『2月29日』(ヤバイTシャツ屋さん)
【地声最低音】mid1B(B2)
★なんでもないm1D[い]ちにちなんてない【Aメロ】
★まm1E[い]に[ち]が m1B[か]けm1E[が]え[の]ない日々
★あいつはなm1E[にし]てるのかな 特別な日m2E{になっ]たかな
★(日付を歌にしたら) m1B[そ]の日にラジオm1D[とか]で
【地声最高音】hiC(C5) ※全体で5回程度
★hiB–hiA[2]が]つ にhiC–B[じゅう]く]にち]ぃ【サビ】
★(2月) にhiC–B–A[じゅう]く]にち]B[ぃ]
★hiB–hiA[4年に]い]ち[度] わB–hiC[だ[い]に]な]れ【ラストサビ】
【補足】その他の中高音
★そm2E{れっ]ていいm2G[な] か[ん]じょうも乗りやすくていいな【Bメロ】
★よm2G–hiA[りに[よっ]て] (よりによって)【サビ】
★わm2E[か]らないけれど わ[かる]努力をしm2G–hiA地[てみ[よ]う]【2番Bメロ[男声最高音]】
まず、『2月29日』についてです。この楽曲は、2021年にロックバンド・ヤバイTシャツ屋さんによりリリースされたシングル『こうえんデビュー』に収録されております(いわゆるカップリング曲です)。同シングルには、『くそ現代っ子ごみかす20代』(過去記事)などの楽曲が収録されております。シングルは週間ランキングで5位にチャートインしました。
さて、『2月29日』はスローなバンド曲です。3人の演奏がが主体となったサウンドワークであり、バンド感があります。また、ボーカルについてもメンバー3人が担当しています。タイトルからも想起されるように、歌詞についてはうるう年に訪れる『2月29日』に焦点を当てており、ヤバTらしい個性的な内容になっております。
『2月29日』の音域的な特徴についてです。まず、同曲はABメロを男性、サビを女性が担当しております。男性パートについては「標準より(やや)高め」、女性パートについては「標準的なレンジ」で歌メロが作られております。
今回の楽曲は音域がかなり広く、ソロで歌うのは非常に大変です。その場合、「高音域が非常に得意な男性」、「標準よりやや低めの女性(低音も非常に得意)」等でないと難しいと思うので、一般的には2人以上で歌うのがよいと思います(しかもかなり歌いにくいと思います)。
同曲はAメロBメロは男性パートであり、一部を除くと標準的なレンジでメロが展開されます(2番Bメロで登場するhiAなど高い)。一方、女性パートについてはhiB-hiCなどが登場し標準的です。男性については「標準より高め」、女性については「標準よりやや低め~高音域が得意な女性」等が担当するとよいと思います。
最後に『2月29日』の音域についてですが、【地声最低音】mid1B(B2)~【地声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。男性パートについては一般的な音域と比べ「やや高め」、女性パートについては「標準よりやや低め~標準的な音域」で歌メロが作られております。。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1BはAメロで登場します。このmid1Bは男性の音域の範囲内ですが、それなりに低音感がなあります。ただ、今回のmid1Bは歌い出しの瞬間的な音であり、その点で少し楽かもしれません(「高音域が非常に得意な男性」だと少し歌いにくい可能性があります)。
次に、地声最高音hiCはサビで登場します。登場回数は5回程度です。このhiCは女性の音域の範囲内ですが、歌い慣れていない人だとスムーズな発声が損なわれやすいです。ただ、hiCは比較的克服しやすい音階ですので、少しずつ練習を重ねてみてください。また、高音域が苦手な方はキーを下げるのもよいと思います。
一方、男性パートの最高音は2番Bメロで登場するhiAであり、全体で1回だけ登場します。こうしたことを踏まえると、標準よりやや高めであり、一般的には少しキーを下げた方が歌いやすいともいます。
『2月29日』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができると思います(2人でパート分けして歌唱する場合)。今回は男性パートについては音域が少し広いため、ビギナーには向きにくいです。女性パートについては音域が広くなく、キー調整も含めればマッチする人が多いといえます。
今回の楽曲はメロディー自体は分かりやすく、覚えやすいといえます。一方、メロがゆったりしたスロー曲ですので、その辺りは少し歌いにくく感じる人もおられるかもしれません。また、スロー曲ですので、音程のミスが目立ちやすいです。
『2月29日』を原曲キーで歌唱する場合、男性パートはmid2E~hiAといった中高音域をしっかり歌いこなせることが求められます。また、女性パートについてはhiA~hiCなどが多く見られます。低音域については、男性はmid1D~mid1E辺りが多く、サビが中心の女性パートについてはmid2D程度と高いです。
こうしたことを踏まえると、男性については「標準より高め~高音域が得意な男性」、女性については「標準よりやや低め~高音域が得意な女性」などが原曲キーにマッチしやすいと私は判断しました。
なお、今回はソロで歌う場合、低音~高音までかなり広いレンジが要求されます。そのため、「高音域が非常に得意な男性」、「標準よりやや低め~標準的な音域の女性(低音域も得意)」な人に限定されるのではないかと思います。
【まとめ】
①ABメロは男性パート、サビは女性パートからなる(ソロだ音域がかなり広い)
②原キーだと男性は「標準より高め~」、女性は「標準よりやや低め~」などに合う
③ソロで歌う場合は、音域がかなり広いため、歌える人が限定される
④メロは分かりやすい、スロー曲なので人によっては少し歌いにくいかも
コメント
3日遅れの2月29日 笑
もりもとがこれだけ歌ってるのが珍しいですね、でもって意外と声低くないという
今回を逃すと4年後になる可能性があるので今日取り上げました
森本さん意外と歌上手いですよね
やっぱりバンドやってる人って楽器担当でも歌上手いですね