こんにちは。今回はL'Arc-en-Cielのボーカルとしても活躍されているHYDEさんの『監獄ROCK』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。リクエストによる選曲です。
 なお、同曲はアーティストおよびレーベルの公式チャンネルなどでMVが公開されておりません。よって、当ブログにおいても添付動画はありません。ご了承ください。


『監獄ROCK』(HYDE)、Kangoku ROCK


【地声最低音】mid2A(A3)  ※Aメロ

★絶対 submission 整列 非現実的 resis-[-tance]m2A


【地声最高音】hiC#(C#5)  ※各サビで1回ずつ

hiC#[あ]くむまでも飲みhiB[干せ] 



【補足】mid2F#hiBの注意箇所

m2F#[Break it その硬い] defense(Aメロ)
★会場内は解除し限界突破m2F#[しろ!]

hiB[監]獄から救いm2G[出せ] [本]能へと手を伸hiB[ばせ](サビ)
hiB[取]hiA[り]m2G[も]A[ど]G[せ][分][を][~]A B[yeah yeah]


『監獄ROCK』(HYDE)









 まず、HYDE(ハイド)さんについて少し説明します。当ブログでもL'Arc-en-Cielについては何曲か取り上げておりますが、ラルクのボーカルとして広く知られているHYDEさんです。HYDEさんは2001年より、バンドの合間を見てソロ活動をされております。2008年よりVAMPSという音楽ユニットでも活躍されております。2017年にVAMPSの活動休止後は、再びソロとして、活動を活発化させております。
 HYDEさんのソロやVAMPSについては、L'Arc-en-Cielと比較してハードロック、ラウドロック、ハードコアの要素が強いと思います(00年代初期のアルバムはポップやアコースティック寄りの路線だったと記憶しております。)。
 
 さて、『監獄ROCK』についてです。この楽曲は2018年にHYDEさんによりリリースされたシングル『FAKE DIVINE』に収録されているナンバーです。いわゆるカップリング曲です。サウンド的な傾向としては、ハードロックやヘヴィメタルなどの路線です。ボーカルに関しては、HYDEさんはL'Arc-en-Cielではクリアで耽美な印象が強かったですが、この『監獄ROCK』では、ドスのきいた濁った発声をされています。音域的な難しさよりも、こうした発声が出来るかどうかというのも『監獄ROCK』の歌唱の難しさに関係してくると思います。



 最後に、『監獄ROCK』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiC#(C#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音のhiC#ですが、各サビで1回ずつ登場します。上図に示しますように、1音のみの登場ですので、よく聴いていないと聞き逃してしまうかもしれません。hiC#は男性としてはかなり高めのキーで、また『監獄ROCK』は唐突にこの音階が登場します。その点で一層難易度が高いです。
 この【hiC#[あ]くむまでも飲みhiB[干せ]】の場面ですが、場合によっては、hiC#をhiBなどに置き換えても良いかもしれません。また、荒々しい楽曲的特徴から、少し音程がブレてもあまり気にならないと思います(他の部分がしっかり歌えていることが前提です)。

 『監獄ROCK』については、サビを中心にhiBが多く登場します。原曲キーで歌唱する場合、hiC#は別として、このhiBの音階は確実に発声したいところです。
 しかし、このhiBも一般的には高めのキーです。一般的な男性の場合は、キーを下げるのがベストな選択肢なのではないかと思います。キーを下げることに抵抗がある人も多いと思いますが、原曲キーで歌唱するよりも、荒々しくドスの効いたボーカルを上手く再現することに力を入れた方が良いのではないかと思います。

 『監獄ROCK』は比較的音域が狭いですので、キーを下げての歌唱などにも向いていると言えます。ただボーカルの発声などを考えると、決して初心者向きの楽曲とはいえません(楽曲のニュアンスを犠牲にして、自然な発声でメロディーを歌うのはアリとは思います)。普段歌い慣れていない人は、別の曲で歌い慣れた上でチャレンジするのが良いと思います。