『りんどう』(WANIMA)

【地声最低音】mid1D(D3) ※全体で13回程度
★m1D–G[か]ら]だ[を]委ねな[が]め[て]る【Aメロ】
★m1D–E[変]わり]のない D[物]がたm1G[り]
★m1E–G[引]き]返すことも[出m1D–E[来]ずに[ぃ])
★m1D–G[ぼ]ん]や[り]光っ[て]る【Bメロ】
【地声最高音】hiC(C5) ※全体で5回程度
★願2F#–m2G[いう[た]う[いA–hiC–B–A[の[り]の]う]た]【サビ】
★約束hiA–B–hiC^[は[し[て]な]い]けB[ど]【ラストサビ】
★m2G–hiA[トンネル[抜]けて] [海をわhiC–B[た]って]【ラスサビ②】
【補足】mid2G(一部略)~hiB辺りを含むフレーズ一覧
★m1G–2A[な]が]れ[る]ときのm2E–D[は]や]さに【Aメロ】
★m1G[祈]り[を削]りm2G–F#–E[き]ざ]ん]で【Bメロ】
★m1E–G[後]もう] m2E[す]こしだけ
★弱いm2G–hiA–hiB[まま[で[つ][よ]くな[れ]
★2G[こ]の[お]も[いとhiA–G^[引]き[換]えに])【サビ】
★m1G[生]きて生m2E[き]て生きm2G–hiA^[抜い[て]やれ]
★hiB–A–2G[よ]ご]れ]た[の]は[ど]っ[ち]
★曲がりくねったhiA[ほ]そhiB[い]みB[ち]をA{真]っA[直]ぐ【ラスサビ②】
★よhiB[ろ]こ[び]かA–hiB[ぞ[え]て]ぇ
★m1G–2A[な]が]れ[る]ときのm2E–D[は]や]さに【Aメロ】
★m1G[祈]り[を削]りm2G–F#–E[き]ざ]ん]で【Bメロ】
★m1E–G[後]もう] m2E[す]こしだけ
★弱いm2G–hiA–hiB[まま[で[つ][よ]くな[れ]
★2G[こ]の[お]も[いとhiA–G^[引]き[換]えに])【サビ】
★m1G[生]きて生m2E[き]て生きm2G–hiA^[抜い[て]やれ]
★hiB–A–2G[よ]ご]れ]た[の]は[ど]っ[ち]
★曲がりくねったhiA[ほ]そhiB[い]みB[ち]をA{真]っA[直]ぐ【ラスサビ②】
★よhiB[ろ]こ[び]かA–hiB[ぞ[え]て]ぇ
まず、『りんどう』についてです。この楽曲は、2019年にロックバンド・WANIMAによりリリースされたアルバム『COMINATCHA!!』に収録されています。アルバムは、10万枚を超えるCDセールスを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。
『りんどう』はアルバム曲ながら人気が高く、ドラマの挿入歌などにも使用されました。2025年の8月にはストリーミング部門で5000万再生を獲得し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされました。最近のJ-POPと比べると歌メロがゆったりしたスロー曲であり、カラオケなどでも人気が高いようです。
『りんどう』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲はAメロBメロサビと楽曲が盛り上がっていきます。サビについてはmid2G~hiBなどの中高音が連続し非常に高いです。一方、ABメロは中低音が中心ですが、ずっと低いわけではなく、要所でmid2Eやmid2Gも登場します。低音はmid1D程度あり、大よそ標準的です。こうした点を考慮すると、「中高音域が得意な男性」が原曲キーで歌いやすい曲であるといえます。
ちなみに、同曲は『りんどう (2024 ver.)』というバージョンがあり、原キーより2つ低いキーで歌唱しています(【m1C(C3)~hiA#(A#4)】)。こちらも、参考になるのではないかと思います(ただし、「2024 ver.」でもそれなりに高い)。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです(mid1D辺りが多いため)。一つの目安ですが、原曲キーから2~3つ程度上げてみてください。ただ、今回は音域がかなり広いため、歌える人が限定されやすいです。
最後に『りんどう』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1DはAメロやBメロで登場します。登場回数は13回と多めです。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、「女声域と近似するような高音男性」は若干歌いにくい可能性があります。
次に、地声最高音hiCはサビを中心に計5回登場します。このhiCに次ぐ地声高音としては、hiBがピークとなる場面が全体で14回、hiAが23回、mid2Gが32回登場します。 こうした点を考慮すると、男性の音域としてはかなり高く、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから4~6つ程度下げてみてください。
『りんどう』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。ただ、今回の楽曲は音域が広いため、一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。音域の広さという点でハードルがある楽曲です。
今回の楽曲は、メロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもよいと思います。今回の楽曲はしっとりめのスロー曲であり、歌が活きやすいです(歌いこなせると映えそう)。
『りんどう』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F#~hiCといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心にmid2F#~hiBが頻出します。ABメロは中低音中心ですが、mid2E~mid2G辺りが含まれ、決して低い場面ばかりではありません。低音としてはmid1D辺りが多いです。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。
【まとめ】
①ABメロは中低音中心で、サビが高い
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」向け
③キー調整は可能だが、音域が広めで、ハードルになりやすい
④メロは分かりやすい。音域が合うならば練習曲向き
⑤メロが映えるスロー曲なので、歌いこなせると気持ちよさそう