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『君がいない』(Saucy Dog)の音域[2021年の作品]

 こんにちは。今回はSaucy Dogの『君がいない』(2021)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『君がいない』(Saucy Dog)、Kimi ga Inai(Saucy Dog)
『君がいない』(Saucy Dog)の音域






【地声最低音】mid1F(F3) 

★寝苦しいよm1F#[るに]茹だる僕 滲む白シャm1F[ツ]【Aメロ】

※曲全体で2回程度です。


【地声最高音】hiC#(C#5)  ※曲全体でこの1フレーズのみ

★せきhiBhiA#[に][と]hiC#地[っ]A#[ねぇ]B[ぇ]C#[ええ]【ラストサビ】

※1,2番サビでは裏声hiC#になっております。【補足】の☆参照


【裏声最高音】hiD#(D#5) ※Cメロで1回

★すぐにねhiD#裏[む]hiA#[れ]m2G#[て][まう] 単純なA#[僕]G#[は]【Cメロ】


【補足】mid2G#hiDを含むフレーズ一覧

★暑がりな僕と寒がりな君 騒m2F#[が]しい夜はもう夢[の]中だ[け]【Aメロ】

★触m2G#[れ]hiA#[合]ってすごい汗だってG#[わ]A#[ら]って【Bメロ】
★夏になったらどm2G#[う]hiC#裏[なん]のよって乱G#[れ]
★「愛hiA[し]m2G#[て]る」って hiB地[バイ]hiA#[バイ]

★きm2G#[み]hiA#[を]hiB[し]hiC#裏[あ]わせにすhiD裏[る]A#[の]【サビ】
★ぼm2G#[く]に任hiA#[せて]G#[れ]ないか?hiB[なぁ]
hiA#[はい]m2G#[は]い。(思い上がり上等)
☆「じゃあその時はよろしくね」ってきhiBhiA#[た][さ]hiC#裏[せ]m2G#[ない]でよ

★とm2F#[な]り[で]き[み]のhiA#m2G#[こ][ぇ]【Cメロ】
★隣で君の声 hiAhiB[少し[だ]け]m2G#[聞け]たら
★どんなよm2G#[る]hiA[で][さえ]も 
★こんなにつらm2G#[い]hiA#[とお][も][た][と][ない]
★おm2G#[と]がし[ない]、あhiB[じ]hiA#[がし][な]い、き[み]がいA#[ない]

 まず、『君がいない』(きみがいない)についてです。この楽曲は、2021年に3人組ロックバンドSaucy Dog(サウシー・ドッグ)によりリリースされたシングル作品です。リリース当初は配信限定シングルとして出されましたが、アルバムとしては、2021年8月末に5枚目のミニアルバム『レイジーサンデー』に収められました。同アルバムには、『シンデレラボーイ』といった楽曲も収められております。

 『君がいない』はアップテンポのロックナンバーです。歌メロについては、AメロBメロサビと展開し、馴染みやすいのではないかと思います。同曲は、1番のAメロからラストのサビ終了までの間に間奏が多くなく、またキーも高いためボーカルは非常に大変だと思います(音域面についての詳細は後述します)。こうした展開ゆえに、演奏時間は3:46と比較的コンパクトです。


 同曲の歌詞については、私自身は「恋人に振り回されて、やがて恋が終わる」主人公を描いているように感じました。個人的には2番の【“本当にあった〇〇”って幻の放送回 特番で僕らを使ってもらおうぜ】という復縁を期待する主人公のフレーズが面白いと思いました。

 また、ラストに登場する【責任とってよね】というフレーズは、私自身は女性が男性に対して言うことが多いイメージなのですが、作中では男性が女性に対して発している部分が印象に残りました(同曲は、性を特定できるようなフレーズは少ないですので、「女性が振られている側」という見方もできるかもしれません)。


 『君がいない』の音域的な特徴についてです。同曲は、男声としては高いレンジで歌メロが作られております。全体的にmid2F#~hiB辺りが多く、高音域が得意な方でも1曲歌うのはしんどいかもしれんせん。さらに、サビでは裏声から地声への行き来も多く、そうした面でも器用さが要求されます。このため、一般的な男性はキーを下げた方が歌いやすいです。低音部分に余裕があるため、キー調整はしやすいです。


 最後に『君がいない』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1Fについては、Aメロで登場します。この辺りは一般的な男性であれば、歌唱可能だと思います。女性の場合、原曲キーでも歌唱可能ですが、やや歌いにくいかもしれません。高音域が得意な女性は、少しキーを上げてもよいと思います。

 男性曲の1つの目安ですが、最低音がmid1F辺りから上になると、「キーが高い曲」に分類される可能性が高くなります。Saucy Dogは元々、ボーカルの高音が目立つバンドでもありますので、やはりキーは高くなりがちです。


 一方、地声最高音hiC#はラストのサビで2回登場します。フレーズとしては1つです。よって、回数としてはあまり多くないです。ただ、上述のように、同曲はmid2G#~hiB辺りが非常に多く登場します。この辺りは一般的な男性には高いレンジですので、キーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから4つ[♭4]程度下げてみてください(これでも一般的には少し高いと思います)。


 『君がいない』は低音部分に余裕があり、キー下げはしやすいです。ただ、原曲の高音域が男性としてはかなり高いですので、ある程度歌いやすいレンジに調整するためには、大きくキーを下げる必要があります。そのため、人によっては違和感を感じられる方もおられるかもしれません。

 そのため、同曲は、キー調整整などを考慮に入れても、歌い慣れた人向けの作品となります。サビの高音部分では、裏声なども多く使われております。そのため、ビギナーなどには少し大変かもしれません。


 『君がいない』を原曲キーで歌唱する場合、一つの目安ですが、mid2F#~hiB(裏声hiDなども含む)辺りをしっかり歌えることが求められます。サビでは裏声も求められます(地声のみで切り抜けようとすると非常に大変)。原曲キーの場合は、高音域が非常に得意な人向けの楽曲です。レンジ的には女性などにも合いやすいかもです。その辺りも踏まえて、練習に励んでください。

 『君がいない』はキー調整を含めても、少し大変な楽曲ですが、カラオケなどでは歌いやすいナンバーではないかと思います。男女問わず、興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. ああああ より:

    リクエストした者です!
    ありがとうございます
    やっぱりサウシーは高いですね…
    でもコンタクトケースとかよりはテンポが早いので歌いやすいのかなと思います
    緊急事態明けに早速カラオケ行きたいですね

    • もりっしー より:

      近々宣言解除らしいですので、楽しみですね。
      サウシーは他の曲もリクエストが来てますので
      間は空くかもしれませんが、また取り上げたいです。
      コメントありがとうございます。