『NEO UNIVERSE』(L’Arc-en-Ciel)

【地声最低音】mid1F#(F#3)
★m2F#[傾きか]けた天秤のうm2D#–m1F#[え[へ]【Aメロ】
★m2A#[そ]んな飛べm2D#–m1F#[な[い]【Bメロ】
★m1F#–G#–2A#[無邪]気]なて]ん[しG#–m1F#[に[も]
【地声最高音】hiB(B4) ※全体で7回
★(離さないで)hiB–A#–F#[目覚]め]る]【サビ】
【裏声最高音】hiC#(C#5) ※2番サビとラストサビ
★ (恐がらずに) hiC#裏–F#地–F^[ne](o u]ni[verse])【2番・ラストサビ】
★ (結ばれよう) hiC#裏[ネ]オユニm2G#–hiA#地[ヴァ[ァ]ァ]ァス【ラストサビ】
☆hiC#裏[ネ]オユニm2G#–hiA#地L[ヴァ[ース] hiF#裏–F–C#[Fu] uh] uh]
※☆のhiF#はフェイクなので裏声最高音から除外してます
【補足】mid2F(一部のみ)~hiA#を含むフレーズ一覧
★朝はとm2F–m2F#[ど[く] F#–m2G#L[鮮や[かに]【Bメロ】
★m2G#–F#–F^[そ](の]手[を]) hiA#–F#–G#[放さな]い[で])【サビ】
★hiA#–F#–m2G#[このせか]い[を] G#[か]ん]じG#[て]ぇ]
★ひげF–m2F#[き[だ]と F#[して]も] F#[あな]た]m2G#[に]【Dメロ】
★巡F#地–hiA#裏–G#–F#裏[り[会]え]て] F#[よ]か[っm2G#[た]
まず、『NEO UNIVERSE』についてです。この楽曲は、2000年にロックバンドL’Arc-en-Cielによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、 同じ年に発売された『REAL』に初収録されました。同アルバムには、『LOVE FLIES』、『STAY AWAY』などのシングルが収められ、100万枚を超えるCDセールスを記録しました(日本レコード協会よりミリオン認定がなされました)。
『NEO UNIVERSE』は両A面シングルとして発売され、資生堂の口紅ブランド「ピエヌ」のCMソングとしてタイアップが付きました。同曲はエレクトロ・ポップが主体となったバンド曲であり、バンドとしても明るいニュアンスがあります。楽曲多くの支持を集め、110万枚を超えるCDヒットを記録しました(年間売上トップ10入り)。作詞はボーカルのhydeさん、作曲はkenさん、編曲はバンドと岡野ハジメさんによりなされました。
『NEO UNIVERSE』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高い(サビだけ見ると「かなり高い」でもよいかも)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。
同曲は、サビを中心に中高音域が頻出します。サビの地声高音はmid2F~hiBのみで構成され、mid2E以下が一切登場しないため、かなり高音感があります。また、低音もmid1F#と男性曲としては高いです。こうした点を考慮すると、高音域が得意な男性の方がマッチしやすいがっきょくであると私は分析しています。見た目の音域以上に高い高音曲だといえます。
女性が同曲を歌唱する場合、通常は若干キーを上げた方が歌いやすいです。低音がそれなりに高いため、原キーでも歌えなくもないですが、女性の得意な声域を考慮すると若干キーを上げた方がより歌いやすいと推測しています。一つの目安ですが、原曲キーから1~3つ程度上げてみてください。
ただ、今回は低音域がmid1F#程度と高いため、人によっては原キーがマッチする可能性があります。具体的には「標準より低め~やや低め音域の女性」などは原キーを選択肢に入れてみてください(低音が得意ならばおススメ)。
最後に『NEO UNIVERSE』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F#(F#3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高い(体感的には「かなり高い」でもよいかも)。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1F#はAメロやBメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、男性の音域としては高い低音であるため、相対的に中高音域が多く頻出する楽曲になっています。今回はサビを中心に中高音が多いですが、ABメロについてもmid2D#~mid2F#が登場し、意外と高いです。
次に、地声最高音hiBはサビで計7回登場します。このhiBに次ぐ地声高音としてはhiA#がピークとなる場面が全体で25回、mid2G#が24回、mid2F#が22回登場します。今回はサビについてはmid2F以上の音階のみで構成されているため、体感的にもかなり高いです。こうした点を考慮すると、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度下げてみてください。
『NEO UNIVERSE』は低音域に余地があるため、キー下げは可能です。歌い慣れた人であればある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回は見た目より高音が高いため、一般的な男性に合うレンジに調整するには多くのキー下げが必要になります。その点で違和感などを感じる人も多いかもしれません。
今回の楽曲はメロ自体は分かりやすく、リズムも取りやすいです。音域がマッチするのであれば練習曲などには向くと考えます。ラルクの作品としては裏声が多くないため、裏声が苦手な人にもおススメです。
『NEO UNIVERSE』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiBといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。特に今回はサビはmid2F以上の高音階のみで構成されており、見た目の音域以上に高い曲です。低音もmid1F#程度であり、男性曲としては高い低音です。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低め~やや低めの音域の女性」なども原曲キーがマッチする可能性があります。
【まとめ】
①サビは中高音が連発され、体感以上に高い曲
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」に合いそう
③「標準より低め~やや低めの音域の女性」も原キーに合うかも
④音域がマッチするのであればカラオケなどに良い
⑤ラルクの曲としては裏声は多くない(ただ目立つ場面で登場するが)