※当ブログがこれまでに取り上げたヒゲダンの作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
『SOULSOUP』(Official髭男dism)
【地声最低音】mid1G(G3) ※計2回程度(重要度低)
★m2A[お]おもm2F[りに]なったな【Dメロ】
★あなたhiA–m2G–F#[と]の]日]々を m1G[欠]かし[た]くないの
【地声最高音】hiD(D5) ※曲全体で1回のみ
★hiD地–hiC#–B–A[す]べ]て]の]hiB[未]来]に[かんぱB[いを]【ラストサビ】
【裏声最高音】hiD(D5) ※Bメロで登場
★hiA–hiB裏[無[謀な] [理B裏[想が] [五B–hiD裏[臓[六]腑に突きG–hiA地[刺[さ]る]【Bメロ】
★hiA–B–hiD裏[嗜[好[だ]って言m2G–hiA地[わ[れなく]たっ]て[知っA[てる]
【補足】mid2G(一部略)~hiBを含むフレーズ一覧
★hiB–hiA–m2G[こ]え]す]らうし[なう]ような 絶望味のスm2A[ープ]を【Aメロ】
★今僕の目のm2F#[前]で湯気m2A[を立]ててる 危険な色が渦[巻く]ぅぅ[ぅう]
★余計な五感m2F[は] [ふG–hiA[さい[だ]
☆m2G–F#–F^[ビ]タ]ー[なこの]hiB裏[現]代と【Bメロ】
★引き立てm2F#–G–hiA地^[合ってクセ[に[な]る]
★hiB地–hiA[で]も] ご馳2F#–m2G[走様と共[に]ぼ]くは
★hiB地–A^[震え]るゆ[び]) B–A[汗ば]むえ[り] B[痛み]と疲れ]と[しっぱB[いを]【サビ】
★うhiA–m2G–F#[れ]いて]て]も こhiA#[ば]んで]て[も]
★ 一滴残さず飲み干すまで hiB[YEAH!!]
☆ひm2G–hiA[と[り] A–hiB–A#[き[り]で]生き]てた]時より【Dメロ】
★も2F#–hiB裏[う一度宿し[た]い]んだ た[め息に吹かれm2G[冷]めたA–hiB地[こ[こ]ろ]【ラストBメロ】
★咽せながらいたm2G–hiA[だ[く] A–hiB[それ[で]こ]そじ]んせいだろう【ラストサビ】
★この世のhiA–m2G–F#[奥]にか]く]れた
まず、『SOULSOUP』(ソウルスープ)についてです。この楽曲は、2023年に4人組ロックバンドOfficial髭男dismによりリリースされたシングル作品です。この記事の執筆時点(2023年12月)では配信シングルでのリリースであり、フィジカルの発売はありません。ただ、ヒゲダンの作品はEPとして発表されることが多いので、今後そうしたリリースもあり得るかもしれません。
さて、『SOULSOUP』は遠藤達哉さんの漫画を原作とした映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』のために書き下ろされました。ヒゲダンが同アニメに楽曲を提供するのは、2022年の『ミックスナッツ』(過去記事)以来、2回目です。『ミックスナッツ』は大きなヒットを記録しましたが、この『SOULSOUP』も匹敵するようなヒットが期待されます。
『SOULSOUP』はアッパーなバンド曲です。ロックバンドらしいサウンドが主体となっていますが、イントロではホーンセクションなども際立っております。こうしたホーンが目立つアレンジはヒゲダンではお馴染みでもあります。作詞作曲は藤原聡さん、編曲はOfficial髭男dism自身によりなされました。
同曲は、カーティス・メイフィールドの楽曲『Move On Up』をオマージュしているとの指摘もあります。カーティスの作品は、『Superfly』という楽曲が、音楽ユニットSuperflyの由来にもなっております。
『SOULSOUP』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては、非常に高いレンジで歌メロが作られております。一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は、歌い出しからhiBが登場する等曲全体を通して中高音域が頻出します。ほぼ全てのフレーズがmid2F以上の音階を含んでおり、男性曲としてはかなり高音感があります。ちなみに、同曲はDメロ⇒ラストBメロのあいだに間奏のギターソロが用意されております。『ミックスナッツ』と比べるとその点で若干の余地はありますが、それでも全体的に高音域が多く、スタミナをゴリゴリ削っていきます。場合によっては複数人で歌唱するのもよいのではないかと私は推測しました。
女性が同曲を歌唱する場合、個人差はありますが、原曲キーがマッチする人も一定数おられるのではないかと私は推測します。今回は必要不可欠な低音がmid2A辺りであるため、低音が高いです。そのため、女性が原曲キーで歌唱することも叶うかもしれません。ただ、一般的な女性曲よりは体感的に低音の割合が高いので、「高音域が非常に得意な女性」などはキーを上げるのもよいと思います。
最後に『SOULSOUP』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Gは1番Bメロ、Dメロで登場します。ただ、このmid1Gは歌い出しの瞬間的な1音(いわゆるアウフタクトの一種)です。そのため、このmid1Gはあまり厳密な音程にこだわらなくてもよいのではないかと私は推測しました。低音域としては大体mid2A辺りがしっかり歌えると形になりやすいです。
次に、地声最高音hiDはラストサビで登場します。登場回数は1回のみであり、hiC#などとコンボになっております。このhiDの場面を除くと、地声高音としてはhiBがピークとなる場面が全体で50回弱程度登場します。hiBは男性の音域としては高く、今回は登場回数も多いため、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから4~5つ程度下げてみてください。
『SOULSOUP』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意とするレンジに調整することができると思います。ただ、今回の楽曲は、最高音が男性曲としてはかなり高いです。そのため、一般的な男性が歌いやすくなるためには大きなキー調整が必要になるため、違和感を感じる人も多いかもしれません。音域的には女性曲に近似します。
ちなみに、今回の楽曲はメロディーは分かりやすいですが、一部音程が取りにくそうな場面もあります。上の☆の部分などが代表的な注意点になります。
『SOULSOUP』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiDといった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。とりわけ今回はhiA~hiBといった高い音階が頻出し、男性曲としては相当高音感があります。反面、低音はmid2A辺りであるため、男性にとっては高い方です。
こうしたことを踏まえると、「高音域が非常に得意な男性」が原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。また、おおよそ「標準的な音域の女性」も原曲キーが合う可能性があります。
【まとめ】
①全体的に中高音寄り(女声域に近似する)
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」向け
③女性の方が原キーでの歌唱がしやすいかも
④メロは全体的に分かりやすいが、一部(上の☆の部分)などは音程注意
※当ブログがこれまでに取り上げたヒゲダンの作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
★この世のhiA–m2G–F#[奥]にか]く]れた
まず、『SOULSOUP』(ソウルスープ)についてです。この楽曲は、2023年に4人組ロックバンドOfficial髭男dismによりリリースされたシングル作品です。この記事の執筆時点(2023年12月)では配信シングルでのリリースであり、フィジカルの発売はありません。ただ、ヒゲダンの作品はEPとして発表されることが多いので、今後そうしたリリースもあり得るかもしれません。
さて、『SOULSOUP』は遠藤達哉さんの漫画を原作とした映画『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』のために書き下ろされました。ヒゲダンが同アニメに楽曲を提供するのは、2022年の『ミックスナッツ』(過去記事)以来、2回目です。『ミックスナッツ』は大きなヒットを記録しましたが、この『SOULSOUP』も匹敵するようなヒットが期待されます。
『SOULSOUP』はアッパーなバンド曲です。ロックバンドらしいサウンドが主体となっていますが、イントロではホーンセクションなども際立っております。こうしたホーンが目立つアレンジはヒゲダンではお馴染みでもあります。作詞作曲は藤原聡さん、編曲はOfficial髭男dism自身によりなされました。
同曲は、カーティス・メイフィールドの楽曲『Move On Up』をオマージュしているとの指摘もあります。カーティスの作品は、『Superfly』という楽曲が、音楽ユニットSuperflyの由来にもなっております。
『SOULSOUP』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては、非常に高いレンジで歌メロが作られております。一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいと思います。
同曲は、歌い出しからhiBが登場する等曲全体を通して中高音域が頻出します。ほぼ全てのフレーズがmid2F以上の音階を含んでおり、男性曲としてはかなり高音感があります。ちなみに、同曲はDメロ⇒ラストBメロのあいだに間奏のギターソロが用意されております。『ミックスナッツ』と比べるとその点で若干の余地はありますが、それでも全体的に高音域が多く、スタミナをゴリゴリ削っていきます。場合によっては複数人で歌唱するのもよいのではないかと私は推測しました。
女性が同曲を歌唱する場合、個人差はありますが、原曲キーがマッチする人も一定数おられるのではないかと私は推測します。今回は必要不可欠な低音がmid2A辺りであるため、低音が高いです。そのため、女性が原曲キーで歌唱することも叶うかもしれません。ただ、一般的な女性曲よりは体感的に低音の割合が高いので、「高音域が非常に得意な女性」などはキーを上げるのもよいと思います。
最後に『SOULSOUP』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiD(D5)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Gは1番Bメロ、Dメロで登場します。ただ、このmid1Gは歌い出しの瞬間的な1音(いわゆるアウフタクトの一種)です。そのため、このmid1Gはあまり厳密な音程にこだわらなくてもよいのではないかと私は推測しました。低音域としては大体mid2A辺りがしっかり歌えると形になりやすいです。
次に、地声最高音hiDはラストサビで登場します。登場回数は1回のみであり、hiC#などとコンボになっております。このhiDの場面を除くと、地声高音としてはhiBがピークとなる場面が全体で50回弱程度登場します。hiBは男性の音域としては高く、今回は登場回数も多いため、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから4~5つ程度下げてみてください。
『SOULSOUP』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意とするレンジに調整することができると思います。ただ、今回の楽曲は、最高音が男性曲としてはかなり高いです。そのため、一般的な男性が歌いやすくなるためには大きなキー調整が必要になるため、違和感を感じる人も多いかもしれません。音域的には女性曲に近似します。
ちなみに、今回の楽曲はメロディーは分かりやすいですが、一部音程が取りにくそうな場面もあります。上の☆の部分などが代表的な注意点になります。
『SOULSOUP』を原曲キーで歌唱する場合、hiA~hiDといった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。とりわけ今回はhiA~hiBといった高い音階が頻出し、男性曲としては相当高音感があります。反面、低音はmid2A辺りであるため、男性にとっては高い方です。
こうしたことを踏まえると、「高音域が非常に得意な男性」が原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。また、おおよそ「標準的な音域の女性」も原曲キーが合う可能性があります。
【まとめ】
①全体的に中高音寄り(女声域に近似する)
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」向け
③女性の方が原キーでの歌唱がしやすいかも
④メロは全体的に分かりやすいが、一部(上の☆の部分)などは音程注意
※当ブログがこれまでに取り上げたヒゲダンの作品についてはこちらをご覧ください⇒ヒゲダンの音域一覧
コメント
はじめまして
黒夢のfor dear お願いいたします。
リストアップしておきます。
リクエストありがとうございます。
解説おつかれさまです!いつも楽しく拝見しております。
ところでBメロの「無謀な 理想が〜」のところは地声な気もするのですがいかがでしょうか?
あと、髭男まとめページにも追加をお願いします!
エバコさんコメントありがとうございます。
この辺り私も少し迷ったのですが、感覚的に裏声の方が
裏声の方がAメロやサビと違いが出てメリハリがつく気がしました。
ただ、個人がそれぞれ歌う際は地声で歌ってもよいと思います。
ちなみに、この場面がもし地声ならhiBの回数が50回を超えます。
まとめページの場面忘れてました。今から追加しておきます。
メリハリ、確かに大賛成です◎
それにしても歌うにはヘビーな歌ですね。ポリープを患っていたようなので無理はしないで欲しいところですが…。
こんにちは!
音域調査のリクエストをしたいのですが、こちらのコメント欄で大丈夫でしょうか?
もし可能でしたら、松本梨香さんの
・めざせポケモンマスター
・タイプ・ワイルド
の2曲の調査をお願いしたいです!!お願いします!!!!
リストアップしておきます。
確かに松本梨香さんの曲は私も気になっていたのです。
リクエストありがとうございます。
ありがとうございます!!
めざせポケモンマスターについてですが色々なバージョンありますので、もし可能なら「めざせポケモンマスター-with my friends-」のバージョンでの音域調査、お願いします!!!
一般的な「めざせポケモンマスター」とは歌詞などの違いはありますか?
キーは原曲と同様ですが、1回目のサビ?(あぁ、憧れのポケモンマスターに〜)の後にフェイク的な感じで台詞が入ります。それ以外は歌詞の変更点はないです!
たくさんのご依頼の中大変かと思いますが、ぜひよろしくお願いいたします。
基本的にほとんど違いはないと思うのですが、
この曲は通常バージョンの最低音が特徴的なのです。
通常バージョンをベースに、適宜「with my friends」
についても触れる形になるかもしれません。
とりあえず、やってみます。
こんにちは!
少し質問なのですが、途中「あんたじゃ役不足だ」と...
とありますがあの少し変わった歌い方(?)が不思議に思ったので、そこをどのように歌えばよいか説明お願いします…。
私なりのニュアンスですが、
ご指摘の部分以外のフレーズは喉を開いてクリアに歌唱してる印象です。
一方、ご指摘の部分は、ドスを利かせたようなニュアンスですね。
喉を少し締めるというか、他の部分より若干力を込めて、凄みを見せるような
歌い方をするとよいと思います。
ただ、力を入れ過ぎたりすると不自然になるので、最初は他と同じように歌って
少しずつ変えてみてください。
こんにちは。
突然ですが、Official髭男dismの「bedroom talk」お願いします
この作品は大ちゃんが作曲しているので、エモい楽曲とねっています。
#Catさん、コメントありがとうございます。
『Bedroom Talk』はこちらで取り上げています。
参考になれば幸いです。私もこの曲好きです。
https://vocal-range.com/archives/post-7062.html
この曲のラスト「そして〜」の部分はhiDですか?この部分は通常歌わなくてもよい部分ですが、たまにカラオケマシンによっては歌わなければいけない時があるので教えてほしいです。
まひさんコメントありがとうございます
該当部分は、hiC#[そ]hiD[して]になりますね
かなり高いです
補足部分の「余計な五感”は””ふ”さいだ」の部分ですが、mid2F♯ではなくmid2Fではないでしょうか?
また細かくて申し訳ないですが、「ため息に吹かれ冷めた心」のhiBの表記がhIBになっているのでそこも修正した方が良いかと思います
あとで確認して、間違いがある場合は修正します
ご指摘感謝します
(追記)2024/10/04/02:10
せとかさんの仰る通り、該当場面はmid2Fでした
hiBのところとともに修正しております
今回はご指摘いただき感謝いたします
ありがとうございました!
すごく細かいですが、追記は2024年ではないですか?
ご指摘ありがとうございます。修正しました