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『Wasted Nights』(ONE OK ROCK)の音域と感想【加筆】

(2019/02/14)初投稿
(2019/03/14)1最低音域、hiA部分の該当箇所を一部修正。音域の解説部分に追記を行いました
(2019/03/19)裏声最高音について、コーラス部分を主旋律とご認識しておりました。修正しました
(2019/11/15)mid2F(一部のみ)hiA等の音階も詳細に記載しました。解説記事も加筆してます。

『Wasted Nights』(ONE OK ROCK)

2019年2月13日発売【アルバム『Eye of the Storm』収録】


【地声最低音】mid1F(F3)

Must be something in the water Feel like I can take the world
★Be afraid that you didn’t try These moments remind us why


【地声最高音】 hiA# (A#4)

★Let’s hiA[live] m2G[like] we’re immo-hiA[-rtal] Maybe hiA#[just] hiA[for] tonight
hiA[こ]m2G[で生き]hiA[意味]hiA#[を][~]A


【裏声最高音】  hiA(A4)  Cメロ

★I don’t wanna wait I don’t want a wasted night 


【補足】mid2F(一部のみ記載)hiA等の注意箇所

m2F[Don’t be] a-[-fraid to] dive(Bメロ)
hiA[We’re] m2G[here], m2F[we’re] G[so] [allive]

m2G[yeah When] the hiA[su-][-n]G comes up(サビ)
hiA[we want we] m2G[want No] more hiA[wa-]G[-s-]-ted nights

★I don’t wanna wait I don’t wanna hiA[waste]a m2G[ni]ght(ラスト)
『Wasted Nights』(ONE OK ROCK)









 こんにちは。今回はONE OK ROCKの『Wasted Nights』(2019)を取り上げます。よろしくお願いします。当ブログでONE OK ROCKを取り上げるのは今回が初めてになります。

 まず、『Wasted Nights』についてですが、彼らの9枚目のアルバム『Eye of the Storm』の収録曲であります。この楽曲は2019年4月に公開予定の映画『キングダム』の主題歌に抜擢されています。『キングダム』は春秋戦国時代の中国を舞台とした超が付くほどの人気漫画でであります。乱世を描いた舞台設定などを考えると、ONE OK ROCKが主題歌を担当するのは非常にマッチしているのではないかと思います。
 ちなみに『Wasted Nights』には日本語バージョンと海外バージョンがあるようで、今回は日本語バージョンを念頭に置いていきます。



 

 まず、『Wasted Nights』のサウンドについてですが、ONE OK ROCKの楽曲の中ではかなり伸びやかで爽やかなアレンジなのではないかと思います。私のイメージにあるONE OK ROCKはもっとバンドの演奏力やボーカルTakaさんの歌唱力が前面に押し出されている印象でした。もちろん、『Wasted Nights』はただ爽やかで伸びやかではなく、バンドでの力強さが表現されていると強く感じます。
 
 『Wasted Nights』の歌詞についてですが、「失敗を恐れず、挑戦し今を生きていこう。夜を無駄に過ごしたくない」という全体的に非常に前向きな歌詞になっております。個人的に印象的だと思ったフレーズは

「Throw the weight up on my shoulders ‘Cause I won’t even feel the burn」

のところです。大まかに訳すと、「俺の肩に身を預けてくれ。痛みやひり付きすら感じないから」という感じでしょう。
 これは漫画の『キングダム』の主人公・『信』を思わせる非常に心強いコトバであります。漫画での信は怒涛の活躍を見せ、軍の窮地を何度も救ってきました。戦士としての技術もそうですが、激しい戦場の乗り越えていく鋼鉄のメンタルを持っており、駆け出しの兵士の頃から軍を率いる将軍達に一目置かれる存在でした。
 私のような凡人は、信の周りにいる気の弱い兵士などに感情移入してしまいます。『キングダム』の作中では、戦場の残酷なさまを目にし、恐れおののき、涙を流しながら嘔吐してしまう兵士の姿が描かれています。そうした一般兵にとって、同じ立場にありながらも勇敢に敵に立ち向かう信はどれほど頼もしかったでしょうか。物語が進行するに従い、信はどんどん出世し、兵士たちを引っ張っていくようになります。
 この歌詞は、そうした『キングダム』の主人公・信の姿を、急所を狙う刃の一突きのように的確に表現していると思います。
 


 さて、『Wasted Nights』の音域についてですが、地声最低音mid1F(F3)~地声最高音hiA# (A#4)、
裏声最高音hiA#(A#4) でメロディーが作られています。ONE OK ROCKの楽曲の中では手を出しやすい楽曲であるのではないでしょうか。

 ただ、サビの「Let’s live like we’re immortal」の部分の声が苦しくて出ないという方は最初はキーを下げた方がいいと思います。この音階(hiAやhiA#)であれば、「練習を重ねる中で上手く歌えるようになった」という人も出てくると思います。その点で、ONE OK ROCKの楽曲の中では、頑張れば報われやすい楽曲であると思います。

 ただ、発声できる音域にはやはり個人差がありますので、高音域が苦手な人はあまり無理はしないでください。一般的な音域の男性の場合、原曲キーから2つ程度下げると歌いやすいのではないかと思います。普段歌い慣れていない人はキーを下げてもスムーズな発声が損なわれやすいですので、もう少しキーを下げても良いと思います。
 
 ちなみに女性でも歌いやすい音域であると思いますので、ソウルやロックのような力強い声が得意な方は是非とも試してほしいと思います。一般的な女性は、少しキーを上げると良いと思います。

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コメント

  1. 匿名 より:

    参考になりました!
    もしよければONE OK ROCKのGood Goodbyeを紹介してください!

  2. もりっしー(管理人) より:

    >>1
    コメントありがとうございます。
    現在、リクエストの受付は停止しております。
    申し訳ありません。
    ただ、ONE OK ROCKの楽曲についてももっと取り上げたいと考えております。
    当該曲も考慮に入れておりますので、
    時々アクセスしてみてください。
    コメント下さったこと、重ねて感謝申し上げます。