なお、今回は地声最低音mid1Bとしておりますが、厳密にはこだわらなくてもよいと私は判断しました。その辺りも踏まえて、記事を拝読ください。
『今更だって僕は言うかな』(Saucy Dog)、Imasara Datte Boku ha Iu Kana(Saucy Dog)
【地声最低音】mid1B(B2) ※厳密にこだわらなくても良い
★約束のm1B[ウ]エディングロードはもうB[ま]もってやれない【Aメロ】
※mdi1F#,mid1G#辺りを最低音としてもよく、女性でも原キー歌唱可能
【地声最高音】hiA#(A#4) ※ラストサビ[転調+2]で3回
★(僕の方はずっと)m2F–m2G#[抜[け]が[らみ]hiA#[た][い]だ[よ]【ラストサビ[転調+2]】
★本当m2F[は]hiA#–m2G#[い]ま]でも、[なんF#[て]
※ラストサビ前までは最高音がmid2G#
【裏声最高音】mid2G#(G#4) ※曲全体で1回だけ
★ふたりで居た日々も 塗りm2G#裏[変]えているんだろうか【2番Aメロ】
【補足】mid2F#~mid2G#を含むフレーズ一覧
★早過ぎたかも 僕m2F#[ら]夢物語【Aメロ】
★泣いてm2F#–m2G#[る[き]みが]『まG#[た][ね]』なんかじゃなくて【Bメロ】
★(欲しかった言葉)分m2G#–m2F#[か]っ]て[い]G#[た]けど
☆さm2F#[よなら、最]後まであ[いして]い[たんだ]。m2G[う]そじゃない。【通常サビ】
★m2F#[伝]えたかった言葉など [ひと]つも言えないまF#–m2G#[まぁぁ[ああ]【Cメロ】
☆さm2G#–m2F#[よなら 君]は]きっ[と]わG#[すれて行く]み]ち[で]【ラストサビ[転調+2]】
まず、『今更だって僕は言うかな』(いまさらだってぼくはいうかな)についてです。この楽曲は、2020年に3人組ロックバンドSaucy Dog(サウシードッグ)によりリリースされたミニアルバム『テイクミー』に収められております。同曲には、『シーグラス』(過去記事)、『結』(過去記事)、『BLUE』といったシングルが収録されております。
その中で、『今更だって僕は言うかな』はアルバムの1曲としてミュージックビデオも制作されております。Saucy DogのYouTube公式チャンネルで公開されているMVは2022年6月現在、750万回の再生回数を記録しております。大ヒット曲『シンデレラボーイ』(過去記事)には及ばないものの、アルバムとしてはかなり高い人気の楽曲といえると思います。ストリーミングランキングでもトップ10などに位置しております。
『今更だって僕は言うかな』はスローテンポのバンドナンバーです。同曲は、最近の曲としては珍しくアウトロが長めであります。どことなくですが、くるりの『東京』などを彷彿とさせられます。イントロのギターなども含め、私はバンドサウンドが耳に残りました。
同曲の歌メロはAメロBメロサビと展開し、ラストサビでは転調が行われ、キーが2つ上がります(#2)。Cメロの最後で、【ひとつも言えないまm2F#–m2G#[まぁぁ[ああ]】となっているので、音程は取りやすいと思いますが、カラオケなどでは注意したいところです。
『今更だって僕は言うかな』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高めの(もしくは「高い」)レンジで歌メロが作られております。そのため、一般的な男性の場合は通常はキーを下げた方が歌いやすいです。
一方、同曲の最も特徴的な点は、最高音がhiA#と「Saucy Dogの楽曲としては低め」である点です。通常Saucy Dogの楽曲は、歌メロの最高音がhiC以上となることが多く、音域も広いです。そのため、今回の作品は「ある程度高音域が得意な男性」であれば、チャレンジ可能です。
また、低音域についても上図のピアノ画像が示すほどは低くなく、mid1G#を低音の基準としても違和感は少ないです。そのため、若干低いかもですが、女性が原曲キーで歌唱することも可能だといます。よって、当ブログで取り上げたサウシーの作品としてもかなり取っ付きやすいといえると思います。
最後に『今更だって僕は言うかな』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】mid2G#(G#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べて高め(もしくは「高い」)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Bについては1番のAメロで登場します。ここは瞬間的な音ですので、落としたとしても違和感はほぼ無いと思います。低音域についてはmid1F#やmid1G#辺りをしっかり押さえておくと、滞りなく歌いこなせると私は判断しました。
そのため、同曲は女性が原曲キーで歌唱することも可能です。ただ、一般的な女性だと若干低く感じる可能性があります。そのため、「標準よりもやや低めの女性」などだとより合いやすいのではないかと推測されます。
一方、地声最高音hiA#はラストサビで登場します。登場回数は3回程度と多くありません。同曲は、ラストサビで転調が行われるため、通常サビ等ではmid2G#が最高音となります。ただ、このmid2G#の頻度が意外と多く、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
『今更だって僕は言うかな』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。よって、歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに合わせることができるといえます。
私なりの印象ですが、同曲はSaucy Dogの作品群でもキー調整はしやすい方であり、比較的取っ付きやすいと感じます。原曲に近い表現をするためにはしっかり歌い慣れておく必要がありますが、サウシーの他の楽曲に見られる理不尽さは少なめです。ただ、それらを考慮して一定の難しさはありますので、練習を怠らないようにしたいです。
『今更だって僕は言うかな』を原曲キーで歌唱する場合、hiA#,mid2G#辺りをしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ、mid2F~mid2G#辺りはそれなりに頻度が高く、スタミナなどは必要不可欠なのではないかと思います。
よって、原曲キーの場合は、「(ある程度)高音域が得意な男性」や「標準よりやや低めの音域の女性」などが合いやすいです。最高音がやや低めですが、女性の方がチャレンジしやすいのではないかと思います。
『今更だって僕は言うかな』はSaucy Dogの作品としては最高音が高くなく、また音域もそこまで広くないです。そのため、これまで当ブログで取り上げたサウシーの作品でもアプローチしやすい1曲ではないかと思います。私自身は、歌詞なども印象的でした。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
最後に『今更だって僕は言うかな』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】hiA#(A#4)、【裏声最高音】mid2G#(G#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べて高め(もしくは「高い」)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Bについては1番のAメロで登場します。ここは瞬間的な音ですので、落としたとしても違和感はほぼ無いと思います。低音域についてはmid1F#やmid1G#辺りをしっかり押さえておくと、滞りなく歌いこなせると私は判断しました。
そのため、同曲は女性が原曲キーで歌唱することも可能です。ただ、一般的な女性だと若干低く感じる可能性があります。そのため、「標準よりもやや低めの女性」などだとより合いやすいのではないかと推測されます。
一方、地声最高音hiA#はラストサビで登場します。登場回数は3回程度と多くありません。同曲は、ラストサビで転調が行われるため、通常サビ等ではmid2G#が最高音となります。ただ、このmid2G#の頻度が意外と多く、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度下げてみてください。
『今更だって僕は言うかな』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。よって、歌い慣れた人であれば、自分の得意なレンジに合わせることができるといえます。
私なりの印象ですが、同曲はSaucy Dogの作品群でもキー調整はしやすい方であり、比較的取っ付きやすいと感じます。原曲に近い表現をするためにはしっかり歌い慣れておく必要がありますが、サウシーの他の楽曲に見られる理不尽さは少なめです。ただ、それらを考慮して一定の難しさはありますので、練習を怠らないようにしたいです。
『今更だって僕は言うかな』を原曲キーで歌唱する場合、hiA#,mid2G#辺りをしっかり歌いこなせる力が求められます。とりわけ、mid2F~mid2G#辺りはそれなりに頻度が高く、スタミナなどは必要不可欠なのではないかと思います。
よって、原曲キーの場合は、「(ある程度)高音域が得意な男性」や「標準よりやや低めの音域の女性」などが合いやすいです。最高音がやや低めですが、女性の方がチャレンジしやすいのではないかと思います。
『今更だって僕は言うかな』はSaucy Dogの作品としては最高音が高くなく、また音域もそこまで広くないです。そのため、これまで当ブログで取り上げたサウシーの作品でもアプローチしやすい1曲ではないかと思います。私自身は、歌詞なども印象的でした。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。