(2020/04/02)裏声最高音を修正しました(hiC⇒hiD#)
こんにちは。今回はOfficial髭男dismの『異端なスター』(2017)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。最近はリクエストを頂くことが少し増えてきたのですが、中でもヒゲダン関連のリクエストが多くなっています。
なお、今回取り上げる『異端なスター』ですが、アーティストの公式チャンネルでアップロードされている動画は2番を除いたバージョン、もしくはLIVEの動画になっています。その点はご了承ください。
『異端なスター』(Official髭男dism)、Itan na Star
【地声最低音】mid1F(F3)
★そうやってm1F[え]らばれたスター [に]んきものさ
【地声最高音】hiD#(D#5) ※ラストサビで1か所
★汚mid2G#[名]hiA#{着]G#[せ]hiC[ら]hiC#[れ]hiD#[て]C#[も]
【裏声最高音】hiD#(D#5) ※ラストサビで1回
★hiD#[愛]hiC[を]hiA#[持っ]mid2G#[て]
【補足】mid2G~hiC#辺りの注意点
★いつからmid2G[か]薄っ[ぺ]mid2G#[らい][ゆう]じょ[う][や] (Bメロ)
★mid2G#[あ]mid2G[ふ]れかえるま[ちで]~
★mid2G#[じ]mid2G[ぶ][ん][ら][し][さ][に][さ][え]
★hiA#[無]hiB[関心]hiA#[になっ]mid2G#[て]
★mid2G#[「平等だ」ってう]そ[つい]た(サビ)
★いい子にmid2G#{なん]hiA#{て][な]hiC[ら][な][い][で!]
★汚mid2G#[名]hiA#[着][せ]hiC[られ][て][も]hiC[い]{い][か][ら]
★hiC[どう]hiA#[か] mid2G#[さ]A#[けん][で う][たっ][て]
★hiA#[無]hiB[関心]hiA#[になっ]mid2G#[て]
★mid2G#[「平等だ」ってう]そ[つい]た(サビ)
★いい子にmid2G#{なん]hiA#{て][な]hiC[ら][な][い][で!]
★汚mid2G#[名]hiA#[着][せ]hiC[られ][て][も]hiC[い]{い][か][ら]
★hiC[どう]hiA#[か] mid2G#[さ]A#[けん][で う][たっ][て]
★mid2G#{く]hiA#[や]hiC[し]hiC#[な]C[み][だ][を か]hiB[くし]{て笑][って](2番Aメロ)
★mid2G#[ぼ]mid2G[く]らは後[ろ]を[つ]hiA#{い]hiC裏[て]ま[わって]
★そんな自mid2G#{分]hiA#[が][好]hiC[き]hiC#[な][ら][む]hiB[ね][張][っ][て] (2番サビ)
★hiC[こ]hiA#[え]m2G#[と こ][と]hiC#[ば]C[で][聞][か]C[せ][て][よ](ラストサビ)
★そんな自mid2G#{分]hiA#[が][好]hiC[き]hiC#[な][ら][む]hiB[ね][張][っ][て] (2番サビ)
★hiC[こ]hiA#[え]m2G#[と こ][と]hiC#[ば]C[で][聞][か]C[せ][て][よ](ラストサビ)
※間奏のロングトーンはhiG#です。
まず、『異端なスター』についてです。この楽曲は2017年に4人組バンドOfficial髭男dismによりリリースされたミニアルバム『レポート』に収録されている楽曲です。アルバムのリリースに先立ち、公式チャンネルでセッションの動画が公開されています。先述の通り、動画では2番が省略されたアレンジになっています。最近のヒゲダンの知名度向上もあり、再生回数も伸び、2019年8月現在、200万回を超えています。
『異端のスター』のサウンドについてです。ヒゲダンらしいミディアムテンポのポップなアレンジです。公式で上げられている動画ではボーカルの藤原聡さんはボーカルに専念していますが、リリースされている作品では、ピアノも演奏されています。イントロではピアノの演奏のみならず、街の雑踏のような環境音、声ネタのサンプリングなどが織り交ぜられています。また、サックスフォーン、トランペットなどの管楽などの演奏も取り入れられています。最近のシングル『宿命』でもこうしたアレンジが取り入れられてましたが、管楽を大胆に導入する点もヒゲダンらしさの一つといえるのかもしれません。
歌メロディーについてですが、AメロBメロサビという馴染みやすいアレンジです。メロディーの良さも目を惹きますが、この楽曲についてはボーカルの表現力にも耳を奪われます。2番のAメロ、間奏でのフェイク、ラストのサビなどが特に印象的です。ちなみに間奏のフェイクは音域には表記していませんが、一番高く、そして目立つロングトーンの音階はhiG#です。
『異端なスター』の歌詞についてです。「自分らしさを抑えて無難な表現や、周りと同じ行動に出るのではなく、高らかに表現してほしい」というメッセージ性の強い歌詞になっています。個人的に好きだと思った表現は「寂しさ予防の恋愛」というフレーズです。確かに、好きだとか心が揺れ動いたから付き合うというよりも、周りが付き合ってるから誰か探す、寂しさを紛らわすように付き合うというような交際も多いように思えます。個人的にはそういう形で始まる恋愛もアリだとは思うのですが、「孤独であることを恐れなくてよい」という藤原さんの強いメッセージが伝わってきます。
添付動画の3:55辺りから『異端なスター』が始まります。
さて、最後に『異端なスター』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiD#(D#5) 、【裏声最高音】hiD#(D#5)でメロディーが構成されております。一般的な男性の音域よりもかなり高いです。
まず、地声最高音のhiD#です。ラストのサビで1回登場しますが、男性が地声で歌うには一般的ではありません。この場面は場合によっては裏声でも良いと思います。ただそれを考慮してもhiC辺りまでは安定的に使いこなせる必要があります。
楽曲全体で考えると、ボーカルの藤原聡さんはhiC辺りは明瞭で安定した発声が行われています。hiD#といった地声最高音に目が行きがちですが、むしろ、1曲を通してhiCの音階を確実に歌いこなすことの方が難易度が高いと思います。hiCを淀みなく歌いこなすことが可能であるならば、非常に高い完成度で『異端なスター』を歌いこなすことが出来ると思います。しかしながら、この音階も当然一般的ではありません。非常に難易度が高いです。
一般的な男性の場合、キーを下げるのが一番安定した選択だと思います。楽曲全体を通して頻出するhiCを基準として、原曲キーよりも4~5程度下げるとmid2G(#)辺りに設定されるので歌いやすくなるのではないかと思います。場合によってはもう少し下げても良いかもしれません。普段歌い慣れていない人はこの辺りでもミスをしたりしやすいと思います。
キーを下げて歌うことに抵抗がある人も多いと思います。しかし、たとえキーを下げたとしても自分の得意な音域を上手く使いこなせていれば、魅力的な表現ができると思います。先に挙げたmid2G辺りを最高音に設定するプロのミュージシャンも多いです。その点も考慮に入れて、キー調整を有効に活用してください。
コメント
原曲の「愛を持って」のhiD#の部分は裏声じゃないですかね?
>>1
コメントありがとうございます。
確認しましたが、ご指摘の通りです。
今は難しいですので、後々修正しておきます
ご指摘ありがとうございます。助かりました。
>>1
時間がありましたので、修正しました。
ご質問ありがとうございます。
2サビ終わりのフェイク部分はhiG#の裏声だと思うのですが、歌詞じゃなくてあくまでフェイクなので最高音域には含まれない感じですか?
>>4
夜遅く失礼します。
そうですね。「歌詞のある部分」などを中心に最高音を記載しております。
ただ、このロングトーンは私自身も滅茶苦茶かっこいいと思いましたので
【補足】に記載しております。
ヒゲダンの有名曲は色々カラオケで歌ってみましたが、これが1番つらいかもですね。hiG#まで出すとラストのサビがかなりキツイです。笑
>>6
ホントに、ヒゲダンに関しては過去の記事を書き直したいです。
歌ってみるとホントにしんどい曲が多いです。
地声hiD#は1回では無いですか?
この曲歌ってみましたがめちゃくちゃ体力使いますね、ひたすら高い感じでした
こんにちは。
質問なんですが、間奏のhiG#のフェイクがあると思うのですが、その後間奏終わり辺りの地声の音域はどのようになっているか分かったりしますか。
前の投稿に対してのコメントですみません。
以前の投稿へのコメントでもよいですよ。
hiG#のフェイクの後登場する地声のロングトーンはhiC(厳密にいうと、hiBから入ってhiC)
そのあとの「ティーリッティティティ」のところは地声でhiD#-hiD-hiC#-hiCと下がります。
見出しの部分で「地声hiD♯は2か所」とありますが、1か所の誤りではないでしょうか
コメントありがとうございます
修正しました。ご指摘ありがとうございます