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『me me she』(RADWIMPS)の音域

 こんにちは。今回はRADWIMPSの『me me she』(2006)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『me me she』(RADWIMPS)
『me me she』(RADWIMPS)の音域







【地声最低音】mid1B(B2) 

m1E[や]くそくした[よ]ね  [100]m1B[さ][い]までよろしく[ね]【2番Aメロ】

※他の場面でもいくつか登場します

【地声最高音】hiA#(A#4)  ※ラストサビ[転調+2]

★「さよなら」m2F#[と い]m2G#[っ]F#[しょ]hiA#[に]G#[ぃ]A#[ぃ]【ラストサビ】

※曲全体で2回

【補足】mid2FhiAを含むフレーズ一覧

★「さよなら」といm2F#[っ]しょm2G#[に][ぃ][ぃ]G#【通常サビ】
★あのやhiA[く]m2G#[そ]m2F#[く]の破A[り]G#[か][た]
★(他の誰かの)m2F#[愛][か]m2G#[を] 

★こんなこと言って ほんとにごm2F#[め]m2G#[ね]【Bメロ】
★あたm2F#[ま]m2G#[で]hiA[分]G#[かっ][て]

★僕がたm2G#[と]m2F#[え]ば他の人と結ばれたとして【Cメロ】
★君の遺伝子もそっと まぎれこんm2F#[で]m2G#[い]F#[る]だろう

★僕m2F[から]m2F#{のこ]m2G#[と]F#[ばを]【ラストサビ】
 まず、『me me she』(メ・メ・シィ)についてです。この楽曲は、2006年にロックバンドRADWIMPSによりリリースされたアルバム『RADWIMPS 4〜おかずのごはん〜』に収められております。同アルバムには、『有心論』、『ふたりごと』といった人気曲も収められております。私自身は『ギミギミック』という楽曲も好きです。
 『me me she』はMVが制作されており、2009年にRADWIMPSのYouTube公式チャンネルでMVが公開されました。公開されたMVは2021年7月現在、2800万回もの再生回数を記録しております。

 『me me she』はゆったりとしたテンポのラブソングです。エレキギターのアルペジオが印象的です。歌メロについては、ラストサビの後半で転調が行われ、キーが2つ上がります(#2)。カラオケ等で買歌唱する際は、この辺りは注意が必要だと思います。
 ちなみに、独特なタイトルの『me me she』ですが、「『彼女のことを大切にしている』といっても、どうしても自分のことを多く考えてしまう」という意味で、「me me she(私、私、彼女)」、「女々しい」と掛けたそうです。また、非遺伝的な遺伝情報を意味する「ミーム(meme)」といった意味もあるようです。これについては、同曲の歌詞の中で、「(僕が)他の人と結ばれたとして 二人の間に命が宿ったとして その中にもきっと 君の遺伝子もそっと まぎれこんでいるだろう」と出てきます。
 
 『me me she』の音域的な特徴についてです。同曲は、hiA,hiA#といった男性としては高めの音階が比較的多く登場します。私自身は、同バンドの楽曲の音域をすべて把握しているわけでははないですが、以前当ブログでも取り上げた『なんでもないや(movie ver.)』に近く、ラッドの作品群でも高めの楽曲になるのではないかと思います。細かい部分にこだわらないのであれば、キー下げは可能です。


 最後に『me me she』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音のmid1BはAメロで登場します。ここは余裕のある方は原曲のように頑張ってみてください。低音が苦手な方は無理する必要はないと思います。

 次に、地声最高音hiA#については、ラストのサビで登場します。登場回数としてはそこまで多くないですが、mid2G#とコンボになっております。また、同曲は通常のサビ、BメロなどでもhiA,mid2G#辺りが多く登場します。この辺りは、一般的な男性の音域としては少し高めですので、キーを下げた方が歌いやすいです。目安として、原曲キーから2つ程度下げてみてください(♭2)。

 『me me she』は音域が広めの作品であり、2オクターブ弱で歌メロが作られております。ただ、先にも述べたように、最低音のmid1Bは出せなくても違和感は多くないです。よって、見た目よりも、キー調整の可能なのではないかと私は考えております。
 ただ、同曲は、音域自体が広めで、高音域も少し高めです。よって、歌い慣れていない人には少し手を付けにくいかもしれません。その辺りも踏まえて、少しずつ練習を重ねてください。

 『me me she』は原曲キーの場合は、mid2F#~hiA辺りが歌いこなせるかが試されます。この中高音域をしっかり歌いたい人には良い練習曲になるのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。

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