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『Yes I am』(ONE OK ROCK)の音域

 こんにちは。今回はONE OK ROCKの『Yes I am』(2010)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。
 なお、『Yes I am』はアルバム収録曲であり、ONE OK ROCKのYouTube公式チャンネルなどでMVが公開されておりません。よって、当ブログにおいても、添付動画はありません。

『Yes I am』(ONE OK ROCK)
『Yes I am』(ONE OK ROCK)の音域







【地声最低音】mid1D(D3) ※Aメロで登場

★そう信じて生きてきたのは確かなんm1D[だ]m1E[でも]【Aメロ】


【地声最高音】hiD(D5)  ※曲全体で1回

★Let’s hiA[start] hiB[it] [now It’s] hiD[not] hiC#[too] [late]【ラストサビ前】


【補足】mid2F#~hiAを含むフレーズ一覧

m1D[せか]m1E[い]の誰もがかがm2F#[や]m2G[け]hiA[る]【Aメロ】
hiA[そう]m2G[し]m2F#[ん][じ]A[て]これから[生き]ていけたら 
★どれだけすm2F#{て]m2G[き][なん]だろう?

★僕らの住む世界m2F#[は]きっともっと素F#[敵な]m2G[ハ][ズ]【Bメロ】
★(でもなんで今日も僕らはみな)自分が 一番可愛m2F#[いん]だろ?

hiA[Say] my name[I’ve got] G[to] F#[take] [my] [chance] [to change] [you]r heart【サビ】
★Everything will be m2F#[alrig][ht]G F#[tonig]ht

hiA[You] say my name [You] take my hand【ラストサビ前】


 まず、『Yes I am』(イエス・アイ・アム)についてです。この楽曲は、2010年に4人組ロックバンドONE OK ROCKによりリリースされたアルバム『Nicheシンドローム』(ニッチシンドローム)に収録されております。同アルバムには、『完全感覚Dreamer』(過去記事)『じぶんROCK』(過去記事)『Wherever you are』(過去記事)『未完成交響曲』(過去記事)といった人気曲が収められており、長らくアルバムランキングにチャートインし続けているロングヒットアルバムです。バンドとしては、このアルバムで初の週間トップ10入りを果たしております。

 『Yes I am』はアップテンポのロックナンバーです。大よそ、AメロBメロサビといった形で作られており、分かりやすいです。また、演奏時間は3分半程度であり、コンパクトにまとまっております。作詞作曲はToruさんとTakaさん、編曲はONE OK ROCKとakkinさんの共同で行われております。
 ワンオクは近年は米国での活動も目覚ましく、歌詞のほぼ全てが英語詞になっております。ただ、この『Yes I am』については、日本語と英語がミックスされたような形が取られております。『Nicheシンドローム』の頃は、英語詞のみの曲というのはそこまで多くなかったと思います。

 『Yes I am』の音域的な特徴についてです。この楽曲は、一番高いところではhiDが登場しますが、サビ等目立つ部分はhiAが多く登場します。hiAは普通の男性の音域よりもやや高めといったと頃ですが、『Yes I am』はロングトーンで何度も登場しますので、一般的なhiAの曲よりもしんどいと思います。一般的にはキーを下げた方が歌いやすいです。原曲キーの場合、声域的には女声の方が歌いやすいかもしれません(女性でも若干低めの人にお奨め)。


 最後に『Yes I am』の音域についてですが、【地声最低音】mid1D(D3)~【地声最高音】hiD(D5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりも高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiDはラストのサビの前で登場します。回数としては1回だけですが、上手く歌えると映えます。高音域が得意でない方などは無理しなくてもよいと思います。
 このhiDの1場面を除くと、サビ等でhiAが頻出します。サビの冒頭、【hiA[Say] my name】が代表的ですが、Aメロなどでも登場し、回数としては多いです。上述のように、この楽曲はmid2F#~hiA辺りが多く、一つの目安としてhiA辺りまでがしっかり歌いこなせると、比較的形になりやすいです。その点で、シングル曲などと比べると、若干手を付けやすいのではないかと思います(hiAがロングトーンで何度も登場しますので、一般的には難しいですが…)。

 『Yes I am』は低音部分に余裕があるため、キー調整は可能です。ただ、キーを下げる際、ボーカルのTakaさんのようにパワフルに発声できることを意識してレンジを合わせるといいと思います。同曲は、Takaさんの抑揚の付け方や、ボーカルのリズムの取り方、英語詞といった要素を考えると、やはり歌い慣れた人向けの楽曲になると思います。
 ちなみに、原曲キーの場合は、mid2F#~hiA辺りが頻出するので、スタミナも重要になります。その辺りも踏まえて練習に励んでください。

 『Yes I am』はテンポの取り辛い英語詞、男声としては高めのキーといった難しめの要素はありますが、『完全感覚Dreamer』(過去記事)などと比べると、形になりやすいのではないかと思います。興味を持たれた方はチャレンジしてみてください。女性などにもお奨めです。

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