カテゴリー

『ふたりごと』(RADWIMPS)の音域

こんにちは。今回はRADWIMPSの『ふたりごと』(2006)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『ふたりごと』(RADWIMPS)
『ふたりごと』(RADWIMPS)の音域








【地声最低音】mid1F(F3) 

※【補足参照】(一部のみ)


【地声最高音】mid2G(G4) ※全体で5回程度

m2EFm2G[君[と[ぼ]く]と]が出会え[た] 奇跡を信じれないという【サビ】
★君とm2GF[書い]て]恋と読んで 僕とG[書い]て]【2番Bメロ】


【裏声最高音】hiD(D5) ※全体で1回

★とm2G裏F[き]に] hiA裏-A#[う[そ]をつかhiD裏C[せ]な]い]C[でぇ]ぇ]【Cメロ】


【補足】

★どうやってこの感じ伝えm2D[よう]かな【Aメロ】
m1F[ひ]とってお前みたいにできてない今m2D[世紀]最大の突然変異
★心と心くっつきm2D[そう]なほど 近くにいた二つm1F[のお]もいと【Bメロ】
★のせいにしてm2D[は]いつし[か]
★そんなふm1F[たりお]前見つめる ウm2D[ルっ]とした瞳で
2Dm2F[わた[し]の命は二人の愛のあ[かF[し]【Cメロ】
★あのm2D[日]ふた[り]交わ[し]たや[く]そくを【Dメロ】
★今につなぎとめるひかm2G裏m2F[り]ぃが] 今の君なの
★君がこm1G[の世に]生まれた Em2F[き[せ]き]を信じ[れF[な]い]という【サビ】
m2DD#m2F[醒[め[な]ければいいってことにしとこう【2番Bメロ】
★たかが隣の星だm2F[ろ]? 一生で一度の[ワー]プをここで使うよ【Fメロ】
★きせm2E2F[き[だ]ろう]とな[んF[だ]ろう]と た[だF[あ]り]がとう【ラストサビ】
★君はm2Dm2E[言[う] 奇跡だから うEm2F[つ[く]しい]んだね

 まず、『ふたりごと』についてです。この楽曲は、2006年にロックバンドRADWIMPSによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発表された『RADWIMPS 4 〜おかずのごはん〜』に初収録されました。同アルバムは、ロングヒットを続け、最終的には35万枚ほどのCDセールスを記録、2007年9月に日本レコード協会よりプラチナ認定がなされています。当ブログでは過去に、『me me she』(過去記事)『有心論』(過去記事)といった楽曲を取り上げています。

 『ふたりごと』はシングル曲として発表され、ロングヒットを記録します。配信としては2010年に25万ダウンロードを達成、また、アルバムに収録されている『ふたりごと ~一生に一度のワープver.~』がストリーミングで2022年にも5000万回の再生回数を記録しており、それぞれの部門でプラチナ認定とゴールド認定を獲得しました(ランキングデータブログBillion Hitsより引用)。


 『ふたりごと』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域の範囲内(体感的にはやや高い可能性がある)で歌メロが作られております。一般的な音域の男性などが原曲キーで歌いやすい楽曲ですが、場合によっては少しキーを調整してもよさそうです。
 同曲は中高音としてはmid2C~mid2F辺りが多く見られます。地声最高音はmid2G辺りであり標準的ですが、低音がやや高い分、人によっては体力的にしんどくなりやすい可能性があります。また、ラップ要素が強く、歌メロが速いため、その点でも少しゆとりを持ちにくいです。歌詞などをしっかり覚えておきたいです。

 女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを下げた方が歌いやすそうです。今回は低音がmid1F程度であり、理論上は原キーでも歌えなくない声域です。ただ、女性の得意な音域などを考慮するといくらかキーを上げた方がより歌いやすそうです。一つの目安ですが、原曲キーから3~4つ程度上げてみてください。



 最後に『ふたりごと』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】mid2G(G4)、【裏声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域の範囲内(体感的にはやや高い可能性もある)です。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid1FはAメロBメロ等で登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、男性曲としては低音がやや高い印象です。相対的に中高音が多い分、高音域が苦手な人は少し余裕を持ちにくいかもしれません。

 次に、地声最高音mid2Gはサビ等で登場します。登場回数は5回程度です(ラストサビ前のフェイクは除く)。このmid2Gに次ぐ地声高音としては、mid2Fがピークとなる場面が全体で25回程度登場します。こうした点を考慮すると大よそ標準的な音域ですが、人によっては少し高音感があるかもしれません。原キーで歌唱可能な人も多そうですが、場合によっては、少しキーを下げるのもよいと思います。


 『ふたりごと』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。今回の楽曲は地声音域がそこまで広くないため、キー調整はしやすそうです。そのため、歌い慣れた人はもちろん、ビギナー向けの調整もある程度可能そうです。ただ、キー調整をしたからといってすぐに野田洋次郎さんのような歌唱が出来るわけではないので、弛まぬ練習を重ねてください。
 同曲はメロディー自体は比較的わかりやすいです。ただ、ラップ調ということもあり、歌メロが速く、リズムなども少し取りにくそうです。そのため、原曲をしっかり聴き込んで、歌詞なども覚えておきたいです。ラップロックですがメロディアスなため、音程などにもしっかり注意したいです。

 『ふたりごと』を原曲キーで歌唱する場合、mid2D~mid2G(裏声は一部hiD等が登場する)といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回は、特にmid2D~mid2F辺りが比較的多く、安定した中高音の歌唱が不可欠になります。一方、低音域はmid1F~mid2A辺りが見られますが、男性曲としては高い低音です。
 こうした点を考慮すると、「標準的(もしくはやや高め)~高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。「高音域が非常に得意な男性」などは少しキーを上げるのもよいかもしれません(低音が高いため、原キーで歌唱することも可能)。


【まとめ】

①全体でみるとやや中高音に寄った曲。低音が意外と高い
②原キーだと「標準的(もしくはやや高め)~高音域が得意な男性」に合いそう
③ラップ要素があり、歌メロが速め。リズムも少し難しいので聴き込んでおきたい
④キー調整はしやすい方。メロディアスなので音程に気を付けたい
⑤低音が高い分、中高音域が苦手な人だと歌いにくい可能性がある


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 匿名 より:

    記事内で一人減っていますぞw