『宇宙戦艦ヤマト』(ささきいさお)、Uchuu Senkan Yamato(Isao Sasaki)
【地声最低音】lowG(G3)
★lowG–m1C[さら]ば] C[ち]きゅm1A#[う]よ]【Aメロ】
★lowG–m1C[旅]立]つふC[ね]は 宇宙戦艦ヤm1A#[マ]ト]
【地声最高音】mid2D#(D#4) ※全体で4回
★かなm2C–m2D[らず[こ]こ[へ] 帰[っ]m2D#–D[て]来]る[と]【Cメロ】
★m1C[は]るば[る]のぞむ m2D[宇宙戦]艦m2D#–D[ヤ]マ]ト
【補足】その他の象徴的なフレーズ
★m1C[宇宙の彼]方 イスカンダルm1A#[へ]【Bメロ】
★m1C[運命背]負い 今m2C[と]び立つ
★手をふる人m2C[ぉ]に 笑顔で答[ぁ]m2D[え]【Cメロ】
『宇宙戦艦ヤマト』は、1974年にささきいさお(佐々木功)さんによりリリースされたんシングル作品です。同曲は、タイトルからも想像できるように、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト』のオープニングテーマとして制作されました(作詞阿久悠さん、作曲編曲宮川泰さん)。『宇宙戦艦ヤマト』は、放送を重ねるにつれ評判を呼ぶようになり、現在も続くアニメシリーズとなりました。1970年代の『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』、『機動戦士ガンダム』シリーズなどのヒットにより、現在まで続くようなアニメブームが大きく広がりを見せるようになります。
そうした中で、主題歌の『宇宙戦艦ヤマト』も代表的なアニメソングの一つとして認知されるようになりました。私もテレビなどの企画で行われる「歴代アニメソングランキング」でも上位に位置することが多いように感じます。また、甲子園ので行われる高校野球大会などでも頻繁に演奏されており、アニメソングという枠を超えて広く知られている印象です。
『宇宙戦艦ヤマト』の音域的な特徴についてです。同曲は、一般的な男性の音域と比べ、低めのレンジで歌メロが作られております。高音域はmid2C~mid2D#などが登場し、最近のJ-POPと比べても低めです。また、低音域はlowG~mid1C辺りが多く、男性曲としてはかなり低めです。
私なりの印象ですが、「低音域が得意な男性に合いやすい楽曲」といわれると、この『宇宙戦艦ヤマト』がよく挙げられるイメージがあります。ただ、同曲は音域自体は結構広く、歌いこなすのは力量が求められそうです。「普段歌い慣れていない人でも手軽に歌える曲」というわけではありませんので、その点は注意が必要そうです。
最後に『宇宙戦艦ヤマト』の音域についてですが、【地声最低音】lowG(G3)~【地声最高音】mid2D#(D#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ低め(高音域は標準的)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音lowGについてはAメロ等で登場します。同曲は、lowG以外にもmid1A#やmid1Cなど低いレンジが多く登場します。そのため、男性にとってもかなり低く、高音域が得意な男性などは原キーで歌うのが難しそうです。逆に低音域が得意な男性などは非常に声質を生かしやすい作品といえます。
ちなみに、同曲は女性にとっては極めて低いため、もしかしたら1オクターブ上で歌う方がまだ合いやすいかもしれません。
次に、地声最高音mid2D#はCメロで登場します。この辺りは一般的な男性の音域の範囲内です。慣れていない人でも発声できそうな音階ですが、しっかり歌いこなせるために練習が必要です。その点は留意しておいてください。また、人によってはキーを上げてもよいと思います。
『宇宙戦艦ヤマト』は高音域に余地があるため、キー上げならば調整が可能です。高音域が得意な男性などはキーを上げて歌唱することが可能です。先述しました、同曲は、「低音域な男性でも歌える楽曲」としてよく列挙されますが、音域自体は意外と広いので、歌いこなすには力量が必要です。
同曲を原曲キーで歌唱する場合、lowG~mid1Cといった低音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。そのため、「標準より低めの音域~標準的な音域の男性」等が原曲キーにマッチしやすいと思います。個人的には、低音域の練習などにもよさそうです。
『宇宙戦艦ヤマト』は低音域が活きたナンバーであり、歌いこなせるとカッコよいと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。
コメント
ありがとうございました。近年のJPopでは見かけない重低音な曲ですよね。歌い出しからずっしり胸に響きます。意外と音域広いっていうのはなんかわかります。カラオケに興味もった時はmid2D#も出なかった記憶があります。逆にD#が何もせずに出せるような人だと低音部分がかなりしんどそうですね。
記事にも書きましたが、
「高音域を使わない人気曲」だとヤマトのイメージですね。
私の音域だと出なくはないのですが、
ささきさんのような渋い表現にならないですね。
低音域がかっこいいのは個人的にはうらやましいです。
同じく低音域が魅力な、寺尾聰さんの「ルビーの指環」もお願いします。
リストアップしておきます。
こちらも人気が高いですよね。