『虹』(ゆず)
【地声最低音】mid1E(E3) ※やや聞き取りづらい
★ 特別な事でm2D#[は]ないm1G#[さ] m1F#[そ]れぞれ【Bメロ】
★自分m2D#–m2E[次[第]で]日々m1F#[を]
★m1E–m2E–2D#[に]じを]え]がこう
【地声最高音】hiB(B4) ※サビを中心に計33回
★越えhiB[て] m2E–B–hiA#[越え[て]ぇ] 2G#–A#–hiB[越[え[て]【サビ】
★(流した涙は) hiA#[いつ]しhiB–A#–2G#[か]ぁ]ぁ]
【裏声最高音】hiB(B4) ※ラストで2回
★そっm2D#[と]架か[る] 虹のm2E-hiB裏[は[し]【アウトロ】
【補足】その他の中高音域
★m1F#[き]みの足に絡みつくのは何 劣m2D#[等]感?【Aメロ】
★1F#–m2E–D#[塗[り替]え]ていける【Bメロ】
★取m2F#–m2D#[り]も]どすの[さ]Roots【Dメロ】
★m1F#–m2B[光[と影を受け止め]た[なら] 行m2F#[こう] 2B[き]みと
まず、『虹』についてです。この楽曲は、2009年に音楽ユニットゆずによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、同じ年に発表された『FURUSATO』に初収録されました。アルバムには『Yesterday and Tomorrow』や『いちご』(過去記事)などのシングルが収められ、23万枚を超えるCDセールスを記録しました。日本レコード協会よりプラチナ認定がなされています。
『虹』は日本生命の企業イメージCMとしてタイアップが付きました。浅田真央さんや上村愛子さんなどのスポーツ選手が起用されたCMで、私自身もよく耳にした記憶があります。楽曲は、10万枚を超えるCDヒットを記録し、日本レコード協会よりゴールド認定がなされています。
同曲はAメロBメロサビで歌メロが作られ、全体的に親しみやすいメロディアスな歌メロが展開されます。特にサビの開放感が印象的であり、高音パート岩沢厚治さんの伸びやかなハイトーンが耳を引きます(サウンド面では繰り返されるストリングスのフレーズが心地よいです)。作詞作曲は北川悠仁さん、編曲はゆずと蔦谷好位置さん、弦一徹さんの共同でなされました。
『虹』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高い(体感的にはかなり高い)レンジで歌メロが作られています。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすいといえそうです。
今回の楽曲は、ABメロ⇒サビと楽曲が盛り上がっていきます。サビのハイトーンが特に際立ちますが、ABメロも決して低いわけでなく、相対的に中高音域が得意な男性の方がマッチしやすいです。低音についても男性曲としては高めであるため、そうした点でも中高音寄りの声域の男性向けです。原曲のように2人で歌うとより余裕を持ちやすいと思います(サビを女性が担当するのもよいかも)。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。一つの目安ですが、原曲キーから1~3つ程度上げてみてください。ただ、今回は低音域が男性曲としては高いため、人によっては原曲キーで歌えなくもないかもしれません。具体的には、「標準より低め~やや低めの女性」などは原キーがマッチする可能性があります。その辺りは実際に歌唱して微調整を加えてください。
最後に『虹』の音域についてですが、【地声最低音】mid1E(E3)~【地声最高音】hiB(B4)、【裏声最高音】hiB(B4)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、かなり高いです。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1EはBメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、今回のmid1Eは聞き取りづらいですので、その点はあまり意識しすぎなくてもよいかもしれません。低音域としては大体mid1F#辺りがしっかり歌えると形になりやすいと私は想定しています(男性曲の低音としては高い方)。
次に、地声最高音hiBはサビで計33回登場します。このhiBにはロングトーンが含まれており、かなり高音感があります。そのため、男性の音域としては高く、通常はキーを下げた方が歌いやすいと言えます。一つの目安ですが、原曲キーから3~5つ程度下げてみてください。
『虹』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分が得意とするレンジに調整することができそうです。ただ、今回は男性の音域としては高く、人によっては多くのキー下げが必要になります。その点で違和感などを感じる人も多いかもしれません。
同曲はメロディーは比較的わかりやすく、リズムなども取りやすそうです。一方、サビについてはロングトーンが多く、伸びやかであるため、その点で適切な発声や声量が求められまます。難易度は低くないですが、カラオケ映えするサビであり、歌いこなせると気持ちよさそうです。
『虹』を原曲キーで歌唱する場合、mid2F~hiBといった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はサビを中心にmid2G#~hiB辺りが非常に多いです(ABメロも低くはない)。低音についても男性曲としてはやや高く、中高音寄りの曲といえます。
こうした点を考慮すると、「高音域が非常に得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。2人で歌唱すると、いくらか余裕を持ちやすそうです。
【まとめ】
①サビの高音が際立つ。ABメロも決して低くはない
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」などに合いそう
③「標準より低めの音域の女性」も原キーが合うかも(一般的にはキー上げ推奨)
④メロがよく練習曲向き(歌いこなせると気持ちよさそう)
コメント
この記事待ってました
これ地hiBの中でも結構きつそうですね…
自分も高音域が非常に得意じゃないと歌えないレベルだと思います。
この曲はやはり岩沢厚治さんの高音が際立ってますよね
高音域が得意でないと大変な曲だと思います
八神純子の「みずいろの雨」「ポーラースター」「NATURALLY」お願いします!
いずれもリストアップしておきます
リクエストありがとうございます