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『新世紀のラブソング』(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の音域

こんにちは。今回はASIAN KUNG-FU GENERATIONの『新世紀のラブソング』(2009)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『新世紀のラブソング』(ASIAN KUNG-FU GENERATION)、Shinseiki no Love Song(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
『新世紀のラブソング』(ASIAN KUNG-FU GENERATION)の音域







【地声最低音】lowE(E2) ※☆の細かい部分は厳密にこだわらなくてもよい

★あの日 僕がセカンドフライを上手に捕ったm1A[として]【Aメロ】
m1A[そ]れで今も抱えている後悔はなくなるのかな
m1AlowF#[せ[い]かつ[は]つ]づく m1AlowE[せ[い]かつ]lowF#[は]つ]1A[く]

※Aメロは全体的に低音が多い


【地声最高音】mid2F#(F#4)  ※曲全体で1回

★息を吸っm2E[て] [生命を]m2F#[食]べて【大サビ3】


【裏声最高音】hiA(A4) ※頻度は高い


★ほら きhiA裏[み]m2C#[のな][だ] [始まれ21st]【サビ】

hiA[確]m2C#[か][こ][ば][見][た][ない]【大サビ2】
★言hiA[い当]m2E[てる]言葉も見当たらない

【補足】mid2C#mid2Eを含むフレーズ一覧


★世界は続く 何もm2C#[な]かったように【Aメロ】

★覚m2C#[め]ないゆ[め]とガラ[ク]m2E[タ]商品【大サビ1】
★(冴えない詩の如何様ストーリー) それを鳴らす そm2C#[れを][らす]
★そm2C#[れで][ぼ][ら][あ]いと呼んで【サビ2】

 まず、『新世紀のラブソング』(しんせいきのラブソング)についてです。この楽曲は、2009年に4人組ロックバンドASIAN KUNG-FU GENERATIONによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2010年にリリースされた『マジックディスク』に収められました。同アルバムには、『迷子犬と雨のビート』や、『ソラニン』(extra track扱い)といったシングル曲が収められております。同アルバムは、私自身もすごく好きなアジカンのオリジナルアルバムであります。

 さて、『新世紀のラブソング』はラップ調な要素が付加されたバンドナンバーです。同曲はAメロがラップ調のパートであり、短めのサビというシンプルな構成です(後半は大サビが登場)。私としては、当時のアジカンにはあまり見られなかった展開であり、リリース当初も凄く印象に残った記憶があります。どことなく、現在人気のVaundyさん辺りが得意そうな構成だと感じました
 ちなみに、同曲の歌詞については、2001年に怒った米国での同時多発テロ事件や、それに起因した戦争などを思わせる歌詞があります。最近は、ロシアによるウクライナへの侵攻なども起こっており、この曲を想起させられたファンも多いかもしれません。


 『新世紀のラブソング』の音域的な特徴についてです。同曲は、J-POP男性曲としては低めのレンジで歌メロが作られております。とりわけAメロはlowEなどが登場し、非常に低いです。一方、地声の高音域については、m2C#~m2E辺りが中心であり、J-POPの男性曲としては比較的取っつきやすいかもしれません
 同曲は低音域が非常に低いため、高音域が得意な人などはキーを上げた方が歌いやすいかもしれません。また、女性はAメロをオク上げで歌うのもよいと思います。


 最後に『新世紀のラブソング』の音域についてですが、【地声最低音】lowE(E2)~【地声最高音】mid2F#(F#4)、【裏声最高音】hiA(A4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域に比べ音域が広く、特に低音域が低いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音lowEについては、Aメロで登場します。このlowEは男性の音域としては相当低いですが、原曲ではこの辺の音が繰り返し登場します。同曲は高音域に余地があるので、キーを上げても良いですが、個人的には低音域の練習にもよいのではないかと思います。
 一方、女性にとっては極めて低いレンジであります。そのため、女性はAメロをオク上げで歌うことも選択肢に入れてください。

 次に、地声最高音mid2F#は大サビで登場します。登場回数は1回程度と少なめです。同曲は、高音域の地声レンジではmid2C#やmid2E辺りが多く登場します。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内ですので、原曲キーでもアプローチしやすいと思います(歌い慣れた人の方がより安定した歌唱が可能です)。


 『新世紀のラブソング』は同曲は、低音域が非常に低いので、その辺りがしっかり歌いこなせるかがキーとなります。地声最高音はmid2F#が1回程度で、高音はmid2C#やmid2Eが中心となります。よって、原曲キーで歌唱する場合、「標準~標準より高めの音域の男性」などが合いやすいです(ただし低音域は必須)

 『新世紀のラブソング』は盛り上がるナンバーというわけではありませんが、個人的には歌詞なども含め非常に好きな作品です。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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コメント

  1. 名無しA より:

    ありがとうございました。Jpopのシングルでここまで低音がでる曲も珍しいですね。個人的には歌いやすく、かつ歌いがいがあります。アジカンで歌いやすいのはこれとか、あとは「君という花」とかですかね。

    • もりっしー より:

      名無しAさんありがとうございます。
      lowEってなかなか出ないですよね。
      多分、過去にも1~2曲くらいしか取り上げてないです。

      『君という花』は私も好きですね。
      アジカンに興味を持つきっかけになった曲で、思い入れがあります。

  2. 名無しk より:

    Saucy Dog/魔法にかけられて
    の調査をリクエストします。御検討よろしくお願いします。

    • もりっしー より:

      同曲リストアップしておきます。
      私自身もリストアップしていた曲ですが、
      サウシーはリクエストも多いので、
      なかなか着手できずにいました。