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『YAH YAH YAH』(CHAGE and ASKA)の音域

こんにちは。今回はCHAGE and ASKAの『YAH YAH YAH』(1993)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『YAH YAH YAH』(CHAGE and ASKA)
『YAH YAH YAH』(CHAGE and ASKA)









【地声最低音】mid1F(F3) 

★必ず手に入れたm1F[い]ものは 誰にも知られたく[ない](Aメロ)
m2F[hang in there!] 病まないここm1F[ろで] (Cメロ)


【地声最高音】hiA#(A#4)  

hiA[その気に]hiA#[な]A[れ]m2G[ば]m2F[いい](Bメロ)


【補足】mid2FhiA辺りの注意点

hiA[勇気だ]m2G[あ]m2F[いだ]G[と](Bメロ)
★ m2F[YAH] G[YAH] hiA[YAH] [YAH] [YAH] YAH [YAH](サビ) 
★わずかな力がm2F[沈まぬ]m2G[か]hiA[ぎり] (3番Aメロ)
hiA[涙はいつも振り切れる]
★Tシャツm2F#[を]m2F[脱]ぐように(Cメロ)
★[強く 強く突き出すm2F#[よ]F#[に]]



 まず、CHAGE and ASKA(チャゲ・アンド・アスカ)について少し説明します。CHAGE and ASKAは1978年にデビューした2人組のデュオです。初期の頃は時代を反映して、フォークやニューミュージック色が強い作品が多かった印象ですが、その後シンセなどを使ったJ-POP色の強いアレンジになっていった印象です。デュオということもあり、ボーカルの表現が活きたものが多いです。
 代表的な作品としては、初期は『万里の河』、『モーニングムーン』、とりわけ各々200万枚以上のセールスを記録した1990年代の『YAH YAH YAH』、『SAY YES』が知られています。邦楽史上初めて、200万枚のセールスを複数記録したミュージシャンであります。有名曲以外にも多くのヒット曲、良曲があり、長く愛されているミュージシャンです。

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 さて、『YAH YAH YAH』(ヤー・ヤー・ヤー)についてです。この楽曲は、1993年にCHAGE and ASKAによりリリースされたシングル作品です。200万枚のセールスを記録したチャゲアスの代表的な作品です。同曲は、三谷幸喜さん脚本のテレビドラマ『振り返れば奴がいる』の主題歌としてタイアップが付きました。

 『YAH YAH YAH』はアップテンポのポップソングです。タイトルにもありますが、サビが「ヤー・ヤー・ヤー」のみで歌唱されており、非常に独特です。ただ、私なりにはBメロのフレーズなども非常に印象的でした。地声最高音はBメロで登場します。ラストのサビ直前で登場する「わずかな力が沈まぬ限り 涙はいつも振り切れる」というフレーズも力強いです。原曲キーの場合は、ある程度難しめの作品になると考えてください。
 



 さて、『YAH YAH YAH』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】hiA#(A#4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域より高めです。以下、見ていきます。

 まず、地声最高音hiA#はBメロで1回ずつ登場します。Bメロロサビではmid2F~hiA#など、高めの音が連続します。Aメロがやや低いですので、そこで上手く体力を温存して、Bメロサビへと爆発させたいところです。一般的な男性の場合は、キーを下げると歌唱しやすいと思います。

 同曲は低音部分に余裕がありますので、キー調整はしやすいです。歌い慣れていない人向けのキー調整も可能です。ただ、キーを調整するにしても、原曲のニュアンスを表現するには高めの音域を上手くコントロールしながら元気よく歌唱する必要があります。少しずつ練習を重ねてください。

 私なりのイメージですが、同曲は「高めの音階を力強く歌唱する練習に役に立つ」のではないかと思います。

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