『Sanitizer』(Official髭男dism)

【地声最低音】mid1C#(C#3) ※1番Aメロのみ登場
☆m2A#[差し]出[し1G#–F#–m1C#–G#[たい[ろん[な]潤い]【Aメロ】
★m2A#[荒れた]は[だm1G#–m1F#^[に[沁み]て[い]たい])
☆m1C#–D#–F#[でもこ]こ]は]
★m1F#–G#^-2A#[だい]じょ[う])ぶって言葉貰]って【Bメロ】
【地声最高音】hiC#(C#5) ※1番サビと2番サビ
★hiA#–B–hiC#[君に[満[たし]て【サビ】
【裏声最高音】hiE(E5) ※ラスサビで1回
★m2C#[不安にうな]hiC#裏–D#–hiE^-C#–B[さ[れ[な]が]ら]も]
※C#4⇒C#5[裏声]と1オクターブの跳躍
【補足】mid2G#~hiD#を含むフレーズ一覧
★m2D#[エタノ]ールにひ[たし]て【Aメロ】
★m1F#–G#[き]み]の優しさに甘2D#–m2F#[え[て]【Bメロ】
★F#–m2G#^[あれこれ求める痛[み]止]hiA#地[め]
★ここF#[ろ]に[へばりつく病げG#–hiA#[ん[菌]
★君F#[に] うつ[しm2G#–hiA^[ま[せ]ん]よ]G#[うに]
★hiA#–2G#–F#[Oh べ]ィビ]ィ] この[かわG#[き]だ]G#–A#[け[は]【サビ】
★m2F#[もらっちゃ]い[けm2G#[な]い気が[すG#[る]んだ]
★洗F#–m2G#地[い[なhiC#裏–B–A#^[がし]たう]え[で])
★hiC#裏–F#地[格好つ][けて]
★hiC#–hiD#裏–m2F#地[真っ当[に]生]きて] いF#[たい]
★hiA#–hiB^-2F#[君を[あ]いす]というこ]と[の]
★hiB–A#–m2G#–F#[だ]い]一]歩]
★軟m2F#–m2G#[弱[な] 自分をのF–F#[ろっ[た]【Dメロ】
★F–F#–m2G#^[またす([く[わ]れ[て]し])hiD#裏–C#[まった]ぁ]
★ちゃんとm2G#–hiA#[なり[た]かっ]たんG#[だ]ぁG#[ぁ]
☆hiA#地–F#[僕は信]じている] 僕[をG#[信]じて] い[る]【ラスサビ】
★m2D#[エタノ]ールにひ[たし]て【Aメロ】
★m1F#–G#[き]み]の優しさに甘2D#–m2F#[え[て]【Bメロ】
★F#–m2G#^[あれこれ求める痛[み]止]hiA#地[め]
★ここF#[ろ]に[へばりつく病げG#–hiA#[ん[菌]
★君F#[に] うつ[しm2G#–hiA^[ま[せ]ん]よ]G#[うに]
★hiA#–2G#–F#[Oh べ]ィビ]ィ] この[かわG#[き]だ]G#–A#[け[は]【サビ】
★m2F#[もらっちゃ]い[けm2G#[な]い気が[すG#[る]んだ]
★洗F#–m2G#地[い[なhiC#裏–B–A#^[がし]たう]え[で])
★hiC#裏–F#地[格好つ][けて]
★hiC#–hiD#裏–m2F#地[真っ当[に]生]きて] いF#[たい]
★hiA#–hiB^-2F#[君を[あ]いす]というこ]と[の]
★hiB–A#–m2G#–F#[だ]い]一]歩]
★軟m2F#–m2G#[弱[な] 自分をのF–F#[ろっ[た]【Dメロ】
★F–F#–m2G#^[またす([く[わ]れ[て]し])hiD#裏–C#[まった]ぁ]
★ちゃんとm2G#–hiA#[なり[た]かっ]たんG#[だ]ぁG#[ぁ]
☆hiA#地–F#[僕は信]じている] 僕[をG#[信]じて] い[る]【ラスサビ】
まず、『Sanitizer』についてです。この楽曲は、2025年にロックバンドOfficial髭男dismによりリリースされたシングル作品です。ヒゲダンとしては『Stand By You』以来7年ぶりのノンタイアップでのシングル曲で、「バンドが”今”届けたいサウンド」として配信されました。タイアップのオファーが尽きないだろうトップバンドがこうしたリリースをすることは、個人的に非常に意義深いことである感じます。
『Sanitizer』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としてはかなり高いレンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
今回の楽曲は、Aメロを中心に中低音がよく見られ、Bメロサビと中高音がよく登場するようになります。中高音としてはmid2G#~hiB等の地声高音が多いため、男性の音域としては非常に高いと私は分析しています。一方、低音についてはAメロ(特に1番)が顕著に低く、「女性」や「女声域に近い男性」などは注意が必要です。私個人としては、ヒゲダンの人気曲である『Subtitle』(過去記事)とも近いものを感じました。発声は地声での歌唱が多いですが、サビの見せ場で裏声が登場します。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は少しキーを上げた方が歌いやすいです(1番Aメロの低音が低いため)。一つの目安ですが、原曲キーから1~3つ程度上げてみてください。ただ、今回の楽曲はmid1C#やmid1D#などの低音が登場する場面は1番Aメロに限られるため、「低音域が得意な女性」などは原キーを試してみるのもよいと思います。ただ、音域が広いため、歌える人が限定されやすいです。そのため、「hiC#の地声最高音の場面は裏声」で歌うのも選択肢かもしれません。
最後に『Sanitizer』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C#(C#3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiE(E5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1C#は1番Aメロで登場します。このmid1C#は男性の音域の範囲内です。ただ、「高音域が非常に得意な男性(特に女声域に近似するような男性)」だと少し歌いにくい可能性があります。また、ヒゲダンをよく歌うような女性にとっても低音感があるため注意したいです。
次に、地声最高音hiC#は1,2番のサビで計2回登場します(ラストサビの2回目についても少し地声のようなニュアンスがあるが、今回は裏声扱いにしてます)。このhiC#に次ぐ地声高音としては、hiBがピークとなる場面が全体で10回、hiA#が39回、mid2G#が43回登場します。こうした点を考慮すると、男性の音域としてはかなり高く、通常はキーを上げた方が歌いやすいといえます。一つの目安ですが、原曲キーから4~6つ程度下げてみてください。
『Sanitizer』は低音域余地があるため、キー下げは可能です。ただ、今回は音域自体がかなり広いため、歌い慣れた人であっても一部歌いにくい部分が出てくるかもしれません。メロ自体は非常に分かりやすいですが、ビギナーなどの練習曲にもあまり向かないと私は想定しています。音域が広いと感じた場合は、地声最高音hiC#にあたる2場面を「裏声」で歌ってみるとよいかもしれません。
同曲はメロやリズムは比較的分かりやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケにもよいと思います。ただ、全体的に高音が辛く、また、サビで登場する裏声などでも力量が試されます。特に、ラストサビの場面では【地声mid2C#地声⇒裏声hiC#】と歌メロが移るため、その点でも器用な発声が試されます(その直後にhiA#の地声高音(音域一覧【補足】の☆)が来るのも辛い)。難易度は低くないですが、歌いこなせると気持ちがいい楽曲だと思います。
『Sanitizer』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiC#(裏声hiEまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はBメロサビDメロでこれらがよく登場します。一方、低音はAメロで低く、特に1番Aメロが顕著です。低音としてはmid1C#が2~3回程度登場します。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」、「低音が得意な女性(標準より低め~やや低めくらい)」などが原曲キーに合いやすいと私は考えました。
【まとめ】
①Aメロは中低音中心だが、Bメロサビと高くなる
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」向け
③音域が広い。それがハードルになる人は地声最高音を裏声で歌うのもアリかも
④裏声はそこまで多くないが、重要な場面で登場するので注意
⑤難易度は低くないが、メロがよく、歌いこなせると非常に映えそう