なお、『瞳の住人』はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルなどでMVなど音源が公開されておりません。よって、当ブログにおいても添付動画はありません。ご了承ください。
『瞳の住人』(L’Arc-en-Ciel)、Hitomi no Junin
【地声最低音】mid1E(E3)
★でも少しのm1E[さ]いげつは流れ
【地声最高音】hiC(C5) ※サビで登場
★m2G[あ]hiA[の]hiB[太]hiC[陽]m2G[の]hiB[ように]hiA[~]
【裏声最高音】hihiA(A5) ※2番とラストサビで1回ずつ
★一つhiB[の]hiA[ふ]m2F#[うけ]hiE裏[い]hiD[が]hiB[ぁの]hihiA[な]hiG[か]
【補足】mid2F#~hiE辺りの箇所
★駆m2F#[け]まF#[わ]hiA[っ]m2G[て]F#[い]G[て]も(Bメロ)
★m1E[こ]の胸は君m2G[をえ]m2F#[が]くよ
★m2G[見]m2F#[上]げればかがG[や]hiB裏[き]hiA[は]hiD裏[い]m2F#[ろ]あせず(サビ)
★あhiA[ふれ]m2G[て]m2F#[い]G{た]
★どんなhiB[と]hiA[き]m2F#[ぃも]hiE[照]hiD[ら]hiB[し]hiA[て]m2G[る] (1番サビ)
★hiB[な]hiA[れ]m2G[た]2F#[な]2G[ら]
まず、L’Arc-en-Ciel(ラルクアンシエル)について少し説明します。L’Arc-en-Cielは1991年に関西で結成された4人組のロックバンドです。活動歴の長いバンドですので、どのようなジャンルに分類するかは難しい部分もあります。私個人は80年代からのポスト・パンクが好きなこともありますので、特に初期の作品が好きです。ヒット曲の多いミュージシャンですので絞り切れないのですが、代表曲は『虹』、『HONEY』、『 READY STEADY GO』あたりが知られているのではないかと思います。アニメの主題歌などにも多く起用されていますので、それらで知っているという曲も多いかもしれません。
さて、『瞳の住人』についてです。この楽曲は2004年に、L’Arc-en-Cielによりリリースされたシングル作品です。作詞はボーカルのhyde(ハイド)さん、作曲はtetsu(tetsuya)さんによりなされています。アルバム『SMILE』に収録されている楽曲で、アルバムの終盤を彩ります。この楽曲は、ボーカルのキーがデタラメに高いことでもしばしば話題になる作品です。その点については後述します。
『瞳の住人』のサウンド等についてです。編曲はラルクと岡野ハジメさんによりなされています。岡野ハジメさんはL’Arc-en-Cielとは関係の深い関係の深いプロデューサーです。楽曲はバラード曲であり、ストリングスなどが用いられています。L’Arc-en-Cielのtetsuyaさんは私の好きなベーシストの一人であり、そちらに注目してしまうのですが、この『瞳の住人』においては、クリーンなギターの音色も非常に耳に残ります。AメロBメロ、2番以降のサビなどを中心に聴かれます。
歌メロディーについてはAメロBメロサビという馴染みやすい構成で作られています。AメロBメロは全体として静かな場面になっており、サビへの準備のような静寂感があります。特筆すべき点はやはり、裏声による高音域だと思います。最高音のhihiAに注目が集まりがちですが、1番のサビにおいてもhiEが登場しており、かなり高めの音階です。またhiCの地声最高音が登場します。
☆最後に、『瞳の住人』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3) ~【地声最高音】hiC(C5)、 【裏声最高音】hihiA(A5)でメロディーが構成されております。裏声に注目が集まりがちですが、地声に関しても一般的な男性の音域より高いです。以下見ていきます。
まず、地声については最高音がhiCであり、hiBなどが登場します。一般的な男性の音域よりも高く、その点でまずハードルが高いといえます。一般的な男性の場合は原曲よりもキーを4つ程度下げた方が歌いやすいと思います。『瞳の住人』はキーの高さが注目され、どうしても原キーチャレンジに注目が集まりがちですが、「自分に合ったキーで歌いこなすこと」の方が個人的には大事だと思っています。この『瞳の住人』は原曲キーにこだわらなければ、地声と裏声を上手く使いこなすという点で、よい練習曲にもなり得ると思います。
ちなみに、普段歌い慣れていない一般的な音域の男性の場合は、別の曲で歌い慣れるなどした上で、この『瞳の住人』にチャレンジするのが良いと思います。恐らく、原曲キーから4つ低くても歌うのが大変であると思います。キーをたくさん下げて歌うことも不可能ではないと思いますが、裏声を駆使するなどの場面もあります。普段歌い慣れていない人が練習曲として歌唱するのはお勧めできません。
さて、裏声最高音のhihiAについてです。この辺りは、「どうすれば高音域が出るのか」という疑問に対して、広く当てはまるような答えを私は持っていません。
ただ一つ、私なりに提案するとすれば、「ボーカルのhydeさんの声色にあまり引っ張られなくても良いのではないか」と私自身は考えています。今回は動画の添付はありませんが、hydeさんはかなり独特なしゃくりや発声で歌唱されています。カラオケなどで歌唱したり練習する際も、オリジナルのボーカルというものはどうしても意識してしまいます。ただ、オリジナルが必ずしも歌いやすいかどうかといえばそうとは限りません。その中で、自分の歌いやすいスタイルを意識しながら歌唱しても良いのではないかと考えています。当然、原曲のニュアンスは崩れてしまいますが、結果として、原曲とは違う新しい個性や楽曲の解釈が生まれるのではないかとも考えています。
コメント
この曲の最高音hihiAはミックスボイスはヘッドボイスなどの地声ではないでしょうか?
コメントありがとうございます。
ヘッドボイスは裏声に分類されますので、裏声としております。
ただ、ヘッドボイスは声が響くので地声感が強いのは理解できます。