(2020/04/11)THE FIRST TAKEでのアコースティックの動画がアップされましたので添付しました。

 こんにちは。今回はLiSAさんの『紅蓮華』(2019)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。
 なお、『紅蓮華』はYouTube公式チャンネルでフル配信されておりませんが、LiSAさんがピアノ伴奏で歌唱している動画がございます。こちらを添付いたします。


『紅蓮華』(LiSA)、Gurenge


【地声最低音】mid1E(E3)  ※Aメロ

★泥だらけの走馬灯に酔[う] [こ]わばる心


【地声最高音】hiD(D5)  ※曲全体で多く登場します

★変わっていけるhiB[の]はじ[ぶ][じ]hiD[し][ん]だけ(Bメロ)

★どうしたっhiB[て!][せ]hiD[な][い][めも](サビ) 
★ありhiB[が]とう 悲[し]hiD[み][よ]

★散りゆくけhiB[つ]まつ 無情に破れた 悲鳴のhiD[か]hiC[ぜ][吹]く(Cメロ)
★ありhiB[が]とう 悲B[し]hiD[みよ](ラストサビ)


【裏声最高音】hiG(G5) ※サビで1回ずつ登場

★紅蓮hiB[のは]hiG裏[な]hiF#裏[よ]hiD地[咲][き]誇れ!


【補足】hiBhiDの注意箇所

★強くなれる理由を知った 僕を連れて進hiB[め](冒頭)
★震える手は掴hiB[み][い][の]hiC[が][あ]
★誰かのために強hiD裏[く]hiC[な]hiB[れ]るなら(サビ)

★透けて見える偽善hiB[に](2番Bメロ)
hiD[Tell me why], hiB[tell me why], tell me why, tell me… I don’t need [you!]

★挑み続け咲いた一輪hiB[が]hiC[う][つ][く][しい](Cメロ)
★誰かのhiB[泣き]声 誰もが幸hiD裏[せを]願っ[てる]
★うんめhiB[い]を照らし[て](ラストサビ)


『紅蓮華』(LiSA)









 まず、『紅蓮華』についてです。この楽曲は2019年に女性歌手のLiSAさんによりリリースされたシングル作品です。『紅蓮華』はテレビアニメ『鬼滅の刃』のオープニングテーマとなっており、当アニメのために書き下ろされました。私自身が原作の漫画が好きだということもあり、今回取り上げようと考えました。作詞はLiSAさん、作曲は草野華余子さん、編曲は江口亮さんにより行われています。江口亮さんはLiSAだけでなく、いきものがかりなどの編曲でも知られています。

 『紅蓮華』のサウンドについてです。ロック色の強いアッパーチューンです。この辺は少年漫画原作のアニメのオープニングテーマということもあると思います。楽曲の要所要所でも登場しますが、ピアノのイントロが楽曲の「静」の部分を上手く表現していると思います。
 歌メロディーについて、特徴的な点はBメロの展開が1番と2番で異なるという点です。これにより、全体としてドラマティックさが強くなっていると思います。また、サビのメロディーについては、ヨナ抜き音階になっております。具体的には、サビの中で「 誰かのために強く(な)れるなら」、「紅蓮の華(よ)咲き誇れ」と丸カッコでくくった2音以外はすべてヨナ抜きの音階です。アニメが大正時代の日本を舞台としたダークファンタジーということもあるでしょう。「和」のテイストを演出するのに非常に役に立つ音階です。ヨナ抜きの楽曲というのはこれまで当ブログでも多く取り上げてきました。『小さな恋のうた』、『打上花火』などがそうですが、『紅蓮華』にも同じような構造が見られます。





 
 さて、最後に『紅蓮華』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3) ~【地声最高音】hiD(D5) 、【裏声最高音】hiG(G5)でメロディーが構成されております。一般的な女性の音域よりも高いです。

 まず、添付された画像に示されるように、全体として音域がかなり広いです。地声だけに限定しても広めです。故に、キーを調整して歌うという融通は効きにくく、練習曲としてもあまり向かないと私は考えます。高音が得意で、かつ歌い慣れている人向けの楽曲だと思います。その点は留意しておいてください。仮にキーを下げて歌う場合は、原曲から2~3程度下げると良いと思います。これにより、hiC(hiB)辺りに最高音が設定されます。ただ、当然低音部はよりきつくなります。

 地声の最高音hiDについてですが、上述するように、楽曲の要所要所で何度も登場します。このあたりの音階(hiD)を安定的に歌えるということが原曲キーで歌う一つの基準になります。原曲のニュアンスが崩れる可能性も高いですが、hiD箇所を裏声気味に歌うというのもありかもしれません。裏声が得意な方はhiD箇所のみを裏声で歌い、残りを地声で歌うという方法を試してみても良いと思います。ある程度歌いこなせているのであれば、そうした裏声での対応でも格好がつくと思います。ただ、ラストのサビの「ありhiB[が]とう 悲B[し]hiD[みよ]」の部分は出来れば地声で歌えた方が良いと思います。その辺も各々試行錯誤してみてください。


 『紅蓮華』はキーを大きく下げることも難しいため、一般的な音域の女性にとっては全体として難易度が高めの楽曲だと思います。ただ、歌いこなせるとかっこよく、非常に盛り上がる楽曲だと思います。