『Flash!!!』(King Gnu)
【地声最低音】mid2A(A3)
★mid2A[ただ下り坂を猛スピー]ドで 駆け抜けるんmid2G[だ](Aメロ【verse】)
【地声最高音】hiA#(A#4)
★まちmid2G[がい]mid2F[だ][らけ]mid2G#[の]hiA#[人][生][が](サビ【chorus】)
【補足】mid2F~mid2G#等(歌詞に無い部分も含む)
★裏hiG[It’s] 裏声hiC[Flash!!!](井口パートのキー)
★全てmid2F[は]冗談だって(Aメロ冒頭)
★思いのままに hiC[oh no] ブレーキは折れちまってんだ(井口パート】)
★no no mid2F[no] mid2G[no](Aメロの最後、歌詞表記に無い部分)
★mid2G#[ひ]mid2G[か][り][を][み][うし]mid2F[なわ]せる tonight(サビ)
★さmid2F[か]mid2G[らっ]て
まず、『Flash!!!』についてです。この楽曲は2018年にKing Gnuにより発表された作品です。配信でリリースされ、またMVも公開されました。その後、2019年にリリースされたアルバム『Sympa』に収録されました。YouTube公式チャンネルで公開されたMVは2019年7月現在、約600万回もの再生回数を記録しています。
『Flash!!!』のアレンジについてです。アッパーなバンドサウンドで、アルバムの中でも非常に攻撃的で元気のよい作品です。個人的には間奏のギターソロが耳に残りました。私自身、最近はギターソロが目立つ楽曲をあまり聴いていなかったということもあると思います。また、全体が疾走感のある演奏でありながら、どこか不気味さを感じさせる低音部のフレーズも面白いです。
歌メロディーについてですが、洋楽のポップソングでよく見られるようなメロディーの構成になっています。日本で言うところのAメロ、サビという構成とも言えるのですが、構造的には洋楽などでよく見られるverse(ヴァース)、chorus(コーラス)に近いと思います。洋楽を聴き慣れている人はしっくりくるかもしれませんが、J-POPらしいメロディーが好きな方は「サビが1か所しかない」と感じられるかもしれません。ただ、演奏時間も3分弱で密度が濃く、私としては好きな楽曲です。
さて、いつもであれば『Flash!!!』の音域についてですが、まず音域の表記について補足します。
King Gnuはボーカルの常田さん(低音~中高音パート)と井口さん(中高音~超高音パート)が入り乱れるように歌唱されています。こうしたスタイルだと当ブログのような音域を図で表記するのが非常に難しくなります。今回の『Flash!!!』では上記の図の音域がかなり狭く表記されています。これは、「大体この音域(mid2A~hiA#)が歌えればカラオケなどで満足いく表現が出来る」という意味で記述しています。
原曲では井口さんが象徴的なフレーズである【裏hiG[It’s] 裏声hiC[Flash!!!]】をhiG等の音階で歌唱されています。この場面についてですが、1オクターブ下のmid2G等で歌唱しても問題ないと思います。もちろん原曲のニュアンスは減退しますが、一人で歌う際、またエレキギターを弾きながら歌う際などは1オクターブ下を歌っても良いのではないかと思います。『白日』など井口さんの高音が重要な役割を占める楽曲でこれを行うと違和感が大きいですが、『Flash!!!』では違和感が少ないと思います。もちろん、裏声が、得意な方は井口さんと同じ音階で歌うのはアリです。
さて、それらを踏まえた上で『Flash!!!』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3) ~【地声最高音】hiA#(A#4) でメロディーが構成されております。これに、「It’s Flash!!!」を井口さんと同じく裏声を再現すると【裏声最高音】hiGも加わります。裏声の部分を除けば、一般的な男性の音階よりやや高いです。ちなみに低音の常田さんはmid2A~mid2Gを歌唱しています(主旋律のみ分析)。
原曲キーで歌う際は、サビでhiA#という音階が登場します。サビでは高音パートの井口さんが主旋律を歌唱されていますが、この音階は一般的な音域の男性の場合は少し辛いです。当ブログで取り上げるミュージシャンであれば、back numberやサカナクション、Mr.Children、スピッツなどの楽曲(難曲は除く)が歌いこなせる人はメドが付きやすいと思います。高音部分が得意な友人にサビを歌ってもらうという作戦もアリだと思いますが、それでもmid2G等までは確実に歌いこなしたいです。
『Flash!!!』は地声部分の音域は約1オクターブであまり広くなく、また低音部分について余裕があります。サビの高音部分が辛い方は、キーを2~3程度下げても良いです。そうしたキー調整を行う場合においてもmid2F,mid2Gといった音階を確実に歌いこなせるように練習を重ねてください。
メロディーも軽快でKing Gnuの作品の中では手を付けやすい楽曲なのではないかと思います。一方で、常田さんの男らしい声色を再現するのは、努力が必要になるかもしれません。カラオケなどで歌うと盛り上がりやすい楽曲ですし、歌いこなせるとかっこいいと思います。
★さmid2F[か]mid2G[らっ]て
まず、『Flash!!!』についてです。この楽曲は2018年にKing Gnuにより発表された作品です。配信でリリースされ、またMVも公開されました。その後、2019年にリリースされたアルバム『Sympa』に収録されました。YouTube公式チャンネルで公開されたMVは2019年7月現在、約600万回もの再生回数を記録しています。
『Flash!!!』のアレンジについてです。アッパーなバンドサウンドで、アルバムの中でも非常に攻撃的で元気のよい作品です。個人的には間奏のギターソロが耳に残りました。私自身、最近はギターソロが目立つ楽曲をあまり聴いていなかったということもあると思います。また、全体が疾走感のある演奏でありながら、どこか不気味さを感じさせる低音部のフレーズも面白いです。
歌メロディーについてですが、洋楽のポップソングでよく見られるようなメロディーの構成になっています。日本で言うところのAメロ、サビという構成とも言えるのですが、構造的には洋楽などでよく見られるverse(ヴァース)、chorus(コーラス)に近いと思います。洋楽を聴き慣れている人はしっくりくるかもしれませんが、J-POPらしいメロディーが好きな方は「サビが1か所しかない」と感じられるかもしれません。ただ、演奏時間も3分弱で密度が濃く、私としては好きな楽曲です。
さて、いつもであれば『Flash!!!』の音域についてですが、まず音域の表記について補足します。
King Gnuはボーカルの常田さん(低音~中高音パート)と井口さん(中高音~超高音パート)が入り乱れるように歌唱されています。こうしたスタイルだと当ブログのような音域を図で表記するのが非常に難しくなります。今回の『Flash!!!』では上記の図の音域がかなり狭く表記されています。これは、「大体この音域(mid2A~hiA#)が歌えればカラオケなどで満足いく表現が出来る」という意味で記述しています。
原曲では井口さんが象徴的なフレーズである【裏hiG[It’s] 裏声hiC[Flash!!!]】をhiG等の音階で歌唱されています。この場面についてですが、1オクターブ下のmid2G等で歌唱しても問題ないと思います。もちろん原曲のニュアンスは減退しますが、一人で歌う際、またエレキギターを弾きながら歌う際などは1オクターブ下を歌っても良いのではないかと思います。『白日』など井口さんの高音が重要な役割を占める楽曲でこれを行うと違和感が大きいですが、『Flash!!!』では違和感が少ないと思います。もちろん、裏声が、得意な方は井口さんと同じ音階で歌うのはアリです。
さて、それらを踏まえた上で『Flash!!!』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3) ~【地声最高音】hiA#(A#4) でメロディーが構成されております。これに、「It’s Flash!!!」を井口さんと同じく裏声を再現すると【裏声最高音】hiGも加わります。裏声の部分を除けば、一般的な男性の音階よりやや高いです。ちなみに低音の常田さんはmid2A~mid2Gを歌唱しています(主旋律のみ分析)。
原曲キーで歌う際は、サビでhiA#という音階が登場します。サビでは高音パートの井口さんが主旋律を歌唱されていますが、この音階は一般的な音域の男性の場合は少し辛いです。当ブログで取り上げるミュージシャンであれば、back numberやサカナクション、Mr.Children、スピッツなどの楽曲(難曲は除く)が歌いこなせる人はメドが付きやすいと思います。高音部分が得意な友人にサビを歌ってもらうという作戦もアリだと思いますが、それでもmid2G等までは確実に歌いこなしたいです。
『Flash!!!』は地声部分の音域は約1オクターブであまり広くなく、また低音部分について余裕があります。サビの高音部分が辛い方は、キーを2~3程度下げても良いです。そうしたキー調整を行う場合においてもmid2F,mid2Gといった音階を確実に歌いこなせるように練習を重ねてください。
メロディーも軽快でKing Gnuの作品の中では手を付けやすい楽曲なのではないかと思います。一方で、常田さんの男らしい声色を再現するのは、努力が必要になるかもしれません。カラオケなどで歌うと盛り上がりやすい楽曲ですし、歌いこなせるとかっこいいと思います。