『スパイス』(Saucy Dog)

【地声最低音】mid1A#(A#2)
★放課後みm1F[ち]くさ笑いm2D#[ご]え【Aメロ】
★近道さm1F[が]し[てm1D#[ぇと]お[まm1C#[わり]
★m1C#[し]っぱいなんかm1D#–C#–m1A#^[ぁ[ぁいち[い]ち]
★m1F[か]ぞえ[な]かったあ[のこm1D#[ろ]
【地声最高音】hiB(B4) ※Bメロで2回程度
★m2G#[交]わし[た]ぁな[みhiA#地–hiB^[だ[で]つ]よ[く] [な]って【2番Bメロ】
【裏声最高音】hiA#(A#4) ※全体で1回程度
★m2G#–F#[良]い]ひG#[と]でG#–A#–hiB地–hiA#裏^[い[な[きゃ]な]んて【1番Bメロ】
【補足】mid2F#(一部略)~hiA#辺りを含むフレーズ一覧
★m2G#地–D#[いつ]か]らかG#[いつ]からだ【Bメロ】
★ずっとどm2F#–F[う]しよう]もない
★m2F–m2F#[し[ば]ら]ぁれていっm2D#[た]
★まm2F#–F[よい]も]なく[生F#–m2G#[き[て]きたっ[て]【サビ】
★F–m2F#–m2G#[け[ど[ぼ][くF#[だっ]て]
★あのm2G#–F#–F[路]地]の]向こう[に]
★m2G#–F#–F[う]ちゅ]う]F#–G#[に[目]を]か]がや[かせ]て
★m2G#–F#[じ]ぶ]ん[をG#[見]うし]なわhiA#–m2G#[ないよう]に]【ラストサビ】
★m2G#地–D#[いつ]か]らかG#[いつ]からだ【Bメロ】
★ずっとどm2F#–F[う]しよう]もない
★m2F–m2F#[し[ば]ら]ぁれていっm2D#[た]
★まm2F#–F[よい]も]なく[生F#–m2G#[き[て]きたっ[て]【サビ】
★F–m2F#–m2G#[け[ど[ぼ][くF#[だっ]て]
★あのm2G#–F#–F[路]地]の]向こう[に]
★m2G#–F#–F[う]ちゅ]う]F#–G#[に[目]を]か]がや[かせ]て
★m2G#–F#[じ]ぶ]ん[をG#[見]うし]なわhiA#–m2G#[ないよう]に]【ラストサビ】
まず、『スパイス』についてです。この楽曲は、ロックバンドSaucy Dogによりリリースされたシングル作品です。この記事を執筆時点で最も新しいシングル曲の1つであり、アルバムには未収録です。
同曲は、アニメ映画『クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』の主題歌として書き下ろされました。そうしたこともあり、映画を見ていた人にとっては特に印象に残っている楽曲なのではないかと思います。
『スパイス』はミドルテンポのバンド曲です。映画の主題歌ということもあり、AメロBメロサビと楽曲が盛り上がっていきます。テンポがそこまで速くないため、歌メロもより耳に残りやすいのではないかと思います。作詞はボーカル&ギターの石原慎也さん、作曲はSaucy Dogによりなされました。
『スパイス』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は、Aメロは中低音中心、Bメロサビについては中高音中心で歌メロが作られています。こうした特徴もあり、音域が広いです。高めの音階ではmid2G#~hiB辺りが登場するため、中高音域が得意な男性の方がマッチしやすい曲といえます。発声は地声ベースであり、裏声は少なめです。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから4~6つ程度上げてみてください。ただ、今回は音域がかなり広いため、歌える人が限定されやすいです。原曲とは異なるニュアンスになりますが、裏声などを上手く使って歌うのも選択肢だと私は考えています。
最後に『スパイス』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#2)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高い(かなり高いでもよいかも)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1A#は1番Aメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、それなりに低音感があります。また、低音域としてはmid1C#辺りも多いため、低音にしっかり慣れておく必要があります。ただ、今回は低音が要求されるのがAメロ中心であるため、その点ではいくらか歌いやすいかもしれません。
次に、地声最高音hiBはBメロで2回登場します。このhiBに次ぐ地声高音としては、hiA#がピークとなる場面が全体で1回、mid2G#が34回、mid2F#が21回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
今回の楽曲は音域が広いため、原曲のように歌唱すると歌える人が限定されやすいです。そのため、hiA#やhiBに該当する箇所は裏声で歌うのもよいかもしれません(当然ですが、原曲とは異なるニュアンスになりますが)。
『スパイス』は低音域に若干の余地があり、キー下げは可能です。ただ、今回の楽曲は音域が広いため、歌い慣れた人であっても一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。その点は留意しておいてください。場合によっては裏声などを上手く駆使して歌唱することも選択肢に入れてみてください。
今回の楽曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。そのため、音域がマッチするのであれば、練習曲やカラオケにもよいと思います。ただ、先述のように、同曲は音域の広さが一つの大きなネックになります。
『スパイス』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiBといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はBメロサビ辺りで中高音域が多く、特にmid2F~mid2G#辺りが非常に多いです。そのため、見た目よりは高く感じやすいのではないかと私は想定しています。
こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。
【まとめ】
①Aメロは低め、Bメロサビは高め
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意)な男性」向け
③音域が広く、歌える人が限定されやすい(裏声を上手く使ってもよいかも)
④メロやリズムは分かりやすい。音域が合うのであれば練習曲向き
コメント
調査お疲れ様です、最近サウシー聴きはじめて感じたのですが、イメージと裏腹にABメロが結構低い曲が多くてちょっと意外でした