『表裏一体』(ゆず)
【地声最低音】mid1G(G3)
★沸き立つ このm1G[か]ん[じょ]うは m2A[し]ろかくA[ろ]か【Aメロ】
【地声最高音】hiC#(C#5) ※全体で5回程度
★hiC#地–hiB–A–G#[いっ]そこ]の]ま]まに 時[を]綴(と)じて【ラストサビ】
【裏声最高音】hiD#(D#5) ※2番Bメロ(or ラストサビ)
★2G#–hiC#地^[き[お]く]の彼方に 手hiB地[を]伸B地–hiD#裏–C#[ば][し]て]【2番Bメロ[転調+4]】
【補足】mid2F#~hiC#を含むフレーズ一覧
★朝をむさE[ぼ]り 夜を吐き[出]し 生かんと[すm2F[る我]が]さ[が]【Aメロ】
★目指す未来と 置いてけぼりにしm2G–F[て]き]た過去
★過hiA地[ぎ]ゆく螺旋に目m2G[を]ほ[そhiB裏–A[め]て]【Bメロ】
★表m2A#–A[裏[一]体 ゆ2F#[び]では[じ]くコ[イG#–hiA地[ン[が]そ]ら]に舞う【サビ】
★どっちのhiB地–hiA–m2G#[け]つま]つ] ねF#[が]う
★かm2G#[さ]なったふ[た]つのhiB[未]来
★m2G#–hiA^-F#[ぐうぜ[ん]を]か]たる[ひ]つ然【2番Aメロ】
★つなhiB地–hiA–2G#[が]る]分]かれG#[み]ち
★どこまでも いつまでも hiB地–2G#^-hiC#裏[つい]て[くる][影]
★m2G#–F#[飲]み]込むのか 照らしだすの[か]
★m2F#[抗う]の[か] [すG#–hiA^-hiB地–G#[べ[てを]ゆ][る]す]の]か
★光 m2G#[暗闇] 愛情 [憎悪] 同F#–G#[じ根を持つ[つ]よいか]ん[じょG#[う]
まず、『表裏一体』についてです。この楽曲は、2013年に2人組音楽ユニットゆずによりリリースされたシングル作品です。アルバムとしては、翌年に発表された『新世界』に初収録されました。同アルバムは、20万枚を超えるCDヒットを記録し、日本レコード協会よりプラチナ認定がなされています。
さて、『表裏一体』は、冨樫義博さんの同名漫画を原作としたアニメ『HUNTER×HUNTER』のエンディングテーマとして書き下ろされました。楽曲の質も相まって、同曲はゆずのYouTube公式チャンネルで7000万回を超える再生回数を記録し、ストリーミングでも人気が高いです。作詞作曲編曲はゆずの2人に加え、ヒャダインこと前山田健一さんが担当しています。
ちなみに、ゆずは、2012年にも同アニメに対して『REASON』(過去記事)も書き下ろしております。
『表裏一体』の音域的な特徴についてです。同曲は男性の音域としては高い(体感的にはかなり高い)レンジで歌メロが作られております。低音域に余地があるため、一般的にはキーを下げた方が歌いやすそうです。
同曲は曲全体を通して中高音域が多く登場する楽曲となっています。また、最低音もmid1Gと男性曲としては高く、その点でも高音域が得意な人の方が有利には働きやすいです。発声は一部裏声も用いられますが、大部分は地声ベースでの歌唱がなされております。音域的には女性の声域とも近似します。
女性が同曲を歌唱する場合、原曲キーが合う人が一定数おられるのではないかと私は推測しました(人によってはキーを上下してください)。今回の楽曲は最低音がmid1G程度であり、女性が原キーでも歌えなくもない声域です。ただ、2番以降は息継ぎがかなりしにくいですので、女性であっても複数人で歌唱した方が安定すると思います。
最後に『表裏一体』の音域についてですが、【地声最低音】mid1G(G3)~【地声最高音】hiC#(C#5)、【裏声最高音】hiD#(D#5)で歌メロディーが構成されております。一般的な男性の音域と比べ、高い(体感的にはかなり高い)です。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1GはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、mid1Gが最低音となる男性曲は、高い確率で「一般的な男性にとってはキーが高い曲(要スタミナ)」となります。今回の『表裏一体』についても明確にこの傾向が当てはまります。
次に、地声最高音hiC#は2番Bメロやラストサビで登場します(転調の影響で、2番Bメロは1番より4つ高いキー)。登場回数は5回程度です。このhiC#に次ぐ地声高音としては、hiBがピークとなる場面が全体で14回、hiAが11回登場し、男性の音域としてはかなり高いことが分かります。
『表裏一体』は低音域に余地があり、キー下げは可能です。歌い慣れた人であれば、ある程度自分の得意なレンジに調整することができると思います。ただ、今回の楽曲は最高音が高く、一般的な男性が歌いやすいように調整するには大きなキー下げが必要になります。そのため、人によっては違和感などを感じるかもしれません。
今回の楽曲はメロディー自体は比較的わかりやすいです。ただ、要所で転調がなされるなどしているため、慣れない人は音程に一定の注意を払いたいです。また、2番Aメロ~Bメロ辺りは2人のボーカルが代わる代わる歌メロを担当しています。そのため、ソロで歌うのは非常に大変です。1人で歌う場合は、「どこで息継ぎを入れるか」「どこで妥協するか」などを整理しておきたいです。理想を言えば、2人以上での歌唱をおススメします。
『表裏一体』を原曲キーで歌唱する場合、mid2G#~hiC#といった中高音域をしっかり歌いこなせる力が求められます。今回はABメロ辺りでも中高音域が多く、低音も高めです。相対的に、高音域が得意な男性の方がマッチしやすいといえます。
こうした点を考慮すると「高音域が非常に得意な男性」、「標準よりやや低め~高音域が得意な女性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①AメロBメロサビと盛り上がるが、全体的に中高音寄り
②原キーだと「高音域が非常に得意な男性」などに合いそう
③音域的には女性の方が歌いやすい可能性がある
④2番AメロBメロは息継ぎが大変。2人以上で歌うのが理想
コメント
投稿ありがとうございます!ゆずの曲はどれも高いですね…
爽やかさよりロック色が強いかな?と思っていたこの曲、前山田健一との共作だったんですね!
ゆずはツインボーカルの上に、岩沢さんの伸びやかな高音がエグイんですよね
ヒャダインさんはホントにいい仕事をすると思います
リクエスト回答
ありがとうございます!!
こちらこそリクエストありがとうございます
発見が多かったです