当ブログでは、Adoさんが関わった作品として、以前にくじらさんの作品である『金木犀 feat.Ado』(過去記事)を取り上げております。興味を持たれた方はこちらもどうぞ。
なお、『うっせぇわ』は、私が確認する限り、11月初旬にはカラオケ配信が開始されるようです。
『うっせぇわ』(Ado)、Usseewa(Ado)
【地声最低音】mid2A(A3)
★m2A[気]づいた[ら]お[と]な[に]なっ[てい]た(Aメロ)
★m2A#[最新の]流行は[当然の]把握(Bメロ)
【地声最高音】hiD#(D#5) ※ラストのサビ(転調+1)で登場
★あhiC[な]た[が]hiD[お]hiD#[も]D[う][よ]り健康C[です](ラストサビ)
★何回聞hiC[か]hiD#[せ]hiD[る][ん]だC[そ]のメモリー
※通常のサビではhiDが最高音になります。
【補足】hiA~hiC辺りの注意点
★それが何かhiB[見せつけ]hiA#[てや]B[る](イントロ)
【補足】hiA~hiC辺りの注意点
★それが何かhiB[見せつけ]hiA#[てや]B[る](イントロ)
★困っちまうこれはhiA[だ]れかのせい(Bメロ)
★うっhiC[せぇ]うっ[せぇ]うっ[せぇ]わ (ラストサビ[転調+1])
★あなたじゃ分からないhiC[か]hiA#[も]C[ね]
☆hiC[ア]タシも大概だけど
★どうだってhiC[いい]ぜ問題はC[ナシ]
★どうだってhiC[いい]ぜ問題はC[ナシ]
※☆の部分は一瞬声が裏返って、hihiCになっているのですが、今回はhiCとしておきます。
まず、『うっせぇわ』についてです。この楽曲は、2020年に女性歌手のAdo(あど)さんによりリリースされたシングル曲です。ダウンロード・ストリーミング配信となります。Adoさんは現在18歳であり、17歳最後の日にユニバーサルミュージックよりメジャーデビューしました。『うっせぇわ』はAdoさん初のメジャーデビュー作となります。
『うっせぇわ』はアップテンポのナンバーで、作詞作曲編曲はsyudou(しゅどう)さんが務めております。syudouさんはボカロPとしても活躍されており、『ビターチョコデコレーション』などが知られております。
同曲の歌メロについてですが、ラストのサビで転調が行われ、キーが1つ上がります。カラオケなどでは注意したいところです。
『うっせぇわ』はサウンドも歌唱も素晴らしいのですが、個人的に面白いと思ったのは歌詞です。
同曲は、1番Aメロ歌詞が、1980年代を中心に活躍したバンド・チェッカーズの『ギザギザハートの子守唄』(1983)をオマージュして作られております。冒頭の【ちっちゃな頃からワルガキで(優等生)】などがそうです。
70~80年代は、学校では管理教育が強く薦められ、今と比べ荒れた状態でもありました。その中で、「不良(ヤンキー)」、「ツッパリ」など非行に走る青少年が多く見られました。
一方、40年が過ぎた現在は、目に見える形の非行は少なくなっているように感じられます。ただ、若者の社会や大人に対する不満が消えたわけではなく、そうしたものが『うっせぇわ』の歌詞にも表出されているように私には感じられました。syudouさんは後者の時代に学生時代を過ごされたと思うのですが、非常によく練られた歌詞だと思います。
※『うっせぇわ』は、『ギザギザハートの子守唄』との歌詞の比較だけで記事が書けたり、議論ができたりするのではないかと思います。教育学や社会学などから見ても凄く面白い視点です。
一方、40年が過ぎた現在は、目に見える形の非行は少なくなっているように感じられます。ただ、若者の社会や大人に対する不満が消えたわけではなく、そうしたものが『うっせぇわ』の歌詞にも表出されているように私には感じられました。syudouさんは後者の時代に学生時代を過ごされたと思うのですが、非常によく練られた歌詞だと思います。
※『うっせぇわ』は、『ギザギザハートの子守唄』との歌詞の比較だけで記事が書けたり、議論ができたりするのではないかと思います。教育学や社会学などから見ても凄く面白い視点です。
さて、『うっせぇわ』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最高音hiD#はラストのサビで2回登場します。同曲はラストのサビで転調しますので、通常のサビではhiDが登場します。この辺りは女性の音域としては少し高めであります。原曲キーから2つ程度下げて、歌唱しても良いと思います。
『うっせぇわ』は音域自体が広めでありますが、低音部分に少し余裕があり、キー調整は可能です。歌い慣れた人であれば合いやすい部分が見つかりやすいです。
一方で、歌い慣れていない人向けの調整も可能だとは思いますが、人によっては一部が歌いにくいかもしれません。また、Adoさんのドスの効いた声色なども特徴的です。キーを調整しても難しい場合は、別の易しめの曲と並行して練習してください。
『うっせぇわ』は全体として中毒性があり、ハマると抜け出せなくような魅力があります。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
MVをプレミア公開オンタイムで見ておりましたが、予想を裏切らないAdo節全開のデビュー曲でしたね。くじらさんもShudouさんもいい曲作りますね。尊敬ですね。好きな歌い手がデビューするのは最高ですね!今回もお疲れ様でした。
>>1
コメントありがとうございます。
Adoさんはどこかのタイミングで
広く知られるようになるのではないかと思います。
作家陣も素晴らしいですが、Adoさん自身も非常に声がいいです。
僕はsyudouさんが好きでこの曲を聴き始めたんですけど、おっしゃる通り中毒性が高すぎてハマっちゃいました。
syudouさんもこれからどんどん出てくると思うんで期待ですね。
リクエストになるんですけれども、After the Rainならびに西川くんとキリショーの『1・2・3』をお願いします。
がなりながらもここまで高いんですか…
唯一無二の歌い方ですね。
良ければAdoさんの新曲レディメイドもお願いします。
>>4
声質が独特ですよね。
昨年リリースですが、すでに今年の大ヒット曲の1つだと思います。