『最大公約数』(RADWIMPS)、Saidai Kouyakusuu(RADWIMPS)
【地声最低音】mid1A#(A#3)
★僕の二歩はm1D#[き]みの三[歩] 僕の四歩は[き]みの六[歩]【Aメロ】
★m1D#[そん]な風にこれ[からも] [あ]る[い]てい[け]ればいい[と思うんだ]
★m1D#[君がお]もう[こと] [それは同時に]僕[がお]もう[こと]
★君の心は僕の2倍 僕の小指はm1D#[き]みD#–m1D[の[2]倍]【2番Aメロ】
☆m1A#[愛さ]れたい気持ちは君m1D#[の5倍]
※低音としてはmid1D#辺りが頻出
【地声最高音】mid2G#(G#4) ※全体で2回
★二人の最大公hiA#裏[約]m2G#地–G–F[す]う]を]【サビ】
※地声高音としてはmid2Gが頻出
【裏声最高音】hiA#(A#4) ※サビで登場
★二人の最大公hiA#裏[約]m2G#地–G–F[す]う]を]【サビ】
★(いつか僕も分かる時)まhiA#裏[で]
【補足】mid2D#(一部のみ)~mid2Gを含むフレーズ一覧
★それなりの理由があった だかm2D#–m2F–m2G[らふた[り[は]【Aメロ】
★途切m2F–m2G[れ[そ]う]な夜を繋いだんG[だ]【Bメロ】
★(溢れないように分け合って) m2G–m2F[だ]か]らそう
★なm2F–m2G[に[を]あた[え[る]で[も[な]く【サビ】
★m2D#[カラン]コロン [カラン]コロン [きっと]【2番Aメロ】
★ちm2F[が]っ[たっm2G[て] [ひ]と[つ]じゃ[なくG{て] [い]いと思う【2番サビ】
★あるはずだよ 二人だm2F[け]の公[約]数【ラストサビ】
★m2D#[僕]ひ[く][君は]m2F[何]だ[ろう]【ラスト】
★m2D#[僕]の[ち]君のm2F–m2G[ち[つ][まり]
まず、『最大公約数』(さいだいこうやくすう)についてです。この楽曲は、2006年にロックバンドRADWIMPSによりリリースされたアルバム『RADWIMPS 3〜無人島に持っていき忘れた一枚〜』に収録されております。同アルバムは、RADWIMPSとしてはメジャー1枚目のアルバムであり、人気バンドへの足掛かりとなりました。初動売上は1万枚程度ですが、最終的には20万枚を超えるロングヒットとなります。収録曲の中では、今回取り上げる『最大公約数』、『セプテンバーさん』(過去記事)や『25コ目の染色体』などが人気なのではないかと思います。
『最大公約数』はアップテンポのバンド曲です。RADWIMPSはいわゆるミクスチャー・ロック(ラップ・ロック)の普及に大きく貢献したバンドです。今回取り上げる『最大公約数』にもラップパートのような場面があり、初期のラッドの特徴が如実に表れているのではないかと思います。私自身は、歌詞も非常に耳に残った作品で、2番サビの【分かり合えない想いは 無理に頷くためではなく いつかの楽しみに そう とっとこう】というところが特に好きです。
『最大公約数』はアルバム曲でありながら人気が高く、配信での売上で25万ダウンロードを記録しました。2016年には日本レコード協会よりプラチナ認定がなされております(Billion Hitsより引用)。
『最大公約数』の音域的な特徴についてです。同曲は、大よそ一般的な男性の音域の範囲内で歌メロが作られております。ただ、曲全体を通してmid2Gの登場頻度が非常に高いため、人によっては高く感じやすいかもしれません。キーを調整する余地はありますので、キーを下げるのもよいと思います。
ちなみに、女性が同曲を歌唱する場合、低音域のmid1D#辺りがネックとなります。mid1D#辺りがしっかり歌える方は原曲キーでもよいかもしれませんが、一般的にはキーを上げた方が声質が活きやすいと思います。
最後に『最大公約数』の音域についてですが、【地声最低音】mid1A#(A#3)~【地声最高音】mid2G#(G#4)、【裏声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内(もしくは「やや高い」)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1A#は2番Aメロで登場します。このmid1A#は出せるに越したことはないですが、低音域が苦手な方は無理に歌わなくてもよいのではないかと私は判断しました。
私なりの分析ですが、同曲を歌唱する上で特に必要な低音はmid1D#です。この辺りがしっかり発声できると形になりやすいです。mid1D#は低音域が苦手な男性などは少し歌いにくく感じられるかもしれません。また、女性にとってはかなり低い音階であります。女性の場合、一般的にはキーを上げた方が歌いやすいと思います。
次に、地声最高音mid2G#はサビで登場します。登場回数は2回程度です。このmid2G#に次ぐ高音として、同曲はmid2Gが頻出します。原曲キーでも歌唱可能ですが、人によってはキーを少し下げた方がいいかもしれません。一つの目安ですが、原曲キーから1~2つ程度下げてみてください。
『最大公約数』は若干の余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人とであれば、自分の得意なレンジに調整することができると思います。一方、同曲は音域自体が広いため、ビギナーなどはもしかしたら歌いにくい部分が出てくるかもしれません。その点は留意しておいてください。
『最大公約数』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D#~mid2Gを地声でしっかり歌いこなせる力が求められます。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、今回は登場頻度が高いです。そのため、「標準よりやや高め~ある程度高音域が得意な男性」などが原曲キーにマッチしやすいのではないかと私は推測しました。「標準的な音域の男性」も原曲キーでの歌唱が可能だと思いますが、もしかしたら体力的に辛い部分が出てくるかもしれません。逆に「高音域が非常に得意な男性」だと、低音域が歌いにくく感じられるかもしれません。
『最大公約数』は音域的には一般的な男性の音域と近く、原曲キーでもチャレンジしやすそうです。また、歌詞などもよくカラオケにも向きやすそうです。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
ありがとうございます。いつも楽しく拝見しています。
ずとまよの『残機』をリクエストしてもいいですか?よろしくお願いします。
かたおかさんありがとうございます。
残機リストアップしておきます。
私も気になってました。