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『輝きだして走ってく』(サンボマスター)の音域

こんにちは。今回はサンボマスターの『輝きだして走ってく』(2018)を取り上げたいと思います。よろしくお願いします。今回はリクエストによる選曲です。


『輝きだして走ってく』(サンボマスター)
『輝きだして走ってく』(サンボマスター)の音域







【地声最低音】mid2A(A3) 

m2A[も][も]キミm2F#[が] 2A[こ[ころのm2G[な]か][ぉ]【Aメロ】
m2A[見]m2F#[し]ない 2A[そ]うになっm2B[て]
m2B[大]m2F#[夫] B[乗]り越m2AB[え][れる])【サビ】


【地声最高音】hiB(B4) ※全体で22回

★痛みをかm2GhiAhiB[か[かえき[れ]なくなっ[て]【Aメロ】
★誰のマネもしなくていいのhiAhiB[キ[ミ]だけの花よ咲け【Bメロ】
m2A[負]けなm2F#hiBA[いで[キ]ミ]の]ここ[ろ]【サビ】
★かhiAhiBm2G[が[や]い]て][て]
★だから簡m2B[単]に終わらせんhiBhiA[な]よ]【2番Aメロ】
hiA[か]hiB[し]い] [ま]B[う]を] 僕らかB[け]ら]れても【Dメロ】


【補足】mid2F#(一部略)mid2Gを含むフレーズ一覧

m2A[自]分じし[ん]m2F#[を] m2G[い]ま]【Aメロ】
★心臓の音が合図だm2F#[ろ]【Bメロ】

 まず、『輝きだして走ってく』についてです。この楽曲は、2018年にロックバンド・サンボマスターによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、2023年の『ラブ&ピース!マスターピース!』に初収録されました。同アルバムには、『ヒューマニティ!』、『はじまっていく たかまっていく』などのシングルが収められております。当ブログでは以前に『Future is Yours』(過去記事)を取り上げました。

 さて、『輝きだして走ってく』はドラマ『チア☆ダン』の主題歌として書き下ろされました。ドラマのモデルとなった福井県立福井商業高等学校のチアリーダー部が創部当初より『できっこないを やらなくちゃ』でダンスを踊っているという縁から楽曲提供が決まったそうです。
 楽曲の質も相まって、同曲はサンボマスターの作品としても知名度が高く、ストリーミングなどでも多くの再生回数を獲得しています。作詞作曲はボーカル&ギターの山口隆さんによりなされました。


 『輝きだして走ってく』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域としては高い(体感的には「かなり高い」でもよいかも)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいと思います。
 同曲は、男性の音域としては中高音寄りであり、mid2#やmid2G等の中高音が多く登場します(サビではhiB等が多い)。また、最低音がmid2Aであり、こちらも男声曲としては高いです。こうしたことから、「高音域が得意な男性」などに歌いやすい曲であるといえます。

 女性が同曲を歌唱する場合、人によっては原曲キーがマッチします。今回は最低音がmid2Aであり、音域的には女性曲と近いです。そのため、「標準より低め~標準的な音域の女性」などは原曲キーが合う可能性があります。反面、最低音mid2Aの登場回数などを考慮すると、「標準よりやや高め~高音域が得意な女性」などについては少しキーを上げた方がより歌いやすいのではないかと思います。その辺りは実際に歌唱して、各々調整を加えてください。



 最後に『輝きだして走ってく』の音域についてですが、【地声最低音】mid2A(A3)~【地声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高いです。以下、見ていきます。

 まず、地声最低音mid2Aはサビで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、mid2Aが最低音となる男性曲は、ほぼ「一般的な男性にとってはキーが高い曲」となります。今回の『輝きだして走ってく』は明確にこの傾向が当てはあまりそうです。

 次に、地声最高音hiBはAメロBメロサビと広く登場します。登場回数は全体で22回程度です。今回は曲全体を通してmid2F#やmid2G等の中高音も多く、最低音も高いです。そうした点も考慮すると、男性曲の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいといえそうです。一つの目安ですが、原曲キーから4~5つ程度下げてみてください。


 『輝きだして走ってく』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。今回は音域自体もそこまで広くないため、ビギナー向けの調整も一応は可能そうです。ただ、同曲は男性曲としては高いレンジであるため、高音域が苦手な人に合うレンジに調整するためには、多くのキー下げが必要になります。その点で違和感などを感じる人もおられるかもしれません。

 『輝きだして走ってく』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F#~hiBといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回は曲全体を通してこれらが多く登場します。また、低音域も高いため、男性曲としてかなり中高音寄りの曲です。
 こうした点を考慮すると、「高音域が得意(or非常に得意)な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。また、「標準より低め~標準的な音域の女性」なども原キーがマッチする可能性があります。

【まとめ】

①男性曲としては中高音寄り(女性曲と近い声域)
②原キーだと「高音域が得意(or非常に得意な男性)」に合いそう
③女性が原曲キーで歌唱可能な曲(人によっては少しキーを上げた方がよい)
④音域はそこまで広くなく、キー調整しやすい
⑤メロは分かりやすく、練習曲向き(男性だと少しキー調整しにくいかも)


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コメント

  1. 名無し より:

    こんにちは!
    サンボマスターの曲は元気が出ますよね!
    元気が出る繋がりで、 SUPER EIGHT(関ジャニ∞)のがむしゃら行進曲お願いします!

  2. かかい より:

    マリア・ディーゼル(アヴちゃん)の「I’m still alive today」とOfficial髭男dismの「50%」お願いします!

  3. より:

    周興哲の以後別做朋友の音域調査をお願いします!

    • もりっしー より:

      リストアップしておきます
      私が中国語を学んでないため
      苦戦するかもしれません
      ただ素敵な曲です