『さくら(独唱)』(森山直太朗)
』森山直太朗の音域.png)
【地声最低音】mid1F(F3)
★m1F–G#[さ]く]ら並木のみm2D#[ちの]う[え]1G#[で]【Aメロ】
★m1G#–G–F[手[を[振り] F–G[さ]け]ぶ]ぅよ
★m1G#[頑]張れるm1F–G[気]が] G[し]たよ]
【地声最高音】mid2F(F4) ※全体で8回程度
★m2D#–D^-m2F地–D#–D^[あの]日のう[た])[が聴]こ]え[る]【Bメロ】
★m2F地–D#[せ]つ]な[にF裏–G–m2G#[散[り[ゆ][く]さ[だ]め知って【サビ】
★さらm2D#–m2F地[ば[と]もよ]
【裏声最高音】hiC(C5) ※サビで登場
★旅立m2G#–hiA#–hiC[ちの[と[き]ぃ]ぃ]【サビ】
【補足】mid2D#~hiA#を含むフレーズ一覧
★m2D#[ぼ]くらは[ぁ] m1G#–m2G#裏–G–F[きっ[と待]っ]てる]ぅ]【Aメロ】
★霞みゆく景色の中m2D#[に]【Bメロ】
★さくm2D#[ぅら] さく[ぅら]【サビ】
今 咲m2G#裏–hiA#–G[きほ[こ]る]
★F裏–G–m2G#–m2D#地[変[わ[らない]そ]のm1G#[お]もい[を] い[ま]
まず、『さくら(独唱)』についてです。この楽曲は、2003年に男性シンガーソングライターの森山直太朗さんによりリリースされたシングル作品です。元々は、2002年のミニアルバム『乾いた唄は魚の餌にちょうどいい』に収録されていた1曲ですが、2003年にシングル化されました。作詞は森山直太朗さんと御徒町凧さん、作曲は森山さん、編曲は中村タイチさんによりなされています。
同曲は、リリース当初は大きなヒットにはなりませんでしたが、少しずつ知名度を獲得し、ロングヒットを記録します。その年の年間CD売上ランキングでは3位となり、最終的には100万枚を超えるセールスに到達しました。また、2014年には配信部門でも50万ダウンロードを達成し、ダブル・プラチナ認定がなされました(ランキングデータブログBillion Hits!より引用)。森山直太朗さんを代表するシングル曲です。また、この楽曲のリリース以降、いわゆる「桜ソング」が着目され、ヒットする流れが続きました(ナタリーより引用)。
『さくら(独唱)』の音域的な特徴についてです。同曲は、男性の音域の範囲内(体感的には「やや高め」かも)で歌メロが作られています。一般的な男性が原曲キーで歌唱可能だと思いますが、場合によっては少しキーを下げてもよいかもしれません。
今回の楽曲は最低音がmid1Fとやや高めであり、その分mid2D~mid2Fなどの地声高音が見られます(mid2D#が特に多い)。そのため、地声最高音が滅茶苦茶に高いわけではないですが、見た目の音域よりも高く感じやすい可能性があると私は推測しています。また、全体を通して裏声が多用される楽曲ですので、裏声と地声の器用な使い分けは不可欠です(最近のJ-POPと比べると取っ付きやすいかもです)。
女性が同曲を歌唱する場合、通常はキーを上げた方が歌いやすいです。今回は低音が高いため、全く歌えないというわけではないですが、裏声の場面、地声高音の高さなどを考慮するといくらかキーを上げた方がより歌いやすいと思います。一つの目安ですが、3~6つ程度上げてみてください。
最後に『さくら(独唱)』の音域についてですが、【地声最低音】mid1F(F3)~【地声最高音】mid2F(F4)、【裏声最高音】hiC(C5)で歌メロディーが構成されております。一般的な。以下、見ていきます。
まず、地声最低音mid1FはAメロで登場します。この辺りは男性の音域の範囲内です。ただ、男性曲としては高めの低音であるため、相対的に中高音域が得意な人の方が合いやすそうです。
次に、地声最高音mid2FはBメロとサビで登場します。登場回数は8回程度です。このmid2F辺りは男性の音域の範囲内ですが、全体的に伸びやかな歌メロであり、mid2D#辺りの回数が多めです(間奏も短い)。そのため、体感的にはやや高く感じやすく、人によっては少しキーを下げた方が合うと私は推定しています。一般的な男性が原曲キーで歌唱ですが、高音が歌いにくいときは少しキーを下げることも選択肢に入れてみてください。
『さくら(独唱)』は低音域に余地があるため、キー下げはしやすいです。今回の楽曲は地声の音域が1オクターブであるため、キー調整の融通は利きやすいです。ただ、ゆったりした曲であるため、力量が要求されます。その点で、ビギナーなどの練習曲には少し向きにくいかもしれません(声質的に合いやすい人もいます)。
今回の楽曲はメロディーが分かりやすく、リズムなども取りやすそうです。音域がマッチするのであれば練習曲などに向きやすいです。また、同曲は裏声が多用されているため、裏声の練習にも非常によいと私は考えています。裏声については、最近のJ-POPよりも練習しやすいと想定しています。
『さくら(独唱)』を原曲キーで歌唱する場合、mid2C#~mid2F(裏声はhiCまで)といった中高音域がしっかり歌いこなせることが求められます。今回はmid2C#~mid2D#辺りが多く、サビおよびその周辺でmid2Fが登場します。一方、低音域としてはmid1F辺りが登場し、男性曲としてはやや高い印象です。また、間奏が短い分、歌い手が休憩できる場面も少ないです。
こうした点を考慮すると、「標準的(orやや高め)~高音域が得意な男性」などが原曲キーに合いやすいと私は判断しました。
【まとめ】
①全体的にやや中高音寄り。メロも伸びやかであり、見た目より高く感じやすい印象
②原キーだと「標準的(orやや高め)~高音域が得意な男性」に合いそう
③女性はキーを上げた方が歌いやすい
④キー調整もしやすいが、ビギナーには少し向きにくそう
⑤メロがよく練習曲向き。特に裏声の練習におススメ
コメント
この季節といえばですよね
歌っててしんどいというレベルではないですが、結構中高音に寄ったメロディだなとは思いました。mid2Gギリな人だと結構つまずく気がします
コメントありがとうございます
私も分析してて、標準か若干高めに感じました
その点で今回この曲を調査できてよかったと思います
ずっと歌い続けているけどホント難しい。
やわらかい裏声とやわらかい地声,一部力強い地声。
あとカラオケの音程バーが鬼門だったりする。
サビの「さくら」の音程バー,カラオケだと
mid2C mid2D♭ mid2E♭
か
mid2C mid2E♭ mid2E♭
になっているけどどっちも正確ではなく,もりっしーさんも分析しているとおりの感じのように細かいニュアンスが絶対必要になる(他の部分のメロもそういうとことある。)。
ていうのも私(いつも音程バー出してカラオケしますが)mid2C mid2E♭ mid2E♭ で調教されてしまった過去があるのでw
(あるあるですけど,レパートリーになった曲を久々原曲聞いて間違って覚えていたって気付くやつ)
774さんコメントありがとうございます
【さくら さくら】を【さくぅら さくぅら】としてる場面ですね
お気付きいただきありがとうございます
こういうゆったりした音数が少ない曲は、微妙な抑揚が必要になりますよね
「音程バーが鬼門になっている」というのは私も盲点だったかもしれません
「原曲を聞いてみたら、ちょっと違って覚えてた」というのは私も意外とあるあるです
非常に参考になるコメントありがとうございます