『TWILIGHT!!!』(King Gnu)

【地声最低音】mid1C(C3)
★刹那ひとm2A[とせよ] TWI[LIGHT!!!]【サビ】
★m1F[素]直じゃm1E–m1D[ない[ね]、涙枯れ果てDRY m2D[EYE]【Bメロ】
★m1D#[どんなこ]とばなら [届く]のだろうか【2番Aメロ】
☆m1D#–D–m1C[春夏秋[冬[の]TWI[LIGHT])
【地声最高音】hiA(A4) ※サビを中心に15回程度
★あなたとわたしのm2E–hiA地–m2G[NIGHT [FLI]GHT!!!]【Bメロ[常田]】
★hiA地–m2G[醒めない]醒めない]醒めないで A[悲しい]歌は]要ら[ない]わ【サビ】
【裏声最高音】hiB(B4) ※ラストサビ前
★TWILIGHT!!!- m2E[TWI]LIGHT!!! hiA–m2G[TWI]LIGHT] hiB–A[TWI]LIGHT]
【補足】mid2E(一部略)~hiAを含むフレーズ一覧
★hiA裏–m2G–E[行かない]行かない]行か]ないで【頭サビ】
★hiA裏–m2G[TURN ON][THE] A[LIGHTS!!!]
★点と点m2E[を]つm2D–E[ない[で]【Aメロ】
★よぞhiA裏–m2G–E地[ら]を]む]すんで
★(視えてくる)m2E–D^[果]敢[な]い])しょ[うE–D^[た]い[は])
★m2E–m2G[行きさ[き]はあなた[し]だ])い
★m2E地–m2G裏[一[生]が]い途方もない運命の1F–m1E[な[か]【Bメロ】
★もうとm2G–hiA裏–m2E地[ど[か]な]い過去は思いm2G地[出]の]ま[ま]
★お願い逢m2D#–D[い]たい]わm1F[ぁ] [足りないあ]なたが[ぁ]【2番Aメロ】
★m2F–m2G#–G[耳を澄[ま]し]て 一瞬よ一[生]は
★hiA裏–m2G–E[行かない]行かない]行か]ないで【頭サビ】
★hiA裏–m2G[TURN ON][THE] A[LIGHTS!!!]
★点と点m2E[を]つm2D–E[ない[で]【Aメロ】
★よぞhiA裏–m2G–E地[ら]を]む]すんで
★(視えてくる)m2E–D^[果]敢[な]い])しょ[うE–D^[た]い[は])
★m2E–m2G[行きさ[き]はあなた[し]だ])い
★m2E地–m2G裏[一[生]が]い途方もない運命の1F–m1E[な[か]【Bメロ】
★もうとm2G–hiA裏–m2E地[ど[か]な]い過去は思いm2G地[出]の]ま[ま]
★お願い逢m2D#–D[い]たい]わm1F[ぁ] [足りないあ]なたが[ぁ]【2番Aメロ】
★m2F–m2G#–G[耳を澄[ま]し]て 一瞬よ一[生]は
まず、『TWILIGHT!!!』についてです。この楽曲は、2025年にロックバンド・King Gnuによりリリースされたシングル作品です。この記事を執筆時点で最も新しいシングルであり、アルバムには未収録です。
『TWILIGHT!!!』は、青山剛昌さんの漫画を原作とした劇場アニメ『名探偵コナン 隻眼の残像』の主題歌として書き下ろされました。楽曲の質も相まって、同曲は既にストリーミングやダウンロードなどのランキングで上位にランクインしております。
『TWILIGHT!!!』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高め~高いレンジで歌メロが作られています(ソロだと明確に「高い」)。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすそうです。
今回の楽曲は、サビを中心にhiA等が多く登場します。また、Aメロ辺りもmid2E辺りが多いです。井口さんのパートは低音もそこそこ高く、全体的に発声が柔らかです。そうした点でも「中高音域が得意な男性」の方がマッチしやすいと思います。
一方、常田さんのパートは比較的低い音が目立ちますが、要所でmid2GやhiA等の地声高音も登場します。もし2人で歌う場合は、井口さんの高音パートを「中高音域が得意な男性(女性でも歌えなくない)」、低音パートは「標準的(orやや高め)な音域の男性」で歌うとよいと思います。井口さんのパートは特に裏声が多いため、その点でも注意が必要です。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音域でmid1Dやmid1Cが登場します。この辺りは女性の音域としてはかなり低いです。一つの目安ですが、原曲キーから3~6つ程度上げてみてください。ツインボーカルの曲ですので、1人だと一部歌いにくい部分が出てくる可能性があります。
最後に『TWILIGHT!!!』の音域についてですが、【地声最低音】mid1C(C3)~【地声最高音】hiA(A4)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高めです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1Cは2番Aメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。「高音域が非常に得意な男性」の一部は若干歌いにくい可能性があります。場合によってはキー上げを選択に入れてもよいと思います。ちなみに、2番Aメロは転調して曲の雰囲気が変わるため、音程を取るのが苦手な人は少し注意が必要です。
次に、地声最高音hiAはサビで登場します。登場回数は大体15回程度としています。この辺りは男性の音域としては高く、井口さんの発声も柔らかです。こうした点を踏まえると、通常はキーを下げた方が歌いやすいと思います。一つの目安ですが、原曲キーから1~4つ程度下げてみてください。
今回はmid2G~hiA辺りで裏声もよく見られます。その点で、器用な裏声発声が不可欠になります。hiA辺りを歌声で出しにくい「高音域が非常に得意な男性」などは少しキーを上げることも選択肢に入れてもよいかもしれません。ちなみに、裏声最高音hiBの部分は、少し分かりにくいので、個人的にはあまり無理しなくてもよいのではないかと推測しています。
『TWILIGHT!!!』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、音域についてはそれなりに広いため、ビギナーの練習曲には使いにくそうです。
今回の楽曲は、King Gnuの他の人気曲と比べると、メロ自体は比較的わかりやすいです。ただ、裏声や地声の使い分け、ウィスパーボイス、リズムなど難しい要素も多いです。キー調整を考慮しても歌い慣れた人向けの楽曲だといえます。原曲では2人で歌唱しているため、同じく2人で歌うと余裕を持ちやすいと思います。
『TWILIGHT!!!』を原曲キーで歌唱する場合、mid2E~hiAといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は井口さんの高音パートは全体的に中高音寄りであり、発声が柔らかです(域の成分が多い)。低音については、常田さんのパートでmid1Cやmid1D等が登場します。
こうした点を考慮すると、「(ある程度)高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました(ソロの場合)。井口さんの歌声が柔らかであり、そうした点も意識したいです
【まとめ】
①Bメロや2番Aメロで低音が登場する。全体でみると中高音寄り
②原キーだと「(ある程度)高音域が得意な男性」向け
③2人以上で歌うと余裕を持ちやすい
④井口さんの歌声が柔らかであり、そうした点も意識したい