックスナッツ』、『Subtitle』、『ホワイトノイズ』、『TATTOO』、『SOULSOUP』といったヒット曲が収められています。アルバムは約15万枚のCDヒットを記録しており、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。
『Get Back To 人生』はアルバムの2曲目に収録されているアッパーチューンです。シティポップ感のあるバンド曲であり、打ち込みが主体となったサウンドに加え、オシャレかつ切なさを併せ持った小気味のいいギターのリフ等が耳を惹きます。歌メロはAメロBメロサビと展開し、全体的にメロディアスです。作詞作曲は藤原聡さん、編曲はOfficial髭男dismによりなされました。
『Get Back To 人生』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高め（もしくは明確に「高い」）レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は分析しました。
今回の楽曲は、mid2E～mid2G#辺りが曲全体に登場し、ボーカルの藤原聡さんは声をそこまで張らずに軽快に歌唱しています。また、低音域もmid1F#程度であり、男性曲としては高めです。こうした点を考慮すると、「高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。ただ、hiA以上の地声高音が登場するのが終盤のみであるため、ヒゲダンのシングル曲などと比べると間口が広いのではないかと私は分析しています。また、サビの最後では裏声が多用されるため、器用な裏声発声が不可欠になります。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は若干キーを上げた方が歌いやすいと思います。今回の楽曲は最低音がmid1F#であるため、単純にみれば女性が歌えなくもない声域です。ただ、全体でみると女性域としてはやや中低音に寄っているため、いくらかキーを上げた方がより歌いやすいのではないかと私は推測しました。ただ、「標準より低めの音域の女性」などについては原キーがマッチする可能性もあるため、その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。
最後に『Get Back To 人生』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)～【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高め（体感的には明確に「高い」）です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロやサビで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、今回はサビ等でも登場し回数が多いため、低音だからといって気を抜かずに歌唱したいです。
次に、地声最高音hiBは大サビで計2回登場します。このhiBに次ぐ地声高音としてはhiAがピークとなる場面が全体で2回、mid2G#が29回、mid2F#17回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高めであり、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから２～3つ程度下げてみてください。
『Get Back To 人生』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回の楽曲は音域がそれなりに広いためビギナーなどは一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
今回の楽曲はメロは比較的わかりやすいです。リズムなどもおおむね取りやすいと考えますが、1番サビ等は若干歌にくそうな場面があるため原曲をしっかり聴き込んでおきたいです。また、サビや大サビでは裏声が集中して登場します。シングル曲と比べるといくらか手を付けやすいと私は分析しています（難易度は低くないですが）。
『Get Back To 人生』を原曲キーで歌唱する場合、midE～mid2G#(終盤はhiA～hiB含む)といった地声の中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。今回は全体的にこれらが多く、その点で体感的に高い印象です。低音域もmid1F#程度であり男性曲としてはやや高めな印象です。
こうした点を考慮すると、「ある程度～非常に高音域が得意な男性」が原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低めの音域の女性」の一部は原キーがマッチする可能性があります。難易度は低くないですが、ヒゲダンのシングル曲と比べると取っ付きやすそうです。
【まとめ】
①男性曲としては中高音寄りだが、hiA以上の地声高音は少なめ
②原キーだと「ある程度～非常に高音域が得意な男性」向け
③「標準より低めの音域の女性」の一部も原キーが合う可能性がある
④サビの最後は器用な裏声が不可欠
⑤シングル曲と比べるといくらか取っ付きやすい（難易度は低くないですが）
※当ブログがこれまでに取り上げたヒゲダンの作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
コメント
ヒゲダンくらいになると低音がある程度克服出来れば女性でも歌えますよね(よぴさんがFCイベで｢コーヒーとシロップ｣カバーした模様です)
リクエストですが青山吉能さんの透明人間とイツカ お願いします
なんなら自分の他のアーティストのリクエスト全無視してもいいです……
「コーヒーとシロップ」は女性が歌うにはちょうどいいかもですね
私も歌ったことあるんですが、間奏がほとんどないので途中でへばりますね
リクエスト曲リストアップしておきます
毎月取り上げるのは難しいかもですが、なるべく取り上げたいです
青山吉能さんは発声がクリアなので、その点では調べやすいです
GET Back To 人生 の音域分析ありがとうございます！
思ったより高くないのですね。
まだカラオケで挑戦できていないので今度挑戦します！
あと、もうすでに他の曲もリクエストしていて申し訳ないのですが、もう1曲リクエストさせてください。
●TAIKING 「Everyday (feat. 藤原聡)」
です。よろしくおねがいします！
リストアップしておきます
必ずしも記事に出来るとも限らないので
「気軽にリクエストして、採用されたらラッキー」
くらいの感じでで見ていただけると幸いです
調査ありがとうございます！
ライブではD#5を地声で歌っていてライブバージョンでの地声最高音はF#5になってます。恐ろしいですね笑
拝見したのですが、確かにhiD#-hiE等のコンボになってましたね
想像以上に凄かったです
個人的には以前のライブの『Lost In My Room』の裏声フェイクとかも
凄く印象に残ってます
この曲、去年あったライブツアーではhiD#を地声にしていて、かなりクリアで濁りや苦しさがない、ゆずの岩沢さんをさらに高くしたような流麗なミックスボイスで歌ってて、ラスサビの最後で歌詞部分のメロディをアレンジして地声でhiF#を出してました。Amazonプライムビデオで配信してるので良ければ拝見してみて下さい。色々とタメになると思いますw(主に地声が高すぎて)
もはや藤原聡は尾崎世界観やTKに並ぶレベルでハイトーンですね…おそらく年間ランキングに名を連ねるレベルの流行りのアーティストなら女性アーティストを含めてもほぼ1位と言っても過言じゃないくらい高いと思いました…
拝見しました。すごく高かったし、
裏声と同じように微妙な抑揚まで漏らさずに地声で歌唱してるのが驚きでした
一時体調を崩されてたので、喉上手く回復してよかったです
あの人って具体的に他のアーティストで例えたらどのくらいの高さなんでしょうね？基準は地声でお願いします。S~C(場合によってはSS以上も)くらいで知りたいです。ミセス、クリープ、YOASOBI、ずとまよ、時雨、B’z、GLAY、スピッツ、ミスチル辺りも基準として同時に知りたいです。