『トナリアウ』(THE ORAL CIGARETTES)、Tonariau(THE ORAL CIGARETTES)
【地声最低音】mid1E(E3) ※聞き取りにくい
★m1E[冷]めないゆm1F#[め]の途中で【1番Aメロ】
★m2F#[繰りか]えし願いを込めm1F#[ぇ]た1F#[ぁ]
※mid1F#辺りでも違和感は少ないです
【地声最高音】hiA(A4) ※全体で13回程度
★m2F#[い]まm2G[で]も[あな]G–hiA[た[を]感じたい【頭サビ・ラストサビ】
★m2F#–m2E[待]ち]合わせま[しょ]うこhiA地[の]場所[で]【Bメロ】
★永遠にm2F#[降]りhiA–m2G[そ]そ]ぐ【サビ】
★たm2F#[と]えそ[れが]m2G–hiA[に[せ]ものでも
【裏声最高音】hiD(D5) ※サビで登場
★(真っ白な幸せに)色づhiC#–hiA[け]た]hiD–C#[出]会い[で])【サビ】
【補足】mid2F#~hiC#を含むフレーズ一覧
★m2F#–m2E[遠く]ま]で[行]っ]てしまわ[な]いように【Aメロ】
★あhiA裏–m2G–m2F#[なたの決]め]た]ことな[ら]【Bメロ】
★(永遠に降り注ぐ)悲しhiC#–hiA[み]ぃの]m2F#[待つ]方[で]【サビ】
★m2F#[い]まm2G[で]も [あ]なG[た]のことを信じ続ける
★忘m2E–m2F#[れ[な]い]ようにとつ[か]ぁんだ
★(あなたの記憶には)ずっとそm2F#[れ]だm2G[けで]ぇ]【ラストBメロ】
まず、『トナリアウ』についてです。この楽曲は、2018年に4人組ロックバンドTHE ORAL CIGARETTESによりリリースされたシングル作品です。『ONE’S AGAIN』との両A面シングルでリリースされました。』アルバムとしては、2018年の『Kisses and Kills(キッシーズ・アンド・キルズ)に収録されました。同アルバムには、人気曲『BLACK MEMORY』(過去記事)、『容姿端麗な嘘』(過去記事)等も収められております。
『トナリアウ』は河野裕さんの同名ライトノベルを原作としたアニメ『サクラダリセット』のエンディングテーマとして書き下ろされました。同アニメは、タイムリープが1つのテーマとなっており、歌詞の中にもそうしたものが示唆されております。
同曲は、アニメのエンディングテーマ曲ということもあってか、アップテンポでありながら、切ないメロディアスなナンバーとなっております。ボーカル山中 拓也さんは、L’Arc~en~Cielのファンということもあってか、私はどことなくラルクっぽさも感じた1曲でした。
さて、『トナリアウ』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性としては高めのレンジで歌メロが作られております(明確に「高い」といってもよいかもです)。そのため、標準的な男性はキーを下げた方が歌いやすそうです。低音域は図で示すよりも余地があり、キー下げはしやすい方です。
ちなみに、同曲は女性が原曲キーで歌うことも一応は可能だと思います(低音域が少し低いかも)。「標準より(やや)低めの音域の女性」などはマッチしやすいかもです。
最後に『トナリアウ』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Eについては、1番Aメロの最初で登場します。ただ、最低音は全体でここだけで、歌い出しの瞬音ですので、厳密にこだわらなくてもよいと思います。このmid1Eを除くと、mid1F#が同じくAメロで登場します。
同曲は男性曲としては低音部がやや高いため、女性が原曲キーで歌唱することも理論上は可能です。ただ、標準的な音域の女性は、通常はキーを上げた方がより歌いやすいと思います。女性の場合は、「標準より低め~やや低めの音域の女性」だと原曲キーが合いやすそうです。
次に地声最高音hiAについては、サビ等を中心に登場します。同曲は頭サビで歌メロが始まり、全体を通して地声のhiAが13回程度登場します。また、楽曲全体を通してもmid2E~mid2G辺りの頻度が高いですので、通常はキーを下げた方が歌いやすそうです。一つの目安ですが、原曲キーから2つ程度下げてみてください。
『トナリアウ』は低音域に余地があり、キー下げはしやすいです。そのため、歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジにキー調整することが可能です。ただ、ボーカルの山中拓也さんは、やや癖のある特徴的な歌唱をしております。こうした歌い方まで含めて表現するには、力量が求められます。その点は留意しておいてください。私なりの印象ですが、オーラルの楽曲の他に、ヴィジュアル系ロックのボーカルなどを聴き込んでみるのも表現の参考になるのではないかと感じました。
『トナリアウ』を原曲キーで歌唱する場合、hiA,mid2Gといった高音域を地声でしっかり歌いこなせる力が求められます。また、先述のように、全体を通してmid2F#などの頻度が高く、人によっては体力面でのしんどさを感じやすそうです。そのため、「ある程度高音域が得意な男性」、「標準より低めの音域の女性」などが原曲キーにマッチしやすそうです。
以前申し上げたかもしれませんが、オーラル山中さんの声域は、「男声としては高く、女声としてはやや低め」にあたることが多いです。大まかな目安ですが、ポルノグラフィティ、スピッツ、サカナクション、Acid Black Cherryなどもそうした傾向がみられ、「ある程度高音域が得意な男性」や「標準よりやや低めの女性」向けのものが多い気がします。特に、高音域が得意でない女性などは選曲しやすいと思います。
『トナリアウ』は切ないアッパーなバンド曲であり、カラオケなどでも歌いやすそうです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
低めかと思いきや、意外と最低音が高い…昨日のジターバグでも思いましたが、最低音も低くない上にそれが一瞬とかなんですよね。ジターバグなんかは最低音mid1G#が頻発するなら女性には低音感を感じる事があるかもしれませんが、音程が下がる部分で一瞬とかなので女の低めくらいのレベルになりますよね。
自分のように低音苦手目な男にはこういう曲は非常に歌いやすいです。裏声は思ったよりは低い感じ
ロックバンドの記事が続いたのは良いですね、3年ぶりにロッキンやってたので時勢的にも
ありがとうございます。
ホントはぴたっくまさんのリクエスト曲でも良かったのですが、
他にも調査完了してる曲がありますので、オーラルはこっちを優先しました。
この曲、ぴたっくまさんならちょうど良さそうな感じですね。
オーラルは最近HYDEさんと共演することがふえましたが、
この曲、HYDEさんが歌っても合いそうだと感じました。
カラオケの後半とかで高音出にくくなるとちょうどいいですね
最近のロックバンドの曲にしては歌メロに余裕あるしメロディ良いのでカラオケ向きの曲だと思います。ORALはラルク、というかV系がルーツなので最近の邦ロの中ではやや珍しいですね
リクエストはリコリス・リコイルですかね(リコイルは要らないですねふざけました)
V系ルーツって最近もメジャーどころだと多くないですよね
少し前だと9㎜とかはV系っぽさを感じましたが。
ジグザグ辺りが爆発すると、また盛り返すかもしれませんね。
リコリスと逆恨み小僧ですね。また、取り上げます。
アニメのタイアップもあるのに、花の塔がまだカラオケにないのがちょっと納得いかないですw