『PUZZLE』(清水翔太)

【地声最低音】mid1B(B2)
☆(オク下)m1B–C#–E[た]っ]た]ひとつの約束のために【サビ[低音]】
★(オク下)m2E–D#[あ]め]上がりの1E–m1C#[に[じ]の[よう])に
☆m1E–m1B[I remem[ber] Do you remem[ber]m1C#【2番Aメロ[ラップ]】
【地声最高音】hiB(B4) ※要所で登場
★hiE裏–C#–B–hiB地–2G#[な]ん]の–た]ぁめ]に泣いていたんだ[ろ]う【Bメロ】
★何の為にhiB地–2G#[は]し]り続けたんだろう
★終わm2G[り]の[ない]たhiA–G#^-hiB地[びじ]を[行[こ][う]【Dメロ[男性パート]】
★たったm2G#–A#–hiB地^[ひ[と[つ]の]約束[のA#–B地[た[め]に]【サビ[転調₊2]】
【裏声最高音】hiF#(F#5) ※ラスサビで登場
★hiF#裏—F–D#–C#–A#[あ]め]上]が]り]の虹のよう[に]【サビ[転調₊2]】
【補足】その他の中高音域を含むフレーズ一覧
★それ2E[は]まる[で] [おとぎばm2F#[な]しのようで【Aメロ】
★誰もm2F#地–m2G#裏–hiA[が[い[つ]か]同じ景色見るんだ
★叶えられなm2G#地–F#[か]っ]たゆhiA地–G#[め]の]置き]場所 [uh G#[uh]
★君m2E–F#裏–m2G#裏[も時々[ぃ[は] 思い[出]し[ま]す[か]
★全部を覚m2G#地–F#[え]て]はい[な]い[かG#[ら]ぁ]【Bメロ】
★1番m2F#–G#–hiA地[つ[よ[い]お]もいだけが残ってく
★m2E–m2G地[足り[な]い[ピー]ス[を]) [探]し[て]ぇぇ【Dメロ】
★喜2F#–m2G#地[び[もか]なし]みもG#[ぜ]んぶ]詰G#[め]込ん]だ[かG#[ばん]
★最m2G#[後]のピースはhiB裏[そ]の中に ずっ[とhiA地[あ]っ]たんだ
★ぼhiC#裏–hiD#裏[くらは[う]たっ]てる hiA#地[きょ]うもこの場[所で]【サビ[転調₊2]】
★居なhiA#地–2G#[く]な]っ[た]と[しA#[ても]
★(オク下)m2F#–F[あ]め]上がりの虹のように
まず、『PUZZLE』についてです。この楽曲は、2024年に男性シンガーソングライターの清水翔太さんによりリリースされたシングル作品です。配信限定のシングルで発売されました。アルバムとしては、今年6月に発売予定の『Pulsatilla cernua』(読:プルサティラ・セルヌア)に収録が見込まれています。
『PUZZLE』は2024年の楽曲ですが、少し前からSNSでのカバーが注目集め、最近はストリーミングで上位にランクインするようになり始めました(イマオト - 今の音楽を追うブログ -より引用)。ゴールデンウィーク中のテレビ番組でも披露されたようで、耳にしたという人も多いかもしれません。
『PUZZLE』はミドルテンポのR&Bナンバーで、ゴスペルのような趣があります。同曲は、清水さんの母校のボーカル&ダンススクールの生徒が歌唱に参加しており、その点でも大きな話題となっています。歌メロはAメロBメロサビと展開、2番ではラップパートなども挿入されます。男性だけなく女性の生徒も参加しており、サビ等は男性と女性が1オクターブ違うレンジを歌っています(オクターブユニゾンになっている)。ラストサビでは転調し、キーが2つ上がります。作詞作曲編曲は清水翔太さんによりなされました。
『PUZZLE』の音域的な特徴についてです。同曲は男女が歌唱に参加しております。男性のバートについては「男性曲としては高い」、女性パートは「おおよそ標準的なレンジ」で歌メロが作られています。一般的な男性については、キーを下げた方が歌いやすそうです(ソロの場合)。
今回の楽曲は、男性パートについては全体的に中高音域が多く見られます(ラップパートは比較的低い)。サビについては1オクターブ下のレンジを歌唱しているため低音寄りですが、AメロやDメロについては男性の音域としては高いため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと想定されます(サビやラップパートについては1オクターブ上で歌唱するとよい)。
女性が同曲を歌唱する場合、原キーでの歌唱が比較的マッチしやすいと思います(個人差はあります)。今回は低音が登場するサビは女性だと1オクターブ上のレンジを歌唱しているため、そこまで歌いにくくはないと思います。また、男性が歌うラップパートについては1オクターブ上を歌えば比較的マッチすると想定されます。そのため、女性の場合はmid2B~hiB(裏声はhiF#まで)の音域となるため、女性の方が歌いやすい曲だと私は想定しています。ただ、「高音域が非常に得意な女性」などは若干キーを上げるのもよいかもしれません。
最後に『PUZZLE』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiF#(F#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高い(女性パートは標準的)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Bはサビやラップパートで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内ですが、それなりに低音感があります。「高音域が非常に得意な男性」などについては若干歌いにくい可能性があります。ラップパートについてはそこまで厳密でなくてもよいと私は想定しています。
ちなみに、女性パートについてはmid2Bが最低音です。女性曲としては若干高い低音になりますが、今回は地声最高音自体もそこまで高くないため、負担は軽減されると思います。標準より低めの音域の女性などは少しキーを下げてもよいかもしれません。
次に、地声最高音hiBはBメロやラストサビで登場します。男声パートについては1回のみです。今回はABメロやDメロが全体的に高いため、一般的な音域の男性は通常はキーを下げた方が歌いやすいと私は想定しています(ただし多人数で歌うなら原キーでもよい)。
今回は地声感のある中高音がmid2G~hiB辺りであり、登場頻度を考えると女性は原キーで歌いやすいと想定してます(男性の場合はそれなりに高く、1人で歌うとかなり高い)。
『PUZZLE』は音域自体がかなり広くキー調整はしにくいです。今回はボーカルに男女が参加しており、得意な声域が異なるため、キー調整はしにくい方だといえます。ただ、1人で歌う場合や、同性同士で歌唱する場合は比較的キー調整しやすいと想定しています。ただ、今回は音域的に女声の方が歌いやすそうだと私は考えます。
今回の楽曲は全体的にメロが分かりやすく、リズムなども取りやすそうです。音域がマッチするのであれば練習曲やカラオケに向くと思います。今回は清水翔太さんはもちろん、生徒についても質の高い歌唱をしています。そのため、音程だけでなく、微妙な抑揚なども参考にしたいです。
『PUZZLE』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G~hiB(裏声はhiF#まで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。男女で歌う場合、男性は「ある程度~非常に高音域が得意な男性」、女性は「標準よりやや低め~高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しています。ラップパートなどはうまく対処できるのであれば、音域的には「女性の方が歌いやすい曲」です。
【まとめ】
①男女混声曲。男女で歌うとキー調整はしにくい
②男性は「ある程度~非常に高音域が得意な男性」などに合いそう
③女性は原キーで比較的歌いやすい(ラップは1オクターブ上で歌うとよい)
④メロ自体は分かりやすい。音域が合うのであれば練習曲に向く
⑤キー調整する場合は、1人 or 同性同士の方が調整しやすい